第51話 ABILITY零
この度の震災では多くの方々が大変な思いをされていることをお悔やみ申し上げます。
ですがこんなときだからこそ明るい話題をやっていきたいと思います。
つっても今回の話はシリアスなんですけどね。ですがぜひ見ていってください。
作者 †HYUGA†
ついでに今回から後書きには次回予告に付け加えて敵キャラ情報を載せていきたいと思います。
では本編に( ^-^)_旦〜
`
"4月23日"
この日新たな闘いが始まることを日向たちはまだ知らない。
だが"彼ら"は知っていた。
いや。正確には“彼ら”はそのことを企てていたと言った方が正しいかもしれない。
なぜならこれは“彼ら”の復讐であり“彼ら”から始まる戦争なのだから。
異端者と呼ばれる“彼ら”の――。
???side
ここは桜時市の中心街である"街"の一角にに存在するバー【CHERRY】
普段そこには昼間人が入ることはないがこの日は少しだけ違った。
バーにはまだバーに入るには少しだけ幼いようなだが大人な表情を浮かべた4人の男たちがたむろしているのだった。
――ガチャ
だがそのときバーの扉が開き1人の男――いや少年が入ってくる。
藍色の長い髪の毛を後ろで括ったその少年はこの場にいるどのメンバーよりも若く瑞々しい。
まさしく美少年と呼ぶに相応しいその少年の美貌がさらに少年を異端なものへとしていた。
「……ついにこのときがきた」
そしてその少年が入ってきたのを確認した1人の男が今まで沈黙していたこの空間の空気を壊す。
茶髪の髪の毛をモヒカンにしたその男はまるで呪文のようにその言葉を唱えてみんなの注目を浴びた。
「キャッキャッキャッ。あちき達には待ちわびた展開だけどな!!」
「ふんっ!!別に俺は待ってなんかいなかったがな!!」
茶髪モヒカンの男の言葉にに応えたのは少しだけ小柄でピンク色の髪をした男と男たちの中で一番大柄で黒髪の男の2人。
バーの机に腰掛けた小柄な男はまるで嘲笑うかのごとき笑い声をあげ一番大柄な男は少しそっぽを向いて応えていた。
「……喚くな」
そんな騒がしい2人の声に今まで黙っていた最後の男が静かにそう呟く。
その瞬間注目は一気にその男のもとへと集まった。ヘッドホンを首から下げ髪の毛で右目が塞がったその男のもとへと。
「……"来栖""的場"静かにしろ。"黒羽"の言ってることが聴こえない」
「キャッキャッキャッ。別に"南雲"なら問題ねーんじゃないすか?」
「……確かにな。だが今日は客人がいることを忘れるな"来栖"」
「キャッキャッキャッ。そうでした……」
来栖と呼ばれたピンク色の髪の小柄な男の言葉に視線は最初の男のもとへと注がれた。――いや。正確にはその茶髪のモヒカンの男の隣で優雅に紅茶を飲みながら本を読んでいる少年へと――。
話は聞いていたようでその少年は話の話題が自分に向いたのを確認すると読んでいた本をパタリと閉じて顔を男たちのもとへと向けた。
「やっと僕に話を振ってもらえましたね」
「……そう拗ねないでください。別にあなたを無視していたわけではありませんから」
「ん〜。じゃあ南雲さんの言うことを信じましょうか……ギリギリで」
少年はニッコリと微笑んで手に持つティーカップをゆっくり口につける。その1つ1つの動作が優雅で雅やかで美しいとこの場にいる人全員が考えていた。
「……それで?あなたはどういう考えをお持ちなんですか"瑠奈"さん?」
「……」
南雲と呼ばれる男の言葉にその少年――瑠奈は飲んでいたティーカップを机に置いて何やら考えこむように手を顎にやる。
黒革の分厚い手袋に隠された彼の肌色の手。ライダーグローブに似たその手袋を何故つけているかは誰もが疑問に思うも誰も何も言わなかった。
そしてそんな疑問を全員が思っている中それからさらに数秒後――。
「僕はまだ攻めどきじゃないと思います……ギリギリで」
顎からゆっくりと手を離した瑠奈がポツリとそう呟いた。
それに南雲と呼ばれたヘッドホンに前髪で右目が隠れた男と最初に話していた黒羽と呼ばれた茶髪にモヒカンの男が驚いた顔をあげた。
「……それはどうしてですか?明確な理由を知りたいのですが?」
「それなりの考えがあるのですよね?ルーナ?」
瑠奈の言葉に食ってかかる黒羽と南雲の2人。それに瑠奈はまーまーと手で2人を制した。
「落ち着いてください。僕が何も考えないでこんなことを言っているとでも思っているんですか?」
「キャッキャッキャッ。だがあちき達はこの街に帰ってくる日を2年も待ったんだぜ?今すぐにでも奴らをギタギタにしたいんだ」
ピンク髪に小柄な男。来栖の言葉が瑠奈の言葉を遮る。
だがよくよく見てみれば彼の拳は強く握りしめられており彼の憤怒を強く表しているのがよく分かった。
そんな来栖の様子に瑠奈は少しだけ息を吐くと再びまーまーと落ち着かせるように手で来栖を制すると口を開いた。
「まぁまぁ落ち着いてください。あなたの気持ちも分かります来栖さん。だけどもう少しだけ……あと半日だけ待ってください」
「……半日だと?」
来栖に向けた言葉。だがそれに反応したのは瑠奈から一番遠い位置にいたヘッドホンを首から下げた男。南雲だ。
自分の言葉に反応した南雲に瑠奈は視線をそっちに向けるとゆっくりと頷く。その目はまるでゲームを楽しむ子供のような目だった。
そしてそんな中次に口を開いたのは瑠奈のすぐ隣にて身構える茶髪モヒカンの男。黒羽だった。
「ルーナ。どうして半日なんだ?別に今から行っても問題ないんじゃないか?」
「ん〜別に良いんですけどあまりお勧めはしませんね……ギリギリで」
黒羽の言葉を真っ正面から否定すると瑠奈はニコニコと笑いながら机に肘をつくとその上に顔を載せる。
ふとそのとき瑠奈は何かに気がついたのかニコニコさせた顔をさらにニッコリと微笑ませると机の上にあった茶色い小さな箱を手に取る。
瑠奈のそんな行動に?マークを浮かべる異端者メンバーだったが誰も気にすることなく瑠奈は語り続けた。
「……みなさん。今の時刻は何時か分かりますか?」
「……朝の8時47分だ」
「ん〜さすがは南雲さん。あなたには僕の考えていることなんてお見通しですね……ギリギリで」
「……当たり前だ。俺には全てが“聞こえている”からな」
南雲は誰よりも早く。それも時計も何も水に瑠奈が欲しがっていた言葉を返す。瑠奈の方もそれに満足したらしく机に置かれた小箱を指でクルクルと回しながら満足そうに頷く。
ここで1つ種明かしのためのヒントを出そう。
実は南雲は時計を見たのでもはたまた自分で時間を予測して呟いたのでもない。南雲は瑠奈が心の中で思ったことを“聞いた”のだ。……っと。これ以上のことはまだ明かせない。もう少しだけ待っていてください。
――話を戻そう。
瑠奈と南雲。2人のそんな会話はこの場にいた他のものにはチンプンカンプンだった。だからそれを確認するためにリーダー的存在のこの男が口を開いた。
「ルーナ。ナグーモ。2人だけで話されても俺達にはさっぱり分からない」
「ん〜すみません。少しだけ話が脱線してしまいましたね。え〜とつまり今は朝のかなり早い段階だということを言っているのです。ここまでわかりましたか?」
瑠奈の言葉に異端者は誰1人狂うことなく同時に頷く。それを見て瑠奈はさらに話を続けた。
「で。今回みなさんが狙うターゲットをよく考えてみてください。そうすれば自ずと答えは現れると思いますよ?……ギリギリで」
「……あぁ!!そういうことか!!」
瑠奈の言葉に異端者の中でのリーダー的存在の茶髪にモヒカンの男。黒羽が納得した感じで両手を叩く。
それを境に他のメンバーも分かったみたいで1人1人が大きく目をしばたかせたりうんうんと頷いたりする。そして異端者の1人であるピンク髪に小柄な男である来栖が少し下品な笑い方と共に瑠奈が何を言いたかったのかを叫んだ。
「キャッキャッキャッ。なるほど学校か」
つまりそういうことことである。つまり彼ら異端者がターゲットとしているのはまだ学生なのだ。だからこの時間学校にいるターゲットにむやみやたらに攻撃ができないということである。
来栖の言葉はそんな言葉は今手を出せない状況を一言で表しているといっても過言ではなかった。もちろんそこまでなら瑠奈も何も言わなかったし何の指図もしなかったと思う。……だけどこのとき来栖はやってしまったのだ。
来栖はその言葉を口にしてしまったのだった。瑠奈の前――今この場で一番敵にしてはいけない少年の前で。彼は禁句を放ってしまったのだった……。
「キャッキャッキャッ。でもあちき達には例の少女なんて関係ないから今学校に攻め込んでも問題ないと思うんだよな〜」
その言葉に最初瑠奈は慌てることなくゆっくりと再び紅茶のティーカップを唇につけ余裕の表情を保ち続けていた。
その姿はあたかも怒ってないと態度で示しているかのようにゆったりとしている。だが次の瞬間だった。
瑠奈の優雅に紅茶を飲むために瞑られていた瞳がバッと見開く。その瞳には先程までの余裕な表情など見当たらない。
そこにあったのは厳しい顔だった。だが憤怒や苛立ちといった顔ではない。そこにあったのは目の前にいる彼らに向けられた見下した目であった。
「……勘違いをしないでください。“僕達”とあなた達は違います。僕達は僕達の目的があって動いているんですよ――」
そこにいたのは14歳の少年ではなかった。闘いに慣れそして“絶望”を味わったことのある1人の少年がいたのだ。
突然変異した少年の態度にその場にいた4人は例外なく固まる。ただ驚きで固まったのではない。少年の出す雰囲気に恐怖して動けなくなったのだ。
少年“瑠奈”のただ叩きつけるだけのような言葉は続く。
「あなた方に“力”を与えたのは誰だと思っているのですか?あなた方の復讐に協力しているのは誰だと思っているのですか?もしかして自分達の力だけでここまで来たなんて思ってませんよね?まさかそこまでの恩知らずじゃないですよね?――」
「貴様!!!!!!」
瑠奈の言葉に我慢できなくなったのは的場と呼ばれる男たちの中で一番大柄な男。的場は激動のあまり顔に青筋をたてながら勢いよく「ガタッ!!」と椅子から立ち上がった。
一触即発の空気に隣にいた小柄な男。来栖がオロオロとしはじめる。だがそんな空気の中でも瑠奈が動くことはなくむしろ呆れた目で的場のほうを見ていた。
「……まったく。暴力に訴える気ですか?低脳ですね……。あなた方と僕の実力差まさか分からないらけではありませんよね?」
「ふん!!やってみないと分からないこともあるぞ」
完全に見下した瑠奈。そんな瑠奈に的場は両拳を固めながらギロリと瑠奈を睨みつける。
そこにあったのは協力者という関係ではない。瑠奈の方はおそらく目の前にいる“犬”が威嚇しているくらいにしか思っていないかもしれないが的場の方は瑠奈に敵意を向けていた。
『……………』
バー“CHERRY”に不穏な空気が漂う。椅子から立ち上がらずにただ不適に見下した目のまま笑う瑠奈と感情を剥き出しにさせ椅子から立ち上がり怒りのオーラを出す的場。
この空気は危険度100%の危ないものだ。だがこの空気――さしては一触即発な2人の間は意外な形で決着が着くのだった。
なぜなら2人の間に入り込む勇気ある人物がいたからだ。
「まぁまぁ2人とも落ちくけ。ルーナもマトーバも」
「黒羽さん」
「ちっ!!邪魔しないでくれよ黒羽!!!」
一触即発な2人の間に入り込んだのは茶髪にモヒカンの男。男たちの中でリーダー的立場の男。黒羽だった。
「止めろマトーバ。今のお前がやっていることは負け犬の遠吠え。見苦しいぞ」
「だ…だけど黒羽!!こいつは俺達のことをバカにしやがったんだぞ!!」
止められたことが不満なのかなおも間に入ってきた黒羽に食ってかかる的場。対して瑠奈の方は邪魔がいなくなったとばっかしに再びゆっくりと紅茶を口に運び始めていた。
「それでもだマトーバ。俺達“異端者”があいつに勝てないのは事実なんだ。そもそも俺達は“能力者”ですらない。その辺を肝に銘じておけ」
「くっ……!!」
優雅に紅茶を飲む瑠奈の横で的場が歯をかみしめる。だが悔しいのはみんな一緒だ。なぜならこの場にいる人間は全て異端者――アピリティーゼロと呼ばれる存在。しかしながら瑠奈は体も魂も完全なる純粋なる能力者。
黒羽や的場たちでは手も足も出ない存在なのだ。
「落ち着きましたか?」
「くっ!?別に落ち着いてなんていないんだからな!!」
「……じゅあさっさと落ち着いてくださいよ」
瑠奈とて現代のことを知らないわけではない。だから的場のそれも素直になれない“それ”だということには気付いている。
だがやはり的場がやるそれには違和感を瑠奈は感じていた。しかし瑠奈はそれを無視すると手に持った小箱で再びクルクルと戯れながら話し始めた。
「……すみません。少し感情的になってしまったみたいです。ですがこのことは分かっておいてください」
瑠奈はそこまで言うと手に持った小箱――【CHERRY】と書かれたそのマッチ箱を指先でクルクルと回し始めた。
なかなか常人にはできないような器用なことをやってのけている瑠奈に異端者達は少しだけ観賞しながらも真剣な面もちで話を聞く準備をする。
そしてその刹那。瑠奈は持っていたマッチ箱を遠くへと投げやり――。
「発動【Flash-Gun】」
――カチャ……ターン!!!!
発音が良すぎて完全なる英語で聞こえた瑠奈の言葉と同時に突然現れた幻想的な光。さらに瑠奈の右手から放たれた何かがマッチ箱を貫くのだった。
幻想的な光が止む。するとこの現象を引き起こした張本人であろう少年。瑠奈は何事もなかったかのようにティーカップに残っていた紅茶を飲み干すと読みかけの本を手に取り出口に向かって歩き始めていた。
そして後ろ手に手を振ると異端者のメンバーには見えはしないが唇を震わすのだった。
「その少女は“僕達”が頂きますので……」
「……相変わらずのいい腕だな。さすがだ」
バー【CHERRY】から立ち去っていく瑠奈を見つめながらヘッドホンの男。南雲がそうポツリと呟く。
その瞳にはニヤリとしたいやらしい表情が見え隠れしておりどこか彼に頼りがいを持った。または憧れの眼差しを向けていた。
そんな南雲の足下にはさっきまで瑠奈が戯れていた小箱が転がっている――。
【CHERRY〜チェリー〜】
と書かれたマッチ箱。その前半分と後ろの文字が刈り取られ――。
【●●●●チェリ●●】
とだけ残されたマッチ箱が落ちていたのだった。
必ずこの少女を手に入れるという意志が働いたそのマッチ箱が――。
凪side
「……完全に遅刻ね」
そう呟きながらあたしは街のかなりはずれのあたりを歩いていた。ちなみに他のメンバー――つまり日向達はいない。
今頃はたぶん朝の調べ学習の時間に出てたぶん3人が3人揃ってボーッとしていると思う。
輝喜がいなくなってからのここ半月あたしを含めた全員がそんな感じだった。だけどたぶん一番ボーッとしているのはあたしだったと思う。
なぜならあたしの場合は輝喜のこと以外にもう1つ頭を悩ませていることがあるからである。
あたしはそのことを考えるとハァーっと深いため息を吐いてしまうのだった。
「……あたしにどうしろって言うのよ“楓”」
ふとあたしはこの悪夢を見せ続ける金髪の美女を頭に思い浮かべるために歩みを止めることなく目をそっと瞑る。
でもどうしてもそこにはあたしを守護する妖怪“九尾”の姿をした楓しか思い浮かんでこなかった。
憎むことしかできない彼女の妖怪時の姿しか――。
――コツコツコツ……
だけど時間とは待ってはくれないものであたしはこのときあたしに近づいてくる影に気がつかなかった。
あたしの運命を変える少年の存在に――。
「…………っ!?」
「うわっと!?」
あたしが彼の存在に気がついたときにはすでに手遅れだった。道の角を曲がってきた彼は目を瞑ったままのあたしに気付くことなくある意味ありがちすぎる展開となった。
――ドガシャンッ!!!!!!
そんな今時少年マンガにも存在しないようなある種の衝突音があたしの耳に届いてくる。
その音と同時にあたしの世界はいっきに反転し自分でもどうなったのか分からないようなグルグルとした新たな世界へとおちいったのだった。
『…………』
そしてあたしたちは出会ってしまったのだ。"風"であるあたしと"月"である彼"玖珂未=瑠奈=セイレン"という名のこれからあたしたちの"最大の敵"となる少年が。
もしあたしが予知夢にしたがって彼に会わないようにしていれば――。
もしあたしが目を瞑って周りの注意に気をつけていれば――。
もしあたしがこの日。輝喜や予知夢のことに頭を悩ませつつもちゃんと学校に入っていれば――。
――あたしは彼に出会わなかったかもしれない。
だけどこのときそんなことを露ほども考えていなかったあたしは突如としてぶつかった彼に話しかける。
予知夢に出てきたあたしの厄災となりうると楓に判断された少年に――。
「……あんた誰よ?」
「んー僕としては僕の上にいる君が誰だって思うんだけどな?……ギリギリで」
それはこれからこの2人に訪れる悲しき終幕への前奏曲であった。
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作「じゃあ前書きにあったとおり今回からは敵キャラ情報を載せていきたいと思いまーす!!!!」
知「今回の話の中にいーぱい出てきたよね〜♪最初は誰ですか?」
作「はい。今回紹介するのはおそらくみなさんの中では一番印象強かった小柄なこの人から!!」
来「キャッキャッキャッ。みなさん初めまして。あちきの名前は"来栖針"っていいやっす!!今後よろしくお願いしやっす!!」
作「よろしくお願いします来栖さん。ちなみに来栖針と書いて
"来栖針"
と読みます。ちなみに容姿のほうはピンク髪の小柄な男。例えるならアニメ版Bleachの擬人化したザビマルの蛇のほうを思い浮かべてみてください」
来「キャッキャッキャッ。あちきは所謂生意気系のショタってことさ!!」
知「はいはいはーい!!私からも質問いいですか〜?」
作「どうぞどうぞ〜」
知「は〜い。じゃあ来栖さんはどうしてそんな笑い方するんですか〜?あと一人称も変わってません?どうしてですか〜?」
来「キャッキャッキャッ。いいぜ教えてやるよ。まず俺の笑い方だけど最初のイメージはこの小説の作者の別小説"CROSS-ROAD"の敵キャラ"谷口浩"からきてるんだ」
知「でも笑い方違いませんか?」
来「キャッキャッキャッ。そこはあれだ。仕様ってやつだよ」
知「う〜ん。よくわかんないよ?」
来「キャッキャッキャッ。気にすることはないさ。ちなみにあちきの一人称である"あちき"は作者が読んだ小説から来たもんだぜ」
知「ふ〜ん。何かいろいろなことが混ざってるんだね?」
来「キャッキャッキャッ。そういうことさ!!……おっと。そろそろ時間が無くなってきたから次回予告頼むぜ!!作者!!」
作「はいはい。わかりましたよ……てなわけで次回予告いきたいと思います!!
出会ってはいけない出会いをしてしまう2人。
少年の方は"時の少女"を奪うために桜時市にやってきた"月"の少年。
少女の方は"時の少女"と日常を護るために闘う双子陰陽師の片割れ。
そんな2人が何も知らないまま出会ってしまったとき一体何が起こるのか?
次回【禁断の出会い】」
日「問題nothingだぜ!!」
作「ところで今回の後書き後半の部分俺空気じゃなかった?」
来「キャッキャッキャッ。あちきが次出るのは大分後なんだぜ?」
知「そうなんだ〜」
作「……やっぱ俺空気?」
次回に続く!!