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俺は生産職で有ることに誇りを持つ!!  作者: 嘘つきの野暮
第1章〜平凡からの脱出を図りたい…〜
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アイテムGET。ついでに、初武器生成?

俺たちは見事、始まりの街へ帰ってきた。


周りの話を聞くところによるとあのカブトはそこそこ強いらしく俺が苦戦したのにも納得がいく。

俺はこう見えても、ケンカには少し自信があり殴り合いは負けたことがない。

リアルでは、でも殴り合い限定ね?




俺はアイテムボックスを開くと素材を確認した。


【頑固カブトの殻】×3

【頑固カブトの角】×1

【頑固カブトの脚】×4



と、表示されていた。

うん、これがどんなもんなのかわかんないけど、とりあえず始めての素材GETだな。



「なぁ、これからどうす…」


そう問いかけようとした、先に親友はいなかった1通のメッセージを残して


『あ、俺時間来たで落ちるね〜

とりま、フレンド登録しといてね〜笑』


とりあえず、申請を許可する。



うん。


あした学校でひねり潰そうwww








一人になりなにをしようか、悩んでいると

声をかけてくれる人もい、、、



ないもんなのだ。



とりあえずメニューを起動してスキルの確認をする。

武具生成これか、

これをやらないと俺は一生武器なしで戦わなくてはならない。

俺が装備可能な武器の生成に、絞り込み生成可能な武器の種類を確認する…




「えっ!?!?!?」




俺に装備可能な武器、それは拳闘術によって、解放されたごくわずかな武器のみ。

そして、その多くは、リアルではこう呼ぶ。

『メリケンサック』と…





うん、

無いよりましだね。作ろう。

作りたいツクリタイツクリタイツクリタイ。





「やり方わかんねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」








結局NPCに話しかけ適当な鍛治工房を紹介されて、放り出された。


「よう、若造、ここになんのようだ?」



すごい厳つい人に話しかけられた。



「あ、あの、武器を、せ、生成したいんですけど…」


どもっちゃった。

やばい、ヤられる。




「そーか、俺はここのマスターの《テツ》

だ。で、なにを作りたいんだ?」




え?

マスターなの?

何かって?そりゃ、メリケンサック…




「あ、あのメリケンサックを…」




「ほぅ」


厳つい顔が一瞬意味深な、笑みを浮かべる。


「ついて来な」



そう言われ、腕を引っ張られる。






ヤバイとこ来ちゃった。

さっきのNPCまじ、なんなん?

これ、初見殺し?やめてーーーー。






「ここで、おまえに作り方を伝授してやる。」



作り方?メリケンサックの?

あ、あ、ありがたいんですけど

怖すぎる…


「で、素材はなにが有るんだ?」


う、こんだけしかない。

たりなかったらこれ、どうなるんだろう?

殺されるの?ヤバイからね?本当に?

少ないからね?ないからね?




「これだけなんですけど。た、たりますか?」



「おぅっ!十分だ」



あ、よかった足りるんだ。








ガチン、ゴチンと、硬いハンマーでさらに硬い殻を叩く音そして、穴を開けるために錐のようなもので削る音が響く。

なるほどこうやって作るのか…


初めてということでほぼ全部の工程をやって見せ、やらせてみせてくれた。

ここのマスター実はごっつぅぅええ人なんやないのか?

そんな疑問が浮かび始め




そして、完成した。



あの殻を、利用した黒色のメリケンサック

さて、手にとって見るか。


ちなみに、手にとってみれば解析したりする関係のスキルはなくていいらしい。




【頑固カブトサック】



威力25

VIT+3%




ん?なんだ、このVIT+3%って、まぁ、いいや、とりあえずお礼言わなきゃ。




「ありがとうございましたっ!!」




「おぅっ!」





始めての俺の武器が完成した。




そして、俺のゼロだった所持金に知らぬ間に追加されていた500Gという表記が、0になった。


「今回は初回サービスな?」



そう言われて始めて気づいた。

え?500GいつGETしたの?


え?本当は何円だったの?









ピロロン

スキル武具生成のレベルが上昇しました。









え?

あの、マスターの笑みって、なんなんだろう…………







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