入学騒動編 二話
私たちはどう答えたのだろう、
私たちにこんな質問してきたのは誰だったけ、
思い、、、、出せな、い
私はいつものようにアラームで起きた。
そう、いつものアラーム(幸希ちゃん)に、、、、
「ほら起きて、いずみちゃん学校にいくよ」
「もうちょっとだけお願い、、、あと5分、、」
「いつまで寝ぼけてんのよ。さっさと起きる」
「あと、、、、20分」
「いい加減に起きろ!この、ムダみず!!」
頭を活き良いよく叩き布団を剝ぎ取った。
それはもう、活き良いよく
「いった~い!いきなりなにすんのよ。この年寄りバ、、、、、お、おはよう幸希ちゃん」
「、、、、遺言はそれだけね」
いずみは、ダラダラと汗を大量に搔いていた。まるで、踏んではイケいない物を踏んでしまい『これは、マズイ』と焦っているようだ。
いや、もう踏んでしまっているようだ。
「まって、今のは無意識で、、はっ!」
「そう、無意識だったんだ。へぇ~」
あぁ、こりゃあ終わったな、、、神よ私に慈悲を、アーメン、、、
-----------------------------
私は頭に三つのコブを作って登校してます。
なんとか生きてます。あぁ、神よ慈悲を下さりありがとうございます。
「アーメン」
「なに言ってんの?頭大丈夫?精神科紹介するわ」
「ひどい!私に対して心配してる言葉何一つないなんて」
よくお分かりで。
「そんなことないわ。きちんとしんぱいしてるわよいずみちゃんのこと」(棒読み)
「絶対心配してない。だって最初の言葉なんて『この子おかしなこね~』的な感じで言った!」
「そうかしら?」
「そうだよ!なにが『頭大丈夫?』よコブが三つもあれば『大丈夫』なんて聞いてこないよ。それに最後のなに!『精神科紹介するわ』って、もうすでに心配通り越してヤバイ人みたいに言わないでよ!」
「でも、頭のコブは自業自得でしょうが」
「グフ!な、なんでそこだけちゃんと返すの!?」
それに、私は神様に感謝してたのになんて言い草だ!
「あと、いずみちゃん、『アーメン』ってヘブライ語で『まことにそうです』とか『本当に』って意味だよ。それに、『アーメン』は神様に誓いを立てる言葉でもあるからね。だから、断じていずみちゃんが思っているような使い方しないから」
へぇ?イマユキチャンハナントイッタ?『アーメン』が感謝の言葉じゃない、、
「え、じゃあ神様に感謝の言葉はなんて言えばいいの!?」
そもそもいずみちゃんはどこにも宗教入ってないのに、何をそんなにこだわってるのかなぁ~
「はぁ~やっぱり病院行ったほうがいいかも、、、」
朝からこんな馬鹿げたことをやっている内に学校についてしまった。
いまだに、いずみちゃんは「じゃあヘブライ語で感謝の言葉を使えばいいのかな?いや、それとも、、、、」喋っているようだ主に独り言を、、、
全くもっていつも通りのバカである
「あなた達早くしなさい。もうすぐチャイムが鳴るわよ」
校門の前で立っている生徒会副会長東雲先輩がいた。竹刀を持って、
とっさに頭に浮かんだのが『あなたはどこの番長ですか』、なんとも失礼なことである。
「おはようございます」
「はい、おはようございます」
東雲は顔をほっこりした
「それではもう行きます。ほら、行くよいずみちゃん」
「は~い。あ、先輩おはようございます」
いずみは頭を下げてお辞儀をした
「はい、朝霧さんもおはようございます」
東雲は、そう言って校門を締め始めた。
それを見たいずみは幸希のところまで走った
「先輩は間に合うのかな?」
いずみが疑問に思ったことを聞いた
それに対して幸希は
「それなら大丈夫だよ。先生はこの朝の挨拶のことを許可してるからチャイムが鳴ってから5分までに教室に戻れば何も言われないよ」
「そうなんだ~」
そんな話をしながら教室に向かった。
-----------------------------
この学校の授業方針は知識、体術、魔術の三つの科目によって分かれてる。
知識、、、魔法の基礎知識,応用知識を学ぶ
体術、、、魔法強化を使って身体、武器、などに施し接近戦、遠距離戦 などを学ぶ
魔術、、、知識で学んだことを実際に行動してどんな物なのかを確認して学ぶ
これが、この学校の三科目である
そして、この学校は三年制ではなく五年制と期間が長いのである。その理由は、この学校の卒業過程がとても難しいからである。ただし、成績不良者は政府御用達のある機関に入ることができる。
しかし、その機関が何をしている所なのか詳しくはわからないとのこと、だが、それは成績不良者以外だけである。
そして、現在いずみと幸希は体術の授業を受けている。
「はッ!」
「ギャー」
ドォ~ン
「い、イダイ」
壁に大きな亀裂を入れてずるりと落ちた
「そんなこと言われても困るよ。いま、授業中だし手加減とか無理」
「む、惨いよ~」
いずみは床から起き上がり中央まで歩いた
「いずみちゃん、惨くない」
「そんなことはないと思うなー」
二人は中央までいき見出し並みを整えて挨拶をした
「「ありがとうございました。」」
今、私たちは体術授業で魔法強化を使ってダメージを軽減させる授業をしている。
まったく、朝から体術なんて最悪だ、怠すぎる。
それに、体が痛い。
いや、この痛みは今さっき幸希ちゃんに投げられた時の痛みだ。
手加減がなさすぎるよう、、、痛い
「ははは、相変わらずだね二人とも」
「蘇原きいてよー幸希ちゃんが手加減してくれないよ~」
「だから、授業なんだから手加減するわけないでしょう」
「はは、まぁまぁ二人とも落ち着いて、ね。」
この子は、中学のころに出会い友達となった、見た目は美少年、心は乙女、その名は蘇原優奈!
ほんとに見た目が美少年のせいで入学早々周りがうるさい、中学の時に戻りつつある気がする、、、、
「それじゃあ次はボクの番だね。行ってくるよ」
「そういってらっさい」
「うん」
蘇原は道場中央に向かっていくと
「「「キャー蘇原様ーー」」」
なんとも言えぬ顔で手を振る蘇原
気が重い、、、
このままでは中学の二の舞だ
「「はぁ~」」
いずみと幸希は陰気な溜息をついた
-----------------------------
体術をやった後、知識、魔術といった順番で授業を受け今、教室にいた
「はぁ~やっと終わった」
「いやーほんとに疲れたねいずみちゃん」
「疲れすぎよいずみちゃん、蘇原さん」
「まだ、『さん』づけなの?」
「そんなこと言われてもむりー」
二人から否定と疑問が投げられた
幸希は二人に対して
「無理じゃないしゃっきとする」
「ほーい」
「蘇原さんはその、なんと言うかここに来てから軽々しくできなくなったと申し上げます」
「あーそれは確かに、前より周りが、殺気、、立って、、、る、、、、ゴク」
「えっと、そうなの?」
全くこの子は何故こんなにイライラした眼差しを受けなけながら気づかない
このままでは私たちがヤラレかねない
ただでさえ、こうして近くにいるだけでも恨みを買ってるのに、いったい何時になったら来るのやら
「いやーすまんなみんな、会議が予定より長くなってしまって遅れた」
扉を開けて入って来たこのクラスの担任、東遠蓙丸先生だ
先生は教卓の前まで来たら資料を整え生徒たちに配った
「えー時間がないため手短に話すな。手元の資料を見てくれ」
配られた資料に目を通すと学校の全体図と学校のあちこちを説明した資料がパンフレットのようになっていた
「これから、学校案内をする。この学校はとても敷地が広く入学してまだ三日しかたってない君たちは迷ってしまうかもしれないため今日明日を含め学校案内をする。それでは、この学校を案内、説明してくれるのは、みんなが知っている生徒会副会長、東雲いずもさんと、三年生の水無瀬氷河さんが案内をしてくれる。それでは私はまだ、用事があるのでこれにて失礼二人ともよろしく頼む、じゃあな」
東遠は扉を開けたら活きよいよく出て行った
まるで、嵐だいや、嵐そのものかしゃべらなくても疲れる
「えっと、それでは改めまして生徒会副会長、三年東雲いずもと言います」
「俺は、水無瀬だよろしく」
二人は、いや東雲先輩は気を取り直したけど、もう一人の方は平然としていた
「それじゃあ、みんな行きましょうか」
こうして、私たちは唖然とした状態で学校案内を受けた
「「疲れる」」
「あはは、だね」
~to be continued~
え~大変遅くなりすみません
八神黒白です。
いろいろなことを考えながらやっていたらこんなに遅くなりました本当は先週あたりに更新しようとしたんですがあれこれと書き換えたりしてたら過ぎてしまいせめて今日更新しないと思い頑張って完成させました。
間に合ってよかった~(^^)゛
楽しんでくれたら幸いです
それではこれからも頑張っていきますメリークリスマス