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俺は生産職で有ることに誇りを持つ!!  作者: 嘘つきの野暮
第四章〜恋の予感?熱いのはどっち?〜
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もう一人の幼馴染

新キャラ登場となります。

キャラを整理した方が良いでしょうか?

とか、思いながら書いています。


では、今後ともよろしくお願いします。

振り返ると俺が想像していた顔の女が立っていた。

龍造寺明子りゅうぞうじ あきこ

顔は端正な顔つきながらも髪型からスポーツをやっていそうな雰囲気を漂わせている。

俺達の、三好と俺の幼馴染。

ガキの頃からずっと3人だった。

あの時までは…

まぁ、翡翠さんがいる前でそんな険悪な空気を見せるわけには行かないからな。


「や、やぁ、龍造寺さん…」


「ぁ、うん、星野君…」


二人ともよそよそしい様子で挨拶を交わす。

あいつもこの場を察してくれたみたいだな。


「悪い、俺用事思い出したから…」

そういいながら俺はその場を立ち去る。


「え?あ、ちょっと?」

後ろで慌てている翡翠さんを無視して歩き出す。

ちくしょ、なんであいつがいるんだよ。













あいつと、俺と、三好は小学、中学、高校と一緒の幼馴染トリオだった。

あいつは、三好と同じで戦国時代オタクでありながら、中学の時は軟式テニス部に所属して全国まで行ってる。今の部活は硬式テニスだけど、活躍しているみたいだ。

俺達3人は馬鹿やりつつも勉強もしっかりやりながら時には喧嘩もしたりしつつ高校に入学した。

その時くらいからかな…

いや、もう少し前か…

俺達がお互いに男女を意識し出したの時は。


俺達の関係が決定的になったのは三好が発端なんだけどな。

高校に入学してすぐに、三好と龍造寺は、付き合うことになった。

その時は、俺だけがはぶかれた感じがして、嫌だったんだけど、そんな中でも二人とも俺だけが取り残されないようにしてくれていた


でも、三好が一方的に悪いんだけど二人は別れることになっちまう事件が起こったんだ。


あれは一年前のちょうどこの頃、一年生の時の球技大会であいつは活躍した。

そして、あいつは他の女の子にモテモテにやってしまいデレデレしながら女の子達の要求に応えたりしているうちに、龍造寺が来ていることに気がつかずにずっと他の子と話してたんだ。

折角、龍造寺がお疲れ様の意味を込めたお菓子を作って待ってたのに…


それから、喧嘩になった二人の間を取り持つことになった俺だったんだけど、内心早く二人の関係が終われって思ってた俺がいた…

俺は、あえて、三好の肩を持つ発言を繰り返した。




その結果、龍造寺が俺達の元を離れた。

多分、三好との関係が終わった時点で元の関係に戻るのは不可能だったんだろうけど…

今のような関係にまで悪化することは防げたはずだ。







考え事をしているうちに本拠地に着いた。

管領に、いや、三好としてのあいつにしっかりと伝えないと。

「三好いるか?」

俺が真面目な声色で声をかける。

奥からあいつが出てくる。

「どうした?リアルの名前なんかよんで?」

おどけた様子の三好に

「龍造寺がいた」

これだけで十分だろう。

こいつなら、それだけで伝わる。

「そっか…なんか言ってたか?」

ありきたりな言葉を返して来た。

「いや、何も」

まぁ、言える雰囲気じゃなかったしな。

「明日、学校で二人で話さないか?」


俺たちは明日の約束をかわした。

今日はもうログアウトしたい。

生産とかいうテンションじゃないからな…




お読みいただきありがとうございました。


新キャラのネタは、戦国武将

竜造寺隆信です。

あまり有名ではないと思いますが…

肥前の熊とも呼ばれた九州の大名です。


そんな異名にちなんだ強キャラに来ていたいと思っています。

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