表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

冬の日の出来事

作者: シギ

 寒い寒い冬。表では雪がシンシンと降り、柴犬がそれに向かって吼えている。

 

 半纏を羽織って、ストーブつけて、炬燵に冷たい足を埋める。


 「はー、今日も寒いねぇ」


 吐く息がまだ白い。眼鏡が曇るので、鼻眼鏡だ。


 裸眼でぼんやりと、目の前に立つ彼を見やって笑う。


 「・・・お前の家、寒いからイヤだ」


 雪がはたききれていないコートを衣紋掛けに取り付け、ストーブの近くのちょうどいい鴨居にかける。


 マフラーをつけたまま、彼は僕の目の前に座った。マフラーをつけたまま、すっぽり。


 首をすぼめたままの、僕と全く同じ格好なのがちょっと笑える。


 「・・・何見て笑ってるの?」


 長い前髪から見え隠れしてる釣り目がより細くなる。

 

 それでも、視力の悪い僕には、ぼんやりとしか見えないので怖くはない。

 

 「いや、君は本当に寒さに弱いなぁー、と思ってね」


 冬とは対称的に思える、小麦色の健康的な彼の肌。それでも冬の寒さは堪えるらしい。

 

 僕よりもかなり厚着で、シャツを二枚着た上にセーターを着ているから余程だ。


 細身で小柄な彼の身体が、ちょっと太めに見えるのはそのせいだろう。


 「・・・暖房、本当に効いてるのかよ。ちっとも暖かくならない!」


 そうやってぼやく彼。僕は笑って、炬燵から足を抜いた。


 立ち上がり、彼の後ろに回る。彼は何事かと、訝しげな眼を僕に返す。


 「ほら、これで温かいw」


 彼の背中を覆うようにして、僕は炬燵にはいる。彼を抱きかかえるような体勢で・・・。


 「あ、石鹸の匂い・・・だ」


 セーターから伝う心地よい体温。それに伴い仄かに彼の部屋の匂いがする。

 

 柑橘系の爽やかな香りだ・・・。揺れる黒髪からも同じ匂いが僕の鼻を擽る。


 「・・・恥ずかしい」


 僕からは髪と真っ赤な耳しか見えないけれど、きっと顔も真っ赤だろう。


 「そう? 寒いよりはましだよ」


 僕がそう言うと、彼は何も言わずに炬燵の上にある蜜柑を剥きはじめた・・・。


 ふと視線を背中に感じ、振り返ると、温かそうな僕らを羨ましそうに柴犬が見ていた。


 あ。もうちょっと経ったら部屋の中にいれてあげようかな・・・。


 うん。そうしよう。

設定は、まあ、恋人未満友人以上の友達が僕の家にやってきたー、みたいな。

はあ。まあ、敢えてBLじゃなくてもいい気がしましたがー。

女の子が相手だと、なんだか・・・ちょっとわいせつな感じがしたのでww


冬場って、締め切っているせいでしょうか・・・やけに香りを感じます。

とくにセーターとか衣類には、その人の匂いがつきますよねぇー。

中には、もっと嗅ぎたい・・・そう思わせる良い匂いの方もいますからw

そんな十代の時の思い出を描いてみたかったのですが・・・意味不明な内容にww

しかし、こういう匂いってどこからでてくるんでしょうかー。不思議ですw

ん? 私? 私はなんだか押入とか畳のニオイがするそうですw

それって・・・なんだか、微妙ですね。はい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ