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帰路(仮)  作者: 夜叉
1/3

始まり

タイトルが変更される確率有り

真夏の坂道

海の見える以外には特に何も無い緩やかな坂

そこそこ距離がありニケツで登るのはかなり辛い


「ほら、頑張れ!」


後ろに乗った彼女、桜井夏実は降りようともしない


「応援、するくらいなら、降りろ!!」

「やだ!」


と、いって絶対に降りない

もう、これ以上は無理と思い俺が自転車を漕ぐのを辞める


「えー、やめちゃうの?」

「マジで無理」


そう言って、自転車を押し始める

それでも夏実は自転車から降りない

少し無言になってから夏実と会話を始める


夏実と出会ったのは去年の秋くらい

授業で必要な資料を集めるため図書館に行った俺

本なんて読まないし始めて図書館に行ったってこともありかなり時間がかかった

けど、夏実が声をかけてくれた


「探し物?昼休みも来てたみたいだけど」

「へ?あぁ、この資料ってどこにある?

授業で使うんだけどまじわかんなくてさ」

「どれ?あぁ…これね

これなら、こっちだよ」


夏実は図書委員で本の場所をだいたい覚えていた

まるまる昼休みを使って全然調べられなかったのに夏実が手伝ってくれた放課後にはある程度は片付いていた


家の方向とか同じで一緒に帰るようになって

休みの日とかたまに遊んで

夏実と一緒居るのが楽しかった

あと、一週間で夏休みになる

今年の夏休みも夏実と変わらず過ごせると思っていた


「ねぇ、涼」

「あ?」

「涼は私を忘れないでね」

「は?」


振り向いて自転車に乗ってる夏実を見ようとしたら


「ちょっ!」


いきなり自転車を降りられ体制を崩す


「なにやってんの涼」


こちらを見てきた夏実はいつもみたいに無邪気な笑顔を見せる


「お前が急に降りるからだろ!」

「あははは」


こんな、夏が続くはずだった

けれど


夏休み前に夏実は姿を消した



駄文ですみません

不定期ですが書けたら徐々にあげていきます

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