7. Q&A
Q1. この制度で何が変わるのか?
A1.低コストで現行以上の食料安全保障効果が得られます。
15億円の予算削減。政府米の確保量が100万トン→120万トンに増加
非常時の政府米の市場投入が迅速化されます。
当年度備蓄米→備蓄米にせずに市場に戻す。
3年備蓄米→予め決まっている業者が即引き取り。
現行制度では翌年しか効果がない飼料米が当年度から利用可能になります。
Q2.備蓄米はなぜ銘柄米(コシヒカリ等)?業務用米で十分では?
A2.今の備蓄米が銘柄米だからです。高価な銘柄米を賞味期限切れで飼料用に落とす今の制度は無駄が多い制度でした。しかし、備蓄米を業務用米に変更すると政治的な抵抗が大きくなります。そこで、”当年ものは非常時に家庭用で使うから銘柄米が必要”という理由で銘柄米を正当化しました。
Q3.3年物は業務用になるのはなぜ?
A3.古いのでそそのまま家庭用に使うには不人気。業務用ブレンドなら問題ありません。前年に入札を済ませておく(購入先と価格を平時に決めておける)ことで、非常時に決められた相手に決められた価格で出荷できます。混乱なく最短時間で市場に供給できます。
Q4.飼料用米と業務用多収米のちがいは?
A4.
飼料専用米(高たんぱく、粘り甘味低い)
加工品/飼料兼用(中間。米粉と飼料に適する)
業務用多収米(低たんぱく、主食に適する)
主食用は無理すれば何にでも使える(ただし、最適ではない。)。飼料米は高たんぱく米が適するが主食用米でも他の穀物(トウモロコシ等)とブレンドするので調整はできる。主食適性が低めでも米粉、米菓、カレー、チャーハン用等使える用途がある。主食・飼料・加工用のいずれでも使いやすい品種の開発が今後の課題です。
Q5.備蓄米は年間20万トン、3年60万トンではだめですか?
A5.60万トンでも飼料米転用と合わせた供給力(105万トン)は現行を上回ります。
75万トンは政治的な安心感のためです。長期的には60万トンに縮小すべきと思います。
Q6.非常事態の判断が8月なのはなぜ?
A6.水稲の作況指数は8月下旬に確定します。9月以降は収穫・乾燥・用途分離が始まります。
備蓄米納入キャンセルと3年備蓄米の前倒しはその後の時期でも可能です。
Q7.この制度で困る人はいますか?
A7.相場師とかぐらいです。仕事が増える所にはお金がはいります。制度への参加は強制でありません。
Q8.この制度で得する人は?
A8.多くの人が損しにくくなります。目立って得する人はいません。頑張った役人さんは出世するかも。
Q9.卒論で困ってます。
A9.マルパクでなければどうぞ。出来たら見せて下さい。




