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無名魔術師、学園講師になる  作者: ピーター
4/6

模擬戦


ロイ視点

新人を見つけた。いつものように模擬戦をするよう強引に話を持って行った

まぁ俺は新人と模擬戦するのはあまり調子に乗るなよ?お前よりも上のやつなんてゴロンとあるんだからな、とこんな感じで簡単に言うと気をつけろよ?ってな感じだ


そんなこんなでロレンスと言う新人を前に模擬戦をするわけだ


「準備はいいか新人」


声を掛けると木製の剣を構えて返事を返す


木製か、これじゃほんとに危ないな…そう思いながらこちらも相手に合わせるようギルドが貸し出しをしている木製の剣を手に取り構える。

(相手の様子を見るか…!)


ロレンスの構えを見てロイは気を引き締める


こいつ、さっき魔法使いって言っていたが本当か?構えに隙が無いぞ!


ロレンスの隙のない構えに心の中で驚く


「ロイさん………!」


アイラちゃんの声が聞こえたが、今は反応するとかじゃないな


ロイは新人であるロレンスに集中するそして


「はじめ!」


合図と共にロレンスに接近する



ロレンス視点


「はじめ!」


アイラさんの合図が聞こえたと同時にロランスは前に出ていた

その行動にアイラはもちろんロイも驚く。魔法使いが前に出るなんて何してるんだとそんな思いだろう

その驚き、その隙をロレンスは求めていたのだ


「我は……


魔法の詠唱を始める


「やべ!」


ロイの焦りの言葉を出すと同時にロレンスに斬りかかるがロレンスは詠唱をしたまま迎撃する


「!?」


迎撃に一瞬驚いたロイだがさすがは一流冒険者と言えよう、すぐに攻撃を再開する

その間もロランスは迎撃または避けるなどて対応し詠唱を続ける

そして


我魔力に応じ、我が怨敵の歩みを止めよ!


アースバインド!」


魔法の発動と同時にロイ足元の地面が変化しロイの足にへばり付いた


「くっ!」


ロイは足を取られ動きを止めてしまう


その隙にロレンスは新たな詠唱を唱える


「燃えよ!ファイヤーボール」


火魔法の下級攻撃魔法をロイに向かって放つ

ロイはそれを聞き魔法を迎撃しようよ剣を構える


「ファイヤーボールか!」


ロレンスが発動させたファイヤーボールは2つ、ロイに向かって飛んでいく

ロイは剣を上手く使い防ぐ


「「「「おお!」」」」


観戦していた冒険者から賞賛の声が上がる

しかし、ロレンスの攻撃はまだ終わっていなかった


ロレンスは接近する、それに気付いたロイはそうはやられまいと剣先をロレンスに向け構え始めるが


「……降参だ」


持っていた剣を離し、首元に剣先を構えるロレンスに向かって言った


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