表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時の秒針  作者: †HYUGA†
第一章;時の番人編
46/76

第45話 時のDESTINY


“時の秒針”その正体とはいったい何か?


そして今回は知恵理が、日向が大活躍!!


では本編へ( ・∀・)つ


〔unknown〕side



「……舞台は調った」



水城がその千年の生涯を犠牲にしてとある黒髪の天使に刃を突き立てていた同時刻。


謎の転校生【李・悶】はとある分厚い鋼鉄製の扉の前に立っていた。


そして、その左手にはトゲトゲにく機械的に戦闘能力に特化した彼の魂狩ソウルテイカー



【地獄の(ヘルゲート)



その存在は華奢な体の彼には異端ともいえるものであった……。



コツン…コツン…



扉の先は完全なる防音状態で外にいては中の様子はまったく探れない。


そんな【時雨の間】へと続く扉の前に立つ彼の耳に届いてきたのは静寂を破る一つの足音……。




その前にここで一つ説明しておかなければいけないことがある。


もともとこの洋館は奥へと進むために一本の道しかない。


洋館自体も桜時市の山奥に造られたため(誰が造ったんだか……)正面の入り口以外に洋館の中に入るすべはないのだ。



そしてその洋館を改造してデモンが今回の闘いのために【女神の間】【治癒の間】【変型の間】の3つの部屋を造ったの……。






回りくどいのは止めよう。



つまり何が言いたいのかというと、この扉の前に来るまでには日向達と同じルートをたどるしかない。


しかし【女神の間】の主であるデモナン・カイハーツ・キルデは主戦力の兵器【アマテラス】を破壊されてしまっているため、現時刻は外にてある機械の整備をしていた。



つまり【女神の間】は何の問題もなく通り過ぎれるのだ。



しかし、現在彼がいるこの【治癒の間】は違う。



ここの部屋の主はもともと能力者であるゲイル・ハルトマン。


しかも彼が使役する魂狩【執刀】の特性である【治癒結界】の力を使えば彼の負傷は負傷ではなくなる。



これが意味するのは……。



コツン…コツン…



「コノヘヤニヨウジデスカ〜?……ユニオンクルーズの暗殺者さん?」



……日向達と闘ったときとは違う。


真剣な顔をした【時の番人医療局】の局長がいるのである。



「……kill-me(殺されたいの)?」


「悪ふざけにしては度が過ぎてるな。俺が言うのもなんだが言葉遣いはきっちり守れよ?」



ゲイルはその言葉とともにナイフに似た刃物……メスの魂狩【執刀】を構える。






それは今宵誰にも知られることのないもう一つの闘いの始まりを告げるものだった……。




知恵理side


「ひ、ヒナ君……?」



真っ暗な部屋の中、私は恐怖する。ヒナ君の胸元から出てきている白銀の刃、その後ろで無表情を崩さない水城さんを……。


降り続ける雨に似せた水に混じって見える純血が私の思考を奪う。


でも私の中で占めるのはたった一つの思い……。


今まで様々な者を失ってきた私にとって最後ともいえる者を失うことへの恐怖でした。


それは私の最後の希望であり、最後の過去。


私と同じ時を歩んできた最後の道標……。そして私にとってまさしく天使の存在の幼なじみ……。



【不知火日向】



もし彼が消えたら私は……私は……。










(ヒナ君?私を置いていかないで……)



ふらつく体に残された力を振り絞って私は立ち上がる。


……うんうん。立ち上がったことすらもしかしたら私の幻想だったのかもしれない。


ゆらゆらと視界が揺れ始める。


思考が停止した頭は激しい頭痛に変わった。


(私は一体何をしてるんだろう?)




そう思った瞬間、私の視界は今まで感じたことなない【紅】へと誘われるのでした……。









私が気がついたとき。目の前にいたのは胸から赤い血を滴らせているヒナ君。


そんな彼を私は抱きしめている状態でした。



「ひ……な…くん?」



いつの間に移動したのか。いつの間に抱きしめていたのかなんて関係ありませんでした。


ただヒナ君を胸に抱きかかえて目にたまった雫をそっとヒナ君の頭に落とす……。




そんな私は……無力でしかありませんでした……。




(私も……力が欲しい……)




それは私の心からの思い。切実な願いでした。



そんな私の目に留まったのは……ヒナ君の右手……。


正確にはヒナ君の右手に握られている私と同じ色のヒナ君の魂でした。


私と同じ名前がつけられた日本刀【桜】




その輝きに魅せられたかのように私は紅翼に……手をかけました。


これが私の人生を根本的に変わる出来事だと知らずに……。







……そう。私の人生はヒナ君の魂に触れた瞬間に全てが変わったのでした。


それはまさしくターニングポイントと言える地点。


もしこの地点で私がヒナ君の魂に触れていなかったら……私は私の隣にいる幼なじみと私の人生を失っていたかもしれません……。



でも、私はこのときヒナ君の魂に触れた……。



私をいつも大事に包んでくれる私の天使様の魂に触れたから……。










《……問題nothing。俺がお前をおいていくわけないだろ?》



私は奇跡という言葉を信じることができたのです。



《俺はお前を絶対悲しませない。俺がお前を絶対離さない。俺がお前を絶対守ってやる。……だからお前の【時】を俺に貸してくれ……チエ》



頭に響いてきたのは決して忘れることのない私の天使様の声でした。


そしてその安心感を与えてくれる彼の言葉は……私の力を解く鍵……。


……私の【時】を動かす魔法の言葉だったのです。



「……うん。私の力全部貸してあげるよヒナ君。……だから私を絶対一人にしないでね?」



その言葉を言いながら私はつい笑顔をこぼしました。


そして、ヒナ君の魂【桜】私の銀色の髪の毛を思わせるその輝きの先にはいつもの眠そうなヒナ君の顔……でもいつも私に見せてくれる微笑みを私を見ました……。



《ふふふっ。問題nothingだぜチエ……俺の魂はいつもお前と共に……》


「私の魂はいつもヒナ君と一緒に……」



キンッ



《「同じ【時】を生きよう……!!」》



謀ったようにヒナ君の右手から離れる【桜】。


それはまるで自分の意志のように私の両手に渡ってきました……。



【桜】私は白銀の刃であるあなたと同じ人を守る白銀の時となります。


私はヒナ君を守りたい……。ヒナ君が私を守ってくれるように私もヒナ君を守りたい……。







だって私は……。










ヒナ君を愛してるんだから……。










「時を動かししは白銀の歯車……」



私は昔からこの銀色の髪の毛に疑問と嫌悪を抱いていた。



「時を震わししは白銀の振り子……」



フラッシュバックしてくるのはいつも同じ映像。



「時を組み立てしは白銀のぜんまい……」



この髪の毛のせいで孤児院で異端だった私はいつも泣いていた。



「時を示ししは白銀の時刻判……」



そんな中でお兄ちゃん以外で初めて私に声をかけてくれた黒髪の男の子。



「時を止めししは白銀の刃……」



……今思えば私はあのときから分かっていたのかもしれない。



「そして、全ての時を導きしは白銀の秒針……」



……あなたを好きになるって。



「……【時】を操りし少女の名のもとに命ずる」



だから私の髪の毛を銀色に染めたこの能力はあなたのために……。



「…………来て…………」



そして私の【時】はあなたと一緒に……だからヒナ君……。










「……【時の秒針】……」



私のそばにずっといてね……。









水城side



「……俺のノルマ達成だな」



まるで全てを包み込むように光り輝く空間に閉じこめられた日向と知恵理。


それを見た俺は静かにそう呟くのだった。



「何んだよこの光……」


「ま、まぶしい」



この強烈な光に驚愕の色を見せて声をあげる真備と凪。



「……!!」



対して輝喜のやつは別の意味でこの光に驚愕の色を見せ声を上げることもできないようだ。



……だが、それも当然のことか。



なんせあいつはこの光の正体を知っている。


そしてこの光が示す意味も……な。



ヴォン!!



「今度は何!?」



凪の叫びにも似た声が部屋に響き渡った。


凪の目の先にあるのは日向と知恵理が閉じこめられた光のオーブ……。


その真上には今までなかった魔法陣にも似た紋様が浮かび上がっていた。




……【能力陣】だ。




その光景はとても神々しく眩しかった……。



「……さすがは世界が誇る【10導能力者】の能力の一つだな。……まったく空といい知恵理といいあの兄妹はなんで【10導能力者】なんだ?……その力が2人を苦しめるとは考えなかったのか……神?」



俺がこんなに長くしゃべることは梅雨に雨が降らないくらいに珍しいのだが……。


残念ながらこの言葉を聞いている人物は1人もいなかった……。






日向side



……温かい。



それがまず俺が感じた感覚だった……。



まるで母に抱かれているような感覚。


日和に照らされたような温かみ。


真備や凪、輝喜と談笑しているような心の温かさ……。



そのどれもが当てはまって……どれもが当てはまらない温かさ……。



言っている意味が分からないかもしれないけど俺にも分からないから仕方がない。



……いや、分からないんじゃない。説明できないんだ。



この温かみは味わったことがある。でもそれを言葉にすることができない……。



何なんだ?このモヤモヤは……?



……俺はいったい何を忘れているんだ?


誰か……誰か……。


……教えてくれ!!



《教えるもなにもお前はもう分かってんだろ?》



……その声は紛れもない俺自身の声だった。



「【紅翼の天使】」


《ま、同じ名前だったら呼びにくいだろうからな。その呼び方でいいよ》



頭の中に響いてくる俺自身の声はそう言って少し声に出して苦笑いをした。


……間違いない。この声は昨日と今日の朝に俺を導いた【4年前の俺】だ。



でも……。



「……お前。いっとき出てこないんじゃなかったのか?」



そう。4年前の俺は今朝俺に【日輪流炎術】の一式〜四式を託したときにいっときは出てこないって言っていたはず……。


だが実際は1日もたたないうちに俺の目の前に現れているのだ。


そしてその答えは4年前の俺自信の口から語られるのだった。



《……俺もそのつもりだったんだけどな》


「え?」



4年前の俺の口から言われた予想外の言葉に俺は一瞬呆然としてしまう。


もし、その言葉が本当だったとして……誰がここに4年前の俺を寄越したんだ?


そして……俺と4年前の俺にいったい何をさせたいんだ?



そんな疑問が頭の中をグルグルと巡回し続ける。



だけど、これも4年前の俺の口から語られるのだった……。



《俺をここに連れてきたのは……チエだ》



それは俺にとって衝撃以外の何者でもなかった。


そして、4年前の俺はそれを知ってか知らずかさらに言葉を繋ぐ。


俺にとってインパクトでしかない言葉を……。



《……実を言うとチエも能力者なんだよ》


「知恵理が能力者?」


《あぁ、その能力とチエ自身の思いが俺をここへ召喚したんだ》



4年前の俺はそこまで言うといったん言葉をつむぐ。



こうして直接話しているとはいえ、4年前の俺の声は頭に響いているだけで実際に俺の目には何も映っていなかった。


そのため、今どんな気持ちでこの話を止めているのかは表情から受け取ることはできないでいる。



だが、それも一瞬のこと。



そして、4年前の俺は「よし」と声を出すと再び話し始めるのだった。



《チエの能力は特別なものなんだ……》


「特別?何が特別なんだ?」



俺がそう聞き返すと4年前の俺は深く深呼吸(俺の口で)をする。


その動作だけで俺は察することができた。



……これからする話はとても重要なことだと。



そう思った俺は4年前の俺が深呼吸をしている間に決意を固めた。



……これから来る話をきっちり受け止めると。



そして4年前の俺は語り出した。


本当に重く。俺の意志を聞くための話を……。



《……チエの能力。それは【10導能力者】の一つ【時】を操る能力だ》



4年前の俺が語った中には俺が気になる言葉がいくつかあった。


だが、まずは何より……。



「【10導能力者】ってなんだ?」



この聞き慣れない単語について聞くことにした。



《【10導能力者】……世界を生み出したとされる10の能力を扱う10人の能力者を総称して言う言葉だ。……そしてその中で“最も強い力”を持ち“最も弱い力”を持つとされるのが能力【時】……チエの能力だ》


「“最も強い力”と“最も弱い力”を持つ……?」



その単語の矛盾は誰が見ても明らかだった。



「……どういう意味なんだ?」



必然的に出てきた俺の疑問に4年前の俺は順を追って話始めた。



《まず“最も弱い力”だけど……これは簡単だ。ただ単に攻撃手段がないんだよ》


「攻撃手段がない?つまり能力で攻撃したり魂狩での攻撃ができないってことなのか?」


《そういうことだ》



4年前の俺はそう肯定するとさらに話を続けた。



《通常の能力者は【戦士】もしくは【幻術師】にわけられる。これは知ってるよな?》



俺はそれに黙って頷く。



《だけど……チエの【時】の能力はそのどちらにも属さない。いわば異端の能力なんだ》


「なるほど……でもそれならそれでいいんさじゃないか?攻撃できないんならできないんで争いになることはないし……」


《……そういうわけにもいかないんだな》



4年前の俺が言ったその言葉にはどこか哀愁が漂っていた……。


そう。彼は知っているのだ。【時】の能力者が辿る運命を……。



《言っただろ。【時】の能力者は“最も弱い力”を持ち“最も強い力”を持つって……》


「“最も強い力”?」



ひどく重みのある言葉。その一言だけで俺はその運命の酷さを思い知るのだった……。



《……【時渡し】》


「……それが“最も強い力”と言われる能力?」


《あぁ、【時】の能力者が持つ魂狩の特性だ。内容は……読んで字のごとく……時を渡る力だ》



……なるほど。そりゃ“最も強い力”と言われるわけだ。



「タイムスリップか?」


《そうだ。チエにはタイムスリップする力があるってこと……そしてこれが意味すること……分かるか?》



4年前の俺はそう言うと唇(俺の唇)を強く噛んだ。


その動作に俺は気付く。いや、気付かされた。


【時】の能力者が辿る残酷な運命を……。



《気付いたみたいだな?》


「……!!」



今度は俺が唇を噛み締める番だった。


その瞳に移るのは悔しさや悲しみではない。純粋な怒りである。



「でも、正体を隠せばそんな事には……」


《【時】の能力者はどの民族でも珍しい銀髪になってしまうんだ。……見つけやすいうえに攻撃手段がないから捕らえやすい。そしてそれだけで時を渡る力が手にはいるんだ。これを狙わないで何を狙うんだって話だよ……》



……4年前の俺から聞いたこと。それは避けては通れない知恵理の運命だった。


一生狙われ続けるというあまりに残酷な……運命だったのだ。



「くそっ!!」



ダンッ!!



俺はその場の床を思わず殴りつけてしまう。


それはさっきまでの純粋な怒りとは訳が違う。ただやりたいままに出てくる憤怒の感情だった。



そうだ、俺は思いっきり憤怒していた。



しかし、それは知恵理の運命やそれを決めた神になんかじゃない。



……無力な自分に対してだ。



《……》



ガンッ!!ガンッ!!ガンッ!!



4年前の俺ですら声を出せないくらいに俺は必死に床を殴り続ける。


まるで自分への戒めのように……。



ガンッ!!ガンッ!!ガンッ!!



《……力が欲しいか?》



……もし、人生に置ける分岐点があるとしたらここだったのかもしれない。


4年前の俺がもう少し小さい声で呟いていたら、俺がそのまま冷静さを失っていたままだったら……。



たぶん俺は隣にいる幼なじみを失い暗い未来を迎えていたに違いない。



「……欲しい」


《……それは何のためにだ?》



……その答えに詰まるほど俺は愚か者ではないさ。



「決まってんだろ!!」



そう。これは誓いの言葉なんだ。





この言葉を発して瞬間に俺の人生は根本的に変わってしまうだろう。




だけど……だからこそ俺は過去の俺に誓うのだ。





例えこの先何があっても知恵理とならすばらしい未来が待っていると信じて……!!



「俺が力を求めるのは……これから先も知恵理を守り続けて、ずっと知恵理の側に居続けるため!!そして知恵理と一緒の明るい未来を手に入れるためだ!!」




……これでいい。これでいいんだ。




例え間違っていてもいい。だけど俺はこの言葉に満足している。





未来がどうなるかなんて知ったことじゃない。





重要なのは知恵理と共に未来を歩んでいるかということだ。



だって俺は……。










……知恵理を愛してるんだから。










《そのセリフを待っていたんだよ4年後の俺》



4年前の俺はそう言うとパチンッと指(俺の指)を鳴らす。


その瞬間に入り込んできたのはさっきまで以上に温かな光の束だった。



そして俺はこの光の温かみの正体に気付く。



それは母親に抱かれる感覚ではない。


それは日和に照らされて感じる感情でもない。


一番近かったのがこの真備や凪、輝喜と話しているときの心の温かみを感じる感覚だったが……これも違う。



……この光の温かみはまさしく俺が知恵理に感じる温かみ……知恵理を愛しいと感じる温かみだったのだ……。



「……思えば俺も長く生きたものだな。14歳だけど……本当に濃厚な14年間だった……それに……」



そう言いながら俺はこの温かな光の向こうを見つめる。


そして見つめる先にいるのは俺にとって愛しい銀髪の少女……知恵理だ。



「……本当に綺麗になったよな知恵理は。外見だけじゃなくて心も本当に綺麗になった……」



そんなことを思っていると知恵理は俺の右手に持つ【桜】をゆっくりと……包み込むように自身の両手に納めるのだった。……








「時を動かししは白銀の歯車……」



そういえば孤児院にいたころの知恵理はいつも泣いてばかりいたな……。



「時を震わししは白銀の振り子……」



俺はそんな知恵理の銀色の髪に触れたくて近づいていったんだっけ。



「時を組み立てしは白銀のぜんまい……」



……でももしかしたら俺は気付いてたのかもな。


「時を示ししは白銀の時刻判……」



この銀髪の女の子に俺は惹かれる運命だったって……。



「時を止めししは白銀の刃……。」



……だから知恵理。



「そして、全ての時を導きしは白銀の秒針……」



俺はいつもお前のそばにいるからさ……。



「……【時】を操りし少女の名のもとに命ずる」



お前は俺に……。



「…………来て…………」



いつも笑顔を見せてくれよ……。









「……【時の秒針】……」



それだけで俺は問題nothing(ハッピー)になるんだから!!











「……【銀時計】の魂狩……【時の秒針】」



知恵理が【時の秒針】を発動したそのとき。その場にいる全ての人はみんな同じことを考えていた。



“なんて綺麗な笑顔なんだ……”と。


作「今回はまた新しい単語が出てきました〜」


日「【10導能力者】だな」


知「それに私の魂狩の【時の秒針】も出てきたよ〜♪」


作「ではさっそく解説していきたいと思いまーす。では特別講師さんお願いしまーす!!」


輝「はぁー……みなさんめんどくさいだけでしょ?」


日&知&作『うん♪』


輝「……否定くらいはしてください」


日「ん〜でもな〜たぶん水城並みに話の流れが分かってるのは輝喜だけだからな〜」


輝「くっ!!否定できないのが悔しい……!!」


知「コウ君……(涙目上目遣い)」


輝「うっ……わかりましたやればいいんでしょ!!」


日&知&作『ありがとー☆』


輝「はぁー……では僭越ながら時間がないので【10導能力者】だけ……」


日&知&作『えー!!』


輝「ギロッ(未来図解放状態での睨み)」


日&知&作『な、なんでもありません……』


輝「おほん。では気を取り直して……【10導能力者】とは地球を構成する最も重要な10の能力、そしてその能力者を指す言葉です。この能力者達は通常の能力者よりも卓越した能力を持っておりその存在は各組織で重宝されています。ちなみに知恵理の【時】もそれに含まれ知恵理の兄の能力も【10導能力者】に含まれます」


作「ありがとうございました。ではいきなりで悪いですが次回予告します。


ついに【時】の力に目覚めた知恵理。


だけど、肝心の日向は未だに目覚めない……。


そんな日向に知恵理は【時】の力を使う!!


そして日向は真の力に目覚める!!


次回【天使の象徴】」


日「問題nothingだぜ!!」


知「ねーねーヒナ君。【10導能力者】ってどっかできいたことない?妖精の尻尾とかd……」


日&輝『それを言っちゃだめだ(ですよ)!?』


作「ちなみに実際はまったく関係ないんだ。むしろこれ作ってから妖精の尻尾の存在知ったしさ」


日&輝『誤解を招くこてはするな(しないでください)!!!!』


知「2人とも何に怒ってるんだろう?」



次回に続く!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ