また、一緒に…
ありがたい指摘をいただきました。
読者の皆様ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いします。
今日は火曜日、俺と三好は昼休みに何時ものメンバーとの昼飯でなく屋上にて二人で昼飯を食うことにした。
「なぁ?」
三好が口を開く
「ん?」
「今日ここにさ、あいつよんだんだ」
は?何爆弾発言してんの?冗談だよな?
「マジで?俺帰るよ?気まずいから…」
そんなことを言いつつ立ち上がった俺の目線の先にはもう、あいつがいた。龍造寺が…
「話って何?」
龍造寺がぶっきらぼうに尋ねて来る。
俺は何も知らないからお願いだから、怖いから気まずいから早くこの空間から抜けさせてくれ。
「すまなかった」
三好が頭を下げた。
「何を今更」
竜造寺が鋭い目つきで三好を睨む。
俺の目の前でいきなり謝った三好とそれを睨む龍造寺なんて構図で俺がここにいる必要があるわけない。なんであいつこの場に俺を読んだんだ?
「俺は、お前ともう一度楽しく過ごしたいんだ…だから、もう一度3人で馬鹿やったあの日に戻らないか?」
「何言ってんの?あんたらが先にあたしをはぶくようにしたんでしょ?」
三好は落ち着き払った様子で、龍造寺は激昂した様子で会話してる。
やっぱり俺はこの場に必要はないよな…
そいえば、三好の話によると三好の好きな戦国武将の三好長慶は、主君を追放したり謀略を働いたりする悪い人だったよな。
まぁ、最後は家臣の裏切りで家を乗っ取られる。そんなことを言ってたな。
そんでもって、竜造寺の好きな武将は竜造寺隆信だっけか…あいつも自分の名字にあやかってる武将なんだよな。あいつらにたもの同士の一面も有るからな。竜造寺隆信も、かつてのという形だけど主君と戦争してるし、最後は過信の裏切りによって合戦で不利になり最後は捕まって死んじゃうんじゃなかったっけ?
そんな、どうでもいいことを思い出してるうちに何故か、龍造寺が泣いていた。
「私だって、こんな風になりたかったわけじゃ…ない…だから」
おいおい、ガチ泣きだぞ?
俺は知らないぞ?
『ガチャリ』
そう思いながら俺は屋上から出るためにドアノブを回した。
その後、俺はできるだけ三好を避けて学校から帰った。あんな修羅場に一人置いてけぼりにしたからな流石に俺が気まずい。
さて、憂さ晴らしにログインするか。
時刻は現実の7時つまり、ゲームの中では朝の4時か…まぁ、そろそろ人が増え始める時間だな。
ログインした俺のメニューにメールが一件届いていた。
『翡翠さんの露天で待ってる』
管領からの極めて短いメールだった。
行くしかないか…
俺は露天に行くために歩みを進める。
露天には、管領、翠、そして、龍造寺がいた
一応ゲームの中ではプレイヤーネームを使うのが常識だけど、俺はあいつのプレイヤーネーム知らないんだよな…
「私、『肥前の熊』だから」
「そ、そっか…」
俺の心を読んだかのように、龍造寺が。
いや、肥前の熊が喋った。
「本題に入るぜ?ホノイ?」
管領が俺に確認してくる。
「なんだ?」
「他のやつには確認を取ったんだけどよ、
この二人を鋼鉄の絆に加盟させる。」
「ん?」
いま、こいつはなんて言った?
「加盟させる?
ただでさえ気まずいのにか?」
俺の本音が漏れた。
これは、まずいかもしれない。
「そのことならもう解決したから」
全然解決なんてしてなさそうな雰囲気の肥前の熊がそう応える。
おいおい…
大丈夫かよ…
今後ともよろしくお願いします。




