入学騒動編 三話
君たちにはまだ難しかったかな?
僕はね世界を壊して人を救うよ!
おぉ!?
私たちは、人を殺すわ
世界を助ける方がいいか、な?
どうでもいい、好きにしろ、、
そっか、、、ばらばらの意見だね、、、、それで、君は?
わ、私は、、その、、、、、、、、、、、、
先輩は丁寧に学校のことを教えてくれた
もう一人の先輩は、、、、
「はぁ~眠い、早く帰りてー」
さっきからこんな感じで私たちの前を歩いてる
本当に眠そうでそして、怠そうな水無瀬氷河先輩を叩いて怒鳴った
「水無瀬!しゃっきとしてよ!後輩の前で見っともないことしないでよこの馬鹿!」
「ベブシャ!痛ってー眠いんだから仕方ないだろ!つか、休ませろこの万年剣道ゴリラ!」
「、、なんですって」
先輩の髪が逆立ったゆらゆらと、それはまるで煉獄の炎のごとし迫力
ハッキリ言おう、、、、、怖いデス
「貴様の遺言しかと聞き届けた、それでは眠れ。永久に、、、」
いつも腰に掛けている木刀を引き抜いた
そして、目にも止まらぬ速さで水無瀬先輩の頭に落ちた
「え、ギャーぶっ!」
ドガン~
大きな音を立てて頭から地面に突っ込んだ
土下座の頭の位置がさらに下になり肩は地面に接触していて、下半身はつま先立ちでお尻を空高くに上げていた
この姿を誰もが見たら皆一言で言い表せるだろう『無様』と
「さ、皆さん行きましょう」
何気ない顔で言った
そのあとは、図書館、1,2,3年生の学生寮、食堂といった順番で回り今は教室で立ち入り禁止の場所について説明を受けていた
「この学校の南側の方には近づいてはいけません。あそこには危険なものが多く封印してあるのでむやみに近づかないでください」
「まー近づいても警備員と風紀委員がいるからその前につかまるか」
水無瀬先輩は学生寮の説明が終わったころに戻ってきて今教室でふんぞり返ってる
偉そうにである
「皆さんわかりましたか?」
先輩何か言わないんですか?そこにいる先輩に言うことあるでしょ!
「「「はい」」」
「それでは今日の学校案内はこれにて終わりにします」
あ~はい、無視していくスタイルですねわかりました
「起立、礼、ありがとうございました」
「「「ありがとうございました」」」
「はい、ありがとうございました。皆さん気を付けて帰るように」
教室で帰り自宅をしてるとき先輩が戻ってきた
「あー、すまんが朝霧いずみはまだいるか?」
水無瀬先輩は私を呼んだおかげでみんなに注目を浴びた
今から帰ろうとしていたのに呼び出しなんて悲しい、、、
「よかった、まだ帰ってなくて。先生が読んでるから付いてきてくれ」
「は、はい」
私は訳が分からないまま先輩の後をついって行った
私と水無瀬先輩は職員室の前に来たけど先輩は職員室を無視して歩いた
「あの、先輩職員室ここですよね」
「うん?あぁ職員室じゃなくて校長な行くの」
はい?職員室ではなくて校長室?なぜ?way?
「えっと、なぜ?」
「知らん」
え~なんで~私何かしたっけ校長に呼ばれることしたっけ
「ついたぞ」
校長室の前についた二人は、水無瀬が扉をノックした
部屋から声が聞こえたので二人は扉を開けて奥えと進んだ
そこには、眼鏡をかけた人と白髪が三割ほどある人なぜか、東雲先輩までもがいた
これは、いったい、、、
「連れてきたぞ」
「あぁ、ご苦労様氷河」
「なんで俺が行かなきゃいけないんだよ、はぁ~」
「あはは、すまないね」
「ふざけてないで早くしなさい」
「はいはい」
私は何が何だかわからないままだった
そんな中目の前の人が話しかけてきた
「すまんな、いきなり君を呼びつけてしまって」
「い、いえそんなことは、、、」
そうだっつうの早く帰りたいのになんだよまったく
「校長」
「わかったよ、はぁ~君はほんとに硬いな」
「校・長」
「わかったわかったまったく君は、ゴホン!それでは改めて自己紹介と行こう私はこの学校の校長、和斉京漸と言う、よろしくな朝霧いずみ君」
「え、、は、はい、そのなんで私の名前を」
「そんなの調べればすぐに出るよ」
和斉は笑顔でそう答え握手した
それより、なぜ私はこんなところにいるのだろうか謎です
「自己紹介が終わったところで、本題に入るとしましょうか」
そう切り出したのは眼鏡をかけた人だ
この人だれ?
首をかしげてたら
「まだ、君の自己紹介が終わってないでしょ」
校長がそう言ってくれた
そうだそうだ貴様誰だ名乗れこっちは早く帰りたいんだチクショウ
「、、、わかりました。私は十繎豪卓と言います以後、お見知りおきよ」
十繎?十繎、、、あ!そうか生徒会会長十繎豪卓先輩か!
でも、なんで生徒会の二人がいるの?いよいよ分からなくなってきた、、、
「では、本題に入りましょう」
「そうね、私も早く帰りたいわ」
いったい何の本題なんだろう
「今回の案件は朝霧いずみが立ち入り禁止区域に足を踏み入れD-A3までいったことです」
なんですとー!!
え、なんで!お咎め無しじゃないの!?
「あ、あのそのことは」
「そのことは不問としたはずですが」
「はい、このことは私たちでも不満はありません」
「では?」
「今回君を呼んだのは別の理由だよいずみ君」
別の理由?
いったい何だろう?
「今回あなたを呼んだ理由は、D-A3に行った経緯を説明してもらいます」
「ですからそれも私が説明したはずですが、会長」
「はい、東雲副会長の説明はきちんと聞き及んでいます」
「なら、」
「ですが、それが本当なのかここで聞きたいと思っています」
「そう、ですか、、」
「別にあなたを信用してないわけではありません。今回彼女が入った場所が場所なのでこのようなこの様な機会を作りました」
「すみませんでした。無用なことを言いました」
「気にしないでいいですよ」
「いいから早く始めようぜ、俺なんて無関係なんだからな」
「そうだな」
まー確かに水無瀬先輩は無関係のはずなのになんでまだいるんだろうか
にしても、ただ入っただけでこれだけの事になるとは思いもしなかったことだ
いったいあそこには何があるのだろうか、、、
「それでは、君に聞くよ」
「はい」
「君は何故あんなところにいたのかな?」
「それは」
私はあの日のことを事細かに説明した
私が弟子入りするために高学年の方に行ったつもりが立ち入り禁止区域に入ってしまい迷ってしまったこと
そのあと、警備員の人に見つかり連行、その後生徒会室に連れていかれ事情説明とお友達に説教を受けたことを話した
それを聞いた校長と十繎会長と水無瀬先輩が驚いた顔をし東雲先輩は何とも言えない困った顔をしていた
そんなに私がこの年になって迷子になったのがそんなに驚くかな?
それとも幸希ちゃんがそこにいたことに驚いたのかな?
なにに驚いたのだろうか、、
「そ、そうか。君の事情はよくわっかありがとう、もう、帰って大丈夫だよ」
「はい、わかりました」
私はそう言われたので校長室を後にした
教室に戻った私は鞄を持って帰ろうとしたら
「まったくようやく来たよ」
後ろから声が聞こえた
「うん?、、あぁ、幸希ちゃん待ってたの?」
「うん、待ってたよ~いずみちゃん」
「ごめんね、それじゃあ帰ろっか」
「そうだね」
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朝霧いずみが退室した後の四人は、
「おい、十繎どうゆことだ?あいつらを配置してんだろなのになんであんな奥まで行かれてんだよ」
水無瀬は十繎対して強く当った
「それは、私のせいかね、、、水無瀬」
「あぁ?何言ってんだ!配置位置を指定したのはてめぇだろうが!」
「落ち着きなさい水無瀬!会長もこんなのは初めてなのよ私だってビックリしたのよ」
「そんなことが言い訳になるわけないだろ」
「三人とも黙れ!!」
和斉は机を叩き三人を黙らせた
「水無瀬、今回のことは誰も悪くない。わかったか」
「ちぃ、分かりましたよ」
「しかし、まさか彼女たちの魔法が引っ掛からないとは、今回はイレギュラーすぎだ、、、
さすがの私もこんなに驚いたのは久々だ。十繎、何か対策はないか?」
「そう、ですね」
十繎はしばらく考えたあと、
「それでは、彼女には水無瀬の弟子になってもらうというのはどうでしょうか?」
「はぁ~!?」
「それはどうゆうことかな十繎?」
「はい、その理由は彼女がまだどこにも弟子入りしてないからです。彼女がまだ弟子入りしてないのなら今回のことを知っている人の弟子にしてしまった方がずっと目をつけていられえるのでこれが妥当かと思います」
「おい!俺の意見はどうすんだよ!」
「そんなこと言っている暇があると思うのこの馬鹿!それに水無瀬、貴方まだ弟子を取ってないでしょう」
「そんなの俺以外にたくさんいるだろうが!」
「水無瀬、今回の条件は朝霧いずみと顔見知りで、弟子をまだとってないやつでありそして何より今回の事情を知っているというこの三つがそろっている事が必要だ。しかも、この三つの条件を全部そろえてる奴がちょうど目の前にいるじゃないか」
「てめぇ仕組みやがったな!!」
「じゃなきゃ君をこんなことにつき合わせないよ」
水無瀬は悔しそうに十繎を睨んだが、
「水無瀬、彼女を弟子にしなさい」
「!?マジでか!」
「あぁ」
水無瀬は顔をしかめ天井を仰いだ
あぁ^~厄日だ、最悪だ、
「わかりましたよ!くそ!」
「それでは、これにて今回の案件は解決とします。校長よろしいですね」
「あぁ、」
「それじゃあ水無瀬、明日彼女をよろしくな」
「わかったよ」
これにより、いずみが波乱万丈な学校生活を過ごす最初の一歩だったのかもしれない
~to be continued~
一日遅れの更新と明けましておめでとうございます。
ホントは昨日のうちに上げて挨拶をしようと思ったんですけと出来たのが昨日の11時頃だったので上げることができませんでした。
ごめんなさい
次回は二週間後?に上げます