大陸の先客たち
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俺たちは声の下方向へ駆け出した。
すると、50メートルほど先に金色の髪をした少女が猪のような怪物に襲われているのが目に入る。恐らく、先ほどの悲鳴はあの少女のものだろう。
俺は対象を確認した瞬間にアーツ、
【高速移動】を発動して一気に距離を詰めて【アッパーカット】を猪の顔面に食らわせる
『ドガァァ』
音を立てて、猪は宙に浮かんだ。
地面に落ちようとするときには既に光の塊となっていき消えた。明らかにオーバーキルだったみたいだ。
アイテムボックスの中に
【突撃猪の肉】
【突撃猪の牙】と言うアイテムが追加されていた。
そして、俺は少女に声をかける。
「大丈夫ですか?」
「はい‼︎ありがとうございます」
鈴の音のように透き通った声で少女が礼を述べている。
「貴方様は新たな開拓者のお仲間でいらっしゃるのでしようか?」
なんだかよくわからないことを言ってるなこの子…
そんな、疑問を浮かべる頃ようやく皆んなが俺に追いつく。
「こちらの方々も貴方様のお仲間の方でしょうか?」
「あ、あぁ?」
少女が、俺の返事を待たずに俺の手を取る。
「ついてきてください。私の父上に紹介させてください」
俺達は少女に連れられて草むらを抜けて、森の中へと入る。森の中は光が入らないほど木々がうっそうとしていながらも、獣道ができており通ることはできる。
そして、やや開けた場所に出る。
陽の光が、差し込んでくる。
俺たちの目に写り込んできたものは、掘っ立ての小屋のような物や、簡易の住居、さらには、小規模の畑があった。
「こ、ここは?」
少女が現れていこう存在感の薄かった三好が声を上げる。
「私達、この大陸の開拓者たちの、開拓拠点よ」
開拓者ね…
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