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俺は生産職で有ることに誇りを持つ!!  作者: 嘘つきの野暮
第三章〜公式イベントと学校行事〜
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決勝戦の仕組み…これぞ本当の大乱闘

読んでくださる方ありがとうございます。

俺にメッセージが届く。

『おめでとうございます。貴チームの決勝戦進出が決定しました。他ブロックの決勝戦進出チームが決定するまで、闘技場にて、お待ちいただきます。30秒後に自動で転送されます。』



「お前の仲間たちがやったみたいだな。

仲間に感謝しとけよ?」


虎に声をかけられる。


「はい」


言われなくてもそのつもりだ。

今回俺はほとんど役に立たなかったしな。






だんだん体がふわふわしてきた。

目の前が光に包まれる。











目を開けると俺たちは闘技場に集められていた。

「よっ!ホノイ!!」



後ろから影にタックルされる。

「みんな、すまなかった」


俺は素直な気持ちで謝る。


「は?」

管領が、とぼけた顔をしてこちらを見る。


「いや、だからすまなかった‼︎」


俺は謝るしかない。俺は役に立たずに死んだからな。


「いや、謝るのは俺の方だからな?

お前、何頭下げてんの?」


管領にそんな事を言われた。

そうだよな、俺頭しっかり下げて謝らないとな。

って、え?



「今回のイベントでよ、皆今までお前一人に頼ってる節があったし、俺たちは少し自分自身を過大評価し過ぎてた。

今回、お前がやられてからそれに気がついたし、今回みたいにしっかり策を練った敵が相手の時にお前がいないと俺たちは簡単にやられちまう。だから、俺たちはお前がいなくても、自分たちでそれを考えれるようにならないと、って思ったのさ」

影にこんなことを言われた。



「だから、次の決勝戦では、もう、ホノイ一人やらせるような事態は作りませんし、不意打ちも受けないようにします」

ベルにもそう言われた。



皆は、俺が一人やられたことに怒っていなかった。



それが分かってなんだか、ホッとした。






『ワァァァォッッッ‼︎‼︎‼︎‼︎』


闘技場のモニターに何処かのチームの勝利のテロップが流れている。


ん?

不死鳥フェニックス

だと?

この前のところじゃないか。


どうやら、奴らはAブロックの決勝戦進出決定チームらしい。











次々と代表が決まって行くDブロックは

霊騎士ゴースト・ナイト

Eブロックは大蛇アナコンダだ。

俺たちに宣戦布告してきたチームは全部のチームが勝ち上がったみたいだ。


さらに、Cブロックは『妖精達の羽音』という、中学生や小学生のみの連合。

Fブロックは『悪魔デーモンの断末魔』

という連合で、全員が厨2的な意味で痛い連中だ。










全チームが闘技場に揃う。

この前俺たちに宣戦布告しに来た三連合以外は初顔合わせだ。


運営の男が現れる。


「それでは、これより来週の日曜日に開催される決勝戦の説明をいたします。

決勝戦は、この闘技場にて行われます。」


そう言った瞬間その闘技場に詰めかけたプライヤー達がざわめく。


闘技場は広いとは言え、500m×500m四方の正方形の形をとっている。

こんなところで六つもの連合が戦闘するなんて…

まさに、『大乱闘』

運営の狙いはこれか。

俺は心の中で独り合点していた。


「では、これより決勝の際の陣取りをクジで決めていただきます。各連合の代表者の方は前にいらしてください」



「お前行けよ」

完了に促され、俺が前に出る。

俺はサブマスらしいんだけどな〜。




「やっぱりお前達も上がって来たか」

紅蓮に声をかけられる。



「決勝戦が楽しみですね」

バロンさんにも声をかけられる。


「ふふ〜ん」

上機嫌な蛇腹さんも揃った。


連合ギルド妖精の羽音のギルマスの少女はまだまだ幼い顔立ちの女の子だ。

反対に、悪魔デーモンの断末魔のギルマスは、同じく幼い顔立ちのリアルの厨二なのではないのか?と言いたくなる少年が

「このイベントを制するは我等か…」

などと、呟きながら前に出て来た。



「それでは、説明をさせていただきます」










どうやら、1〜6までの数字の割り振られたクジを引く。

1は、入場門から見て闘技場の一番右上

2は、右下

3は、左上

4は、左下

ここまでは問題もない。

でも…

ここから、が問題だ。


5は、1と3の中間、中央の上に配置される。

6は、2と4の中間、中央の下に配置される。



これは、1〜4は当たり。

5・6は、ハズレだな。









俺を含めた6人は同時にクジを引く。

俺の引いた番号は…







6





はぁ…

なんで、こんなに俺は運が悪いんだろうか…


早速皆に謝罪だな。





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