このイベントの落とし穴
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次の瞬間、俺たちは地面に叩きつけられた。
完全な不意打ち。
もろに地面と直撃してしまう。
「ぐぁっ!」
全身に痛みが走る。
いくらゲームで痛みが軽減されているとは言え、流石に痛い。
ステータス画面を確認する。
今の一撃で俺のHPは3/5削られた。
一撃が強すぎるだろ。
今のは、おそらく魔法…
じゃあ、何ですぎさんが気づけないんだ?
みんなに回復の魔法をかけているすぎさんをちらりと見るが何が起こったのか分からない
そんな顔をしている。
HPもほぼ完全に回復したところで、俺は先ほどおそらく衝撃の発生したところから、そこから目に入る範囲を見渡す。
「魔法の遠距離魔法?
いや、そんな魔法存在するのか?
これってもしかして…」
俺の推測通りなら、まずいすぐ様みんなを避難させないと全滅する。
俺の目があるものを捉える。
まずい…
「みんな、逃げ…
言い終わる前に俺のはるか前方で俺の目の捉えたもの。
ミサイルのようなものが爆発した。
「こいつは、俺に任せろ」
三好が、【草原小鬼の声】片手に、皆にそう声を掛ける。
おそらく、あいつがミサイルを撃ち落とすらしい。
これで前進できるな。
いや、まてよ?
なんだか嫌な予感が…
三好の背後に迫る影を発見する。
その影が振り下ろす刀を俺が代わりに受ける
衝撃で、俺は地べたに伏せた。
伏せている俺の首筋にもう一太刀振り下ろされる。
「ホノィィィッッ!!」
管領の声を聞きながら、俺の視界はブラックアウトした。
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