表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時の秒針  作者: †HYUGA†
第一章;時の番人編
47/76

第46話 天使の象徴


日向と知恵理……2人の絆が試される!!



第四六話【天使の象徴】



日向の紅翼がその真の力を現す!!

[unknown]side



「……まさか俺の結界が外から破られるとはな」



刺された腹を庇いながらゲイルはそう呟く。


彼の職業の象徴とも呼べる純白の白衣は腹の辺りを中心に赤黒く染まり今現在も大量の血が流れ出ていた。


その出血の量はもし治癒結界の中にいなかったら間違いなく出血死するほどだ。



……そう、ゲイルは敗れたのだ。



ユニオンクルーズという組織に所属している謎の転校生、李・悶に……。



「俺も……イヤ、ワタシモ…ツイテ…マセンネ……」



ゲイルはいつもの片言の日本語に言葉遣いを直しその場に倒れてしまう。


そしてゲイルが倒れている治癒結界の外。そこにはいとも簡単にゲイルの治癒結界を破り、ゲイルに勝利したユニオンクルーズの暗殺者、李・悶が立っていた。



その左手にたっぷりとゲイルの血をつけて……。



悶はその鋭く残忍な目でゲイルを睨み付けながら顔についた返り血を拭う。


その行為は明らかに常人の行動ではない。




……ゲイルはこのとき察したのだった。



今目の前にいるこの少年は……。



「……ユニオンナンバーズの【Ⅳ】の刺青持ちである俺をなめるな」










……人殺しに慣れてると。



「ハァー…ハァー……アナタハ……イッタイ?」



ゲイルは最後の力を振り絞ってそう問う。


その瞳に映る暗殺者の少年へと……。



しかし少年はその問いに笑みをこぼすのだった。



まるで狂気に震えるような……人殺しを楽しむような……そんな。




“狂った笑顔”を。




奇しくも同時刻、中でそれとは正反対の綺麗な笑顔を知恵理が浮かべていたことをゲイルが知るはずもなかった……。



「くくくっ、俺が誰かって?教えてやるよ……」



悶は「冥土の土産だ」と言いながら魂狩【地獄の(ヘルゲート)】を装着しているその左手を突っ込んだ。



……何もない空間へと。



「グハッ!!」



その瞬間にゲイルの断末魔が部屋中に響き渡る。




そしてゲイルの胸から突き出ているのは間違いなく人の手の形をした機会仕掛けの義手……。



【地獄の門】だった。



「俺はユニオンクルーズが集めた【チルドレン計画】の被験者の一人で…………。【空間】の能力者だ」



……悶が発した2つの単語はゲイルの頭に刺された時以上の衝撃を与えるのだった。



「【チルドレン計画】…………【空間】の能力者……!?」



今にも閉じかけていたゲイルの両目蓋が一気に見開く。


悶の方もそれを察したのか空間を引き裂いて治癒結界内部のゲイルの胸へと空間を繋いだ左手を抜き去る。



抜き去った直後に溢れ出てくる致死量の血。それを狂った笑みを浮かべながら見る悶はゲイルに問うのだった。



「それは【チルドレン計画】という単語に反応したのか……?それとも……」



カランカラン……



ゲイルの右手からメスの魂狩【執刀】が滑り落ちた音が鳴り響く。


まるで何かを知らせる鐘の音のように……。










「俺が【10導能力者】の一人であることへの驚きか?」



それがゲイルの聞いた悶の最後の言葉だった。





輝喜side



「……日向?……知恵理?」



真っ暗だった時雨の間は今やその影を見ることすら出来ないくらいに輝いています。



そしてその光の源である光の塊……。


そこに向かって凪は小さな声で呟きました。



……そうです。凪の呟きのとおり車の大きさくらいのあの光の中には2人……日向と知恵理がいます。



いったい中の2人はどうなっているのか?


そんなことは今の俺達に知るすべはありません。



……でも言えることもあります。


あの光が解放されたとき……。



「……日向の真の姿が現れる」



それは決定事項の事柄。おそらく水城はこの状況を想定していたのでしょう。


その想定のうえで水城は「自分は負ける」と言っていました。




……それはつまり。



「日向の勝利ってことですね……」


「お前はさっきから何を呟いてるんだ?」



未だに現実に戻ってきていない凪。


その凪を後ろに背負っている俺の呟きに答えてきた男はの前の光景をしっかり見据えていました。



「簡単ですよ真備。あなたは日向の名前に疑問を抱きませんでしたか?」


「……名前?」



俺は遠まわしにそんな質問を真備に与えます。



とはいえこんな質問を真備が答えられるわけがない。


真備がこの質問の真意に気付くわけがない。



……そう思っていたんですけどね。



「……【天使】」



真備はしっかりとその単語を呟いてくれました。


まだ日向の名前の名前という言葉が【紅翼の天使】だと言うことすら言ってないのに……。


それなのに……あの真備が答えを導いてしまいました……。



「ん?不思議そうな顔してるな“何で真備に分かったのか?”って顔に書いてあるぜ?」



呆然としてしまっている俺には真備の言葉はあまり耳に入ってきませんでした。


そんな俺を見て真備は一回深くため息をついて……。



「……おいいつまで寝てんだよ輝喜!!」


「は、はい!?」



強く、しかし優しく俺を呼び起こしました。


そして慌てて目覚めた俺が見たのは真備の強い意志が宿っている両瞳。



俺はその瞳の奥に俺の未来図とはまた違う何か特別な力を感じました。



「わりーけど今回は真面目に話がしたいんだ」



真備の話す言葉一つ一つに宿る強い意志。


その言葉の羅列はとても重いものでした。









「わかりました」



だから俺もそれ相応の態度で真備の強い意志に答えなければいけません。


そうしなければこれは親友ともである真備。それに日向と知恵理に対する冒涜となりますから……。





……でも、もう俺はあなた方を親友ともとは呼べませんけれどね。



「……俺はあなたのことを甘く見ていたのかもしれません」


「バーカ。俺はこう見えてもやるときはやる男なんだよ」



えぇ、まったくその通りです。



あなたは俺達5人の中で一番……。










……大人ですよ。





日向side



「……」



そこはただ赤く、黒く、永遠と焦げ臭い血のにおいが充満した所だった……。



その酷く醜い場所で俺はただ立ちすくむ。



さっきまでとは違うこの場所で俺はただ嫌悪感を抱いた。


知恵理が……愛しい少女が与えてくれた温かな光すら相殺させるこの空間に……。



「……どこだ?」



俺、不知火日向はいつの間にかいたこの場所に疑問を持った。



辺りを見渡せば崩れ落ち炎上している多くの建物。


上を見れば蒼いはずの空は血が飛び散ったように紅い……。



俺はこの状況の全てを頭に入れた上で答えを探し、導き出す。








ここは……【戦場】?




誰も答えてくれないその中で、俺はそう答えを出した。


そしてすぐに俺の答えが華丸だと肯定される。




ドーーーンッ!!!!




……戦火の音によって。



「やっぱりここは戦場……」



突如として響き渡ってきたのは爆撃の音。


その証拠に近くにあった建物は粉砕され炎上する。そしてその上には爆弾を落としたと思わしき黒い物体……戦闘機だ。



「……」



俺は見上げた先にいた戦闘機の数に沈黙してしまう。


その数は例えなしに数えられないほど。



……俺はこの景色に見覚えがあった。



不思議と頭の中に流れ込んでくる映像。その全てにこんな戦場が映し出されている……。




まるで体験したかのように。




「いったいこれは?」


「よっ!!」



……その声はまさしく不意に聞こえてきた。



そしてこの声は忘れるはずもない。忘れるわけのない声。




……俺自身の声だ。




「【紅翼の天使】」


「んー。正解ではあるんだけど……ちょっと違うかな?」



振り返った先には予想通り片手を上げた4年前の俺がいた。


……背中に時計の針できた十字架のマークがついた白い服を着て。



「違うってどういうことだ?」


「簡単な話だよ。俺は紅翼の天使と同時に不知火日向。つまりお前ってことになるのさ」



そう言うと4年前の俺は腰にさしていた日本刀の魂狩【紅翼】を抜く。



4年前……9才の俺が持つにはあまりに大きすぎるその銀の輝きは4年前の俺にはあまりにも不釣り合い甚だしい。



……それを目の当たりにしてみた俺はただ呆然としてしまった。










「……いいか4年後の俺?」



そう言ったとき4年前の俺の瞳はすでに刃のごとく鋭くなっていた。



「これから見せる映像は過去のお前が経験した記憶を一時的にチエの力でみせているだけだ」



4年前の俺が刀に入れる力を強くする。



「……これが終わったら全てを忘れると思え」



……そして4年前の俺はそのまま空を滑空し続けている大量の戦闘機を見据えた。


見据えた目の奥に激しい炎を灯しながら。



「……でもこれだけは覚えとけ。








……“お前は人を殺したことはない。


ただの一度も”……。









……絶対覚えとけよ」



それは願いではなく命令形。絶対的なる強制力を持った言葉だった。



「んじゃちょっくらお仕置きにいきますか」



シュンッ!!!!



4年前の俺はそう言うと空へと旅立っていく。



目にも留まらぬ速さで……。




ドカーーーンッ!!!!




次の瞬間に聞こえてきたのは一機目の戦闘機が破壊される音だった。



そして俺はその先に……。










………天使を見た………。






赤い閃光となって高速で戦闘機を斬りつける赤く神々しい……。



【紅翼の天使】を……。





真備side



「……真備。あなたはなぜ日向が【紅翼の天使】なんて呼ばれるようになったと思います?」



輝喜の質問にある程度答えを予想していた俺はかんぱつ入れずにすぐ答える。



「あいつが幼かったから……だろ?」



俺の答えに輝喜は今日何度目か分からない驚愕の表情を浮かべた。



……おいおい。いくら何でもそんなに何度も驚くなんてひどくね?



「……ま、まさかマキビンの答えが道理に合っているなんて」


「……その言い方。俺が普段は道理に合ってないみたいだぞ?」



この扱いには慣れたとはいえこのままじゃ話が進まないだろ……。



俺がそう思った瞬間。輝喜も同じことを思ったのかコホンと咳払いをする。


その後の顔は真剣なものへと変わった。



「失礼しました。では話を続けていきたいと思います」



口調を真面目なものにした輝喜はさらに語り出した。



「……確かに真備の言うとおり当時の日向が幼かったというのも原因の一因だったと思います。……ですがそれだけでは決定的なものにはなりません」


「……どういうことだ?」



俺が聞き返すと輝喜はうーんとうねり始める。



「……定理がないわ」



それを遮るように俺の耳元に入ってきたのは姉貴の声だった。



「姉貴?」


「証明するためには定理となる事柄が少なすぎる……違う?」



完全に復活したらしい姉貴はさすがに才女と呼ばれるだけはある。


一瞬にして俺が悩んでいた内容を理解したようだ。



「そのとおりです」



輝喜はそう言うと肩をすくめた。


そして輝喜の黒い天使の瞳と赤い悪魔の瞳は日向と知恵理がいる光の塊を一直線に射る。



まるで光の中で何が起こっているのかが見えているように……。



「真備は……日向に足りないものが何か分かりますか?」


「……足りないもの?」


「えぇ、日向は幼いころから強大な力を持って戦場を駆けていたと聞きました……」



サラッと言ったつもりだろうがその言葉は俺と姉貴には驚きだった。


なんせいつも一緒に笑い合っている親友がそんな状況になることが想像つかなかったからだ。



輝喜の話は続く。俺達の想像を遥かに超えた天使の話を……。



「まだ10にも満たない子供が日本刀を持って……圧倒的力を見せつける。それこそ……」



そこまで言ったところで俺は気付いた。


輝喜の瞳がゆらゆらと揺らいでいることに……。



そしてその理由は次の言葉で分かった。



輝喜の動揺の理由が……日向が戦場においてどんな存在だったかということが……。








「【悪魔】と呼ばれてもおかしくありませんでした……」



……その一言は昔の日向を完結に表していた。



日向の恐ろしさを含めて……。



「あ、悪魔?」



無意識のうちに出てしまった声に輝喜は無言で頷いた。



「【悪魔】……天の使いである【天使】と相対する地獄の化身……戦場で多くの者を斬る日向はまさしく悪魔でしたでしょうね」



輝喜はそこまで言うと一息つく。そして再び日向と知恵理がいる光の塊に目を向け話を続けた。



「……ではなぜ日向が戦場で悪魔ではなく天使と呼ばれていたか……それには2つの理由があるんです」


「さっきあたしが言った定理のことね」



輝喜は凪の言葉に頷くと視線は光の塊に向けたまま俺達に見えるように人差し指を立てた。



「まず最初の理由ですが……。日向は決して戦場で人を殺めなかったからです」


「人を殺さない?」



戦場において矛盾しているその言葉に俺は疑問符を浮かべる。


だが、それと同時に俺はその言葉にあんちょの心を思った。



「……そこはやはり日向でしたよ。……やはり彼は昔から優しかったみたいですね」



輝喜のその言葉がさらに俺の心に潤いをもたらす。



どうやら俺は日向を軽蔑せずにすみそうだ。



……ま、人を殺してようが殺してなかろうが日向を軽蔑するなんてありえないんだけどな。










「まだよ……」



そのとき。姉貴の声が小さく響いた。



だけど俺も輝喜もその言葉の意味は言わずとも分かる。


だから俺も姉貴の言葉で輝喜の方を向く。




対して輝喜は俺達の方を向くことはない。その瞳の先はずっと同じ、日向と知恵理がいる光の塊のままだった。


そして輝喜はその状態のまま唇を震わす。



「確かに……優しいだけでは天使と呼ばれる定理にはなりません」



そのとき輝喜の赤い瞳……【未来図】が見開かれた。


未来(さき)にあるものに驚いたように……。



しかし輝喜の話は止まることはない。


むしろ今の未来図を見開いた後に見せる輝喜のニヒルな笑みによりさらに饒舌(じょうぜつ)となっていった。



「……真備。さっきのあなたへの質問の答えは分かりましたか?」



いつも以上の優しい口調に俺も笑みを浮かべる。


瞳を日向と知恵理のいる光の塊に向けながら……。



「足りないもの……か。人間としてのあいつにはそんなものないな」



俺は臆することなくどうどうとそう言う。


姉貴は一瞬驚いたような顔を見せるもすぐに俺の意図を察したらしく深く頷くのだった。



輝喜の方も……俺の意図を察したようだ。


その証拠に……。



「……では天使としての日向に足りないものは?」



そう俺に聞き返してきたからな。



そしてその言葉に俺は胸を張って答えるのだった。



「決まってんだろ……」



俺の言葉と同時に俺達の見る先にあった光の塊がなおいっそうの輝きを放ち始める。


しかし俺は慌てることはない。


その先にいる日向と知恵理を信じているから……。


だから俺は言葉を続けた。


日向が天使と呼ばれる最大の定理を……。










「……天使の象徴さ」





知恵理side



「チエ……」



光に包まれた空間の中。ヒナ君は私の名前を呟いてまぶたを開けました。


でも私はその呼び方が引っかかる。



なぜなら今私を【チエ】と呼ぶ人間はいないからだ。


もちろんヒナ君ももう3年くらい前から【知恵理】呼び捨てで呼んでいる。



……つまり今目の前にいるのは過去のヒナ君ということになるのだ。



「チエ……」



でも私の思惑は私の頬を優しく撫でてくるヒナ君の手により崩れるのだった。



その温かみは……いつも私を安心させてくれる温かみだったのです。



「……ヒナ君?」



私は目の前にいる幼馴染の男の子を呼びかけました。


そしてヒナ君も私の呼びかけに……。










「……ただいま……」



ただ微笑みながらそう言ってくれました。



「……おかえりなさい……」



私は彼が私が普段から知っている彼だと確信した瞬間、胸に銀時計を抱き締めながらそう言って微笑みかけたのでした。




……………………


……………


………




「……あれ?そういえばなんで俺生きてんの?」



ヒナ君は自分の服が真っ赤になっていることに気付きそんなすっとんきょんな声を出して自分の胸を押さえました。



そんなヒナ君に私はつい笑みをこぼしてしまう。


なぜなら水城さんと闘っているときの凛々しいヒナ君やさっきまでの優しいヒナ君とのギャップがあったからだ。



「ふふふ♪」


「……おいチエ。何笑ってやがんだよ」



あら?ヒナ君たらちょっと拗ねちゃったかな?



唇を少し尖らせたヒナ君は普段のカッコイいヒナ君の面影はまったくありませんでした。


むしろ可愛いく思ってしまう私がいる。



そう考えた私はいつの間にかヒナ君の頭を撫でていました。



「な!!お前は何がしたいんだよ!?」


「ふふふ♪ヒナ君可愛い♪」



慌てるふかめくヒナ君。


でも私はヒナ君の頭を撫でながらも満更じゃなさそうなヒナ君の表情を見ました。



……ヒナ君になでてもらっているときの私もこんな感じなのかな?



私がそんなことを考えているて不意にめまいが私の頭を襲ってきた。



バサッ



「チエ!!」



ヒナ君の方に倒れ込んでしまった私をヒナ君は慌てて抱きかかえる。


そのせいで見上げる形で見たヒナ君の瞳はあまり見ない動揺の色がありました。



……ごめんね、ヒナ君。



「チエ!!どうしたんだよ!!」



慌てるヒナ君に私は無理やり微笑みを見せながら言いました。



「……ごめんねヒナ君。私、ヒナ…君の傷を治……すのに…かなり力……使っちゃったみたい…」


「ち…か……ら?」



ヒナ君はかなり動揺してるみたいだった。


だから私はヒナ君を安心させる意味も含めて言葉を(つむ)いでいく。



「……ヒナ君の…傷の時間を……戻したの」



ヒナ君は私の言葉にはっとしたみたい。



……うん。確かに私がこんな状態なのはヒナ君が原因だよ?



……でもこれはヒナ君のせいじゃない。



私が……望んだことだから……。



私はヒナ君にそれを伝えるためになおいっそう頑張って笑みを浮かべ、ヒナ君に尋ねた。



「私は……ヒナ君の…役にたてたかな?」



簡単な……でも複雑な質問。


だけどヒナ君は私の言いたいことをしっかり理解してくれた。



最高の笑みを浮かべて……。



「チエ。お前は最高だよ」



そう言って私を抱き締めてくれました。



そしてヒナ君は私を抱き締めたままゆっくりと一言呟きます。


それと同時に現れたのは私を優しく包み込む。




私の……すべてを……。







「炎舞せよ【不死鳥】」








そしてそれと同時に私の時の能力で現れていた光は崩れ始める。


だけど私には外の様子を見ることはできませんでした。



私を包み込むように折り畳まれている天使の象徴によって……。





バサッ!!!!!!





一気にそれを広げたヒナ君の周りにはまるで桜吹雪のように数枚のそれが舞い散る。



私はこのときやっとヒナ君の全てを見ることができました。



ヒラヒラと舞い散る赤いそれを何千枚も背中につけたヒナ君を……。









天使の象徴【紅い翼】を広げた大好きな幼なじみの男の子を……。





私を抱き締めたままヒナ君は私の左手から日本刀を優しく奪い取る。



あまり力が入らない私もされるがままに日本刀を……私(桜)を渡しました。




そしてそのままヒナ君は桜を水城さんに向かって突きつけ……。



「第2ラウンドといこうぜ水城……。もちろん問題nothingだろ?」



そう言ったヒナ君は今までにないほど神々しく美しかったです。



その神々しい姿に私は……見惚れてしまいました。





紅い翼を持つ【紅翼の天使】に……。


作「こんにちは作者のHYUGAです」


日「こんにちは主人公不知火日向です」


真「こんにちは日向の親友①羽前真備です」


輝「……なんですかこの始まり方は?」


作「というわけで今回はこの4人で話を見直していきたいと思いま〜す!!」


日&真『イェーイ!!』


輝「俺の言葉は無視ですか!?」


作「それがお前の運命さ……」


輝「くっ!!最近は刹那もあまり出てきませんし……ずっと俺だけ損な役回りじゃないですか……」


作「それがツッコミの役割さ(キラン☆)」


輝「……この扱いに慣れてきた自分が怖いです」


作「さてツッコミが諦めたところで話を進めたいと思います!!」


日「問題nothing。いつでもいいぜ!!」


真「ドーンと来い!!!!!!」


輝「俺は……いえ何でもないです」


作「では最初の疑問に行きます。最初の疑問は日向についてです!!」


日「俺?」


作「はい。日向が目覚めたあたりから知恵理への呼び方が変わったのはなんでですか?ってお便りが来てました」


輝「お便りなんですか!?」


作「ん?何か聞こえたような気がしましたが気にせず日向お願いします!!」


輝「……俺って空気なんですか?」


日「そうだな……ま、一番の理由は心境の変化だな」


真「心境の変化?」


日「そ♪俺がチエへの呼び方を変えたのは自分の気持ちに気付いたからだな」


輝「なるほど……」


日「でも恥ずかしい話チエに告る勇気なんてとてもじゃないから……」


真&輝『お(あなた)なら問題ないだろ(でしょう)』(ボソボソ)


日「だからチエへの気持ちの現れとして親愛がこもった幼いころの呼び方に戻したんです」


輝「そうですか(優しい笑顔)」


真「へ!!それでこそ我が親友だな!!」


日「恥ずいからチエには黙っといてくれよ?」


真「ああ!!」


輝「もちろんです!!」


作「いやーすばらしい話でしたー」


輝「……何もしなければいいんですが。いやな予感が……」


作「知恵理への気持ちをうまく伝えられない日向……いいです!!」


輝「やな予感、やな予感!!」


作「以上ペンネーム【天然娘】さんからでした〜」


輝「やな予感、やな予感……って!!それ本人からじゃないですか!!」


作「へ?」


輝「へ?じゃありません!!日向の気持ちを踏みにじる気ですかあなたは!?」


真「何言ってんだ輝喜?これは【天然娘】さんからだろ?」


輝「あなたは黙っていてください!!」


真「……ひでー」


作「さていつもながら時間が無くなってきたので次回予告行きたいと思いまーす!!」


真&輝『2人揃って無視された!?』


作「では次回予告……。


紅翼の天使としてついに背中の紅い翼を羽ばたかせた日向。


その日向に対峙してくるのは時の番人の雨の死神水城。


そしてゲイルを倒した謎の組織のⅣの刺青を持つ男、悶……。


彼らの思惑は全員がそれぞれの予期する未来通りにたどり着けることはない……。


しかし3人は闘いを続ける。


その先に自分の信じた未来があると信じて……。


次回【不死鳥と桜】」


日「問題nothingだぜ!!」


日「そういえば真備って実はバカじゃないのか?」


輝「いえ……バカでしょう?」


真「そんなことないぜ!?」


日「……7×3は?」


真「24!!!!!!」


日&輝『こいつはバカだ(です)!!』



次回に続く!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ