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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

非リアのバレンタイン(この苦しみを思い知れ!みたいな?)

作者: 非リアの少年

バレンタイン、リア充の皆さんは気を付けてくださいねー

今日はバレンタインですね

学校に行ったらきっとチョコをもらってる人がいるんだろうな

そんなことを考えながら登校する俺は

木村宗佑18歳 彼女いない歴=年齢 の非リア充だ


そんなどうでもいいことを考えながら

十分ほど歩いていると、学校が見えてきた

校門にはいつもより一つ持ってる鞄が多い女子や

馬鹿みたいに騒いでる男子がいるが

俺は全く関係ないので気にせずに通り過ぎる


下駄箱にたどり着いても騒がしいのは変わらない

たかがチョコでどうしてそこまで喜べるのか

俺には全く理解できない

別に知りたくはないが誰か教えてくれ


そう思いながら靴箱を開けたとき、異変は起きた

靴箱の中に見慣れない箱が一つ

可愛らしくラッピングされたそれが

一枚の紙とともに俺の靴箱の中に置かれていた…


「なんだこれ…」

思わずそう口にしながら紙を手に取る

そこには可愛らしい女の子の文字でこう書かれていた


『おはよう木村君

 悪いんだけど、これと一緒に入れてある箱を

 後ろの席の斉藤君に渡しておいてくれないかな?

 自分で渡すのはちょっと緊張しちゃって…

 ごめん、頼んだよ!』


…なるほど、意味は理解した

誰だよこいつ、人の靴箱の中に

わけの分からない物入れやがって

別に自分がもらえないから言ってるわけじゃないからな

面倒くさいだけなんだよ…


仕方なく中にあった箱を手に取り

教室まで運んでおくことにする


教室に入ってもみんなの様子は変わらなかった

耳障りな声、目障りな演技

おいそこの女子、お前いつもはもっと気が強…

なんだろう、今殺意というものを感じた気がする


これ以上面倒なことにかかわりたくないので

手に持った物を後ろの席の斉藤とやらに渡して

さっさと自分の世界に浸ろうと思う


そう思って斉藤に話しかける俺

「なあ、これ誰からかわかんないけど渡してくれって頼まれた」

斉藤はこっちを向いてひと言

「あんた誰?」

とかぬかしやがりましたよ

なんだこいつ、クラスメイトの名前も憶えてないのか?

お前の頭の容量何バイトだよ!


「とりあえず、ここ置いとくから…」

そう言って机の上に包みを置き自分の席に座る


すると教室の奥から声が上がった

「え?なにあいつ、斉藤にチョコ渡してるじゃん!」

「なにアレきもーい、男同士とかありえないんだけどー(笑)」

「てゆーか、斉藤君可哀そうじゃなーい?」ぎゃはははは…


久しぶりだな

ここまで明確な殺意を覚えたのは

よし、もう我慢の限界だ

そろそろいいよな


俺は立ち上がり教室を出た

後ろからさっきのやつの声が聞こえるが

もう気にしない


俺は迷わずある場所を目指す


そこは楽園

現実と終わりの境界になる場所

自らの運命を呪った者が

世界に別れを告げる場所


俺はそう思っていた

だから…


俺はここから旅立つよ

じゃあな、くそリア充ども…

爆発しろ


そして俺は宙を舞い

最後に見えたのは目前に迫る硬い地面だった





なんてことが、今日ほんとにあったかもしれないな

あー、でももう眠いや

今年もチョコはもらえなかった

これでまた記録更新

18年連続とかちょっと笑えてくるよ



時間が無くてこんな中途半端なことしか書けなかったんですが、ほんとはもっとたくさんかきたいことがありました。

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