船大工の修行1
カンコンカンコンッ!
ガリッガリッ!
シュカシュカ
俺はひたすらに師匠の下で船作りの為の修行をしている。
俺が目指すのは今のこの修行を受けて決まった。目指す形としては海賊船みたいなもんだな。なんでも師匠の話では海には海固有のモンスターが出るらしくそいつらは船を襲って来るらしい。だから、有る程度自衛機能の着いた船を作らないとやられちまう。
とは、言うもののなかなか一人ではそんな大きさの船を造るのは時間がかかる。
今は修行の身だから、時間が無いしこの修行を終えても多分その船を造るのに現実での1日は軽く絶やすことになるだろう…
でも、俺の心は既に固まっていた…
俺は立派な海賊船を作り上げると言う方向に
向けて。
その為にも今は、早く船作りの基本をマスターして、師匠に認められないとな。
カンコンカンコンッ!
ガリッガリッガリッ!
シュカシュカ
かれこれ、4時間以上俺は同じ作業を繰り返し続けた。
永遠に気を掘り出したり釘でつなぎ合わせたり鉋で削ったり…
俺がもし飽きっぽい人だったらこんな作業絶対にやってらない。
でも、これでようやくこの同一作業は終わりそうだな。
「じゃ、次行くか」
え?
今なんて…?




