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俺は生産職で有ることに誇りを持つ!!  作者: 嘘つきの野暮
第四章〜恋の予感?熱いのはどっち?〜
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ナンパの成功率って?

今回から、第4章に入ります。

今後ともよろしくお願いします。

「にしても、お前いつも無茶苦茶な無茶しすぎなんだよ」

管領の何度目だよって、突っ込みたくなるほど聞いた言葉が耳に入る。

俺たちは学校で飯を食いながら昨日の振り返りをしていた。月曜からこんなんだと気が滅入る。


「しゃーねーじゃん?あーするしかあの人やれなかったんだし…」


論点になっているのは、俺が蛇腹さんと相討ちになったことだ。

いやいや、あの人と相討ちって、だけで褒めてもらってもいい気がするのは俺だけかな?


「そいえば、これから、どうする?

今後の活動方針確か火山に進むんだよな?」


俺が話題を変える。


「そうだよー」

海が同意してくれる。


「ネットに公開されている情報では火山には冷却水って言うアイテムを飲んでから行かないと暑さで体力の低下と疲労感がましていくらしいよ」

鈴本が待っていたかのように喋り出した。


「つまり、それ相応の準備がいるってわけだな?」

三好が尋ねた。


「そう言うことだね」

鈴本が答える前に、なぜか杉田さんが答える



「じゃあ、準備が整い次第今日はみんなで火山に行ってみようぜ?」

後藤が提案しそれが承認された。

今日の予定ができたな。











学校から帰宅し、俺は早速インして冷却水を買うためにNPCの店を見て回っていた。

「もし?」

聞き覚えの無い透き通った声だ。

「誰?」

どんなNPCだろうか…要求クエストでも出されるのだろうかそう思いながら振り向く


「キレイな人だ…」

思わずそう口にしてしまうほど美人な人がそこに座っていた。


「?もしよろしければ私のの商品見て行って下さらない?」

女の人が口を開いた。











どうやら、彼女はプレイヤーで露店をやっているらしい。

彼女の名前は翠さんというらしい。

彼女は生粋の、生産職プレイヤーらしい。

そして、俺の事を知っているらしく、この前のイベントを見ていてぜひ一度あって見たいと思っていたところおらが通りかかった。

なんて、偶然だろう。こんな美人な人に会えるなんて…

彼女の職業は【薬師】

彼女のスキルは

【薬品生成】【家具生成】【雑貨生成】

【解析】【絵術】

という、スキル構成だらしい。

絵師とは、絵に書いたものを一時的に現実化して、それを利用して戦うらしい。

なんだか、難しそうな戦い方だな。

それ以外のスキルは生産に関わるものばかりで見てみれば薬品から小物、雑貨、家具まで置いてある。

「じゃあ、冷却水ありますか?」


「ありますよ。一つ20Gです。」

この世界の物価が安いのか高いのかわからないけど薬品関係というか消耗品の類はたまに安すぎるものが有る。今回もそうだ。

「じゃあ、16個もらえるかな?」

俺は、そういってお金を出す。

「320Gになります?えっ⁉︎」

彼女が驚いた顔をしている。

「そんな、多すぎます‼︎」


俺が渡したお金は明らかに多いお金むしろ、通常の物価よりも高値の2000Gおそらくこれだけの数を市販で買えば1000G程度。

でも、残りは俺の気持ちだ。


「俺とのフレンド登録代ってことでどう?」


あ、ここに来て分かったよ。

俺はこの人をナンパしたかったんだね…

あー、嫌われるかなこの人に…


「そんな…お金なんていただかなくてもそんなことはこちらからお願いすべきことなのに…」


あれま、OKなんですね?

まぁ、ありがたくしていただきます。


「これでよしっ!」


俺は、満足した顔でこの場を後にした。

良い報告と俺のここのうちに秘めておくべき発見の両方ができた良い買い物だったな。


読んでいただきありがとうございます。

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