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俺は生産職で有ることに誇りを持つ!!  作者: 嘘つきの野暮
第三章〜公式イベントと学校行事〜
50/119

決勝戦4〜決着。他人視点《アナザー・サイト》〜

今話で記念すべき50話目となります。

長いようで短かったです。文章的にも…


みなさん今後ともよろしくお願いします。


今回ですが、主人公の戦いの途中からと脱落後の今回のイベントの決着を、管領視点で書きました。

横から爆音が聞こえた。

横目で確認するが爆風とそれで巻き起こっている砂塵でその爆発の中心で何が起こったのかわからない。


「うっ⁉︎」

俺の目の前を二つの剣が過ぎ去る。

俺は気を抜いてはいけない。

俺の目の前で、バロンさんが双剣を振るっている。


「管領さん、余所見をしている暇はありません。我々は2対1という有利な状況なはずの状態で若干…いえ、確実に押されている」

ハ・デスに声をかけられる。

「分かってるよ…」

そうなのだ。そんなことは言われなくても分かってる。流石に攻略組の連合のギルマスだ

格がチゲぇな。


でも、勝機は有る。

俺は地雷をばれないように埋めるという作業を固定砲台を撃ちながらこなした。

つまり、俺が使っていた固定砲台の近くには地雷が埋まっている。

そこに誘い込むか、その前に俺が固定砲台をやつに直撃させるか…

そのためには、こいつを上手く乗せて囮をやらせるしかない。











「蛇腹さんがやられただとぉ⁉︎」

ベルと戦っていた奴が声を上げた瞬間にその隙をついて、ベルがそいつをハンマーで殴りそいつが光になって行く。

「ホノイのやつやりやがったか?」

俺は、横目でさっきの爆発の中心の辺りを見る。そこには、相討ちとなって光になって行く蛇腹さんとホノイの姿があった。

あの野郎、無茶しやがって。

「蛇腹がやられたか…やはり、貴様達は私達が注目しただけのことは有るなっ‼︎」

バロンさんが双剣で舞う。

「のわぉっと⁉︎」

また、やっちまった他のことに気を取られちまった。それでも、俺は懲りずにメニューを開き仲間の生存者を確認する。

「え?」

知らない間に俺たちは俺とベルだけになっていた。

「ハ・デスお前ら生き残りは?」


「我輩だけだ」

ハ・デスが間髪入れずに答える。

向こうの人数はバロンさんを除いて、俺の目に入るだけで5人…

というか、ベルが囲まれている。

ベルも時間の問題か。


「勝負に出るぞ‼︎」

「御意」


ここでバロンさんを倒さないと数でやられる


俺とハ・デスの無言のコンビネーションが始まった。


ハ・デスが、バロンさんのかなり左に向かって駆け出す。バロンさんの目もそれを捉えている。なるほどな。そう言うことか。

「そこぉっ‼︎」

散弾銃をバロンさんの体の中心からやや斜め右上に向けてぶっ放す。

ヒョイっと、横っ飛びの要領で弾丸を全てよけた。これだけでもチートだよ、この人。

でも、これで終わらない。そうだろ?

ハ・デスよぉ?


「【致命の一撃】」

左に駆け出していたハ・デスが背中を取る形でアーツを発動する。

どうやってもよけられないだろう。

俺は、勝負を決めるために散弾銃を握り直す


「無塵」

バロンさんがこの言葉を発しながら、体を後ろにねじった瞬間にバロンさんの剣が黒く揺らめいたかと思うと、刀身が黒く伸びて行き

ハ・デスの剣とぶつかる。

はずなのに、ぶつからずに剣がその黒く伸びた刀身に吸い込まれさらに、それがハ・デスにも、ぶつかり吸い込まれて行く。

「なんだとぉ?」


そう言い残し、ハ・デスが光になって消えた


くそ、こいつまだこんな技を隠し持ってやがったか。これは多分今まで秘匿にして来た技


恐らくは、希少ボスの素材を使った特殊スキルと言ったところだろう。

「万策つきましたか?」

これは、予想外だ。

でも、まだ俺には策が残ってる。

「ベルこっちにこいっ!」

ベルを呼び出す。

ベルがダメージをおいつつ囲みを抜け出して来た。

「また、連携ですか?無駄ですよ?

この技の持続時間は5分ですよ?」


長いのは計算内だ。

だって、今だに消えてないし俺を急いで倒しに来ないからな。

「まぁ、俺にも策があるんだよ」

俺はおもむろにバズーカ砲を取り出しバロンさんに撃ち込む。

これでやられないことは分かってる。

俺たちは後ろに向けてかけ出した。

あるものが有る方向。そう、固定砲台。



「その、砲台で私を吹っ飛ばす気ですか?

面白いですね。やって見てくださいよ」



よし、地雷はばれてない。

やれる。


バロンさん達はギリギリ地雷を踏まない辺りで立ち止まり剣を両手に持ち広げ固定砲台の砲撃を待ち構えている。


「くらぇぇぇっ‼︎」

俺は、このかけがばれないようにこの一撃があたかも本来の一撃で有るかのように砲撃する。





「はぁぁーーーっっ‼︎‼︎」

黒い刀身が、弾丸を飲み込み消えていく。

「私達の勝ちみたいね」

そう言いながらバロンさんが一歩踏み出した










「あばよ」

爆音と共に、六人の姿が消えた。

周りで誘爆する距離にしかけておいた地雷が爆発し逃げ場の無い爆発が俺たちの目の前で起こっている







『winner【鋼鉄の絆】』


「お、終わったぁ」

俺はそう言葉にして地面に突っ伏した。




決勝戦もついに終わりました。

次はこのイベントの事後処理をし、

その次から次章に入りたいと思います。

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