第9話 紅き翼の発動
日向の魂狩、紅翼登場!
レリエルside
「来い!!大空を駆ける俺の紅き翼【紅翼】!!」
――ボ――――ッ!!!!!!!!
その言葉を叫ぶと同時に日向の周りが激しい業火に包まれました。この光景は…間違いありません。
どうやら…日向は魂を――【魂狩】を発動させたみたいです。
でも、なんでこのタイミングで?それにさっきの目…あれは一体何だったのでしょうか?
――ボ――――ッ!!!!!!!!
炎はさらなる広がりを見せる。絶つことのないような激しすぎる烈火のごとく。それはまるで日向の叫びのように思えました。
そしてその日向の周りには彼を囲むように炎柱が立ち上ります。そのため日向自身の姿を確認することはできません。
「一体日向の魂狩は…?」
激しすぎる炎に俺は今いる場所より先には行けません。ですが俺の呟きに反応したのか、日向は自分の周りの炎を一気に切り裂きました。
――ザシュッ!!!!!!!!
炎を引き裂いて現れた日向。その姿に俺は不覚にも見とれてしまいました。
銀色に光り輝くその刃には未だに炎が灯っていた影響か火花がパチパチとほとばしっています。
これが日向。これが日向の魂。これが…日向の刃。なるほどこれが日向の魂狩ですか…この形状は――
「"日本刀"の魂狩【紅翼】」
日本刀。それは確かに日向に1番ピッタリな武器でした。
銀色に輝く刀身。漆黒に闇に堕ちる柄。そして太陽のように燃えたぎる紅蓮の炎…。
それらすべてに俺は日向の面影を見た気がしました。
銀色の刀身は彼の研ぎ澄まされたカリスマを。紅蓮の炎は彼の静かに熱く燃えたぎる心を。そして漆黒の柄は…忘れてしまった彼の過去を正確に表している。
そう思ってしまいました。
「日本刀とは…まるであなた自身ですね」
「…そうだな。お前の言うとおりだよレリエル」
俺の言葉に日向は日本刀――【紅翼】をゆっくりと逆の手に持った鞘へとおさめます。「キンッ!!」と音をたてる【紅翼】そのときやっと日向は顔を上げました。
「…っ!?日向…あなたその瞳はどうしたんですか!?」
「…どうかしたかレリエル?俺の瞳って……あぁ!!そういうことか…」
驚きに満ちた俺の言葉に日向は一瞬キョトンとした顔になりました。
ですがすぐに何のことかに気付いたようでニッコリと微笑むと嬉しそうに自らの瞳を指差しました。
「こいつ。綺麗だと思わないかレリエル?」
本当に嬉しそうにそう言いながら日向は指さし続けました――【赤い瞳】を。
さっきまで我を忘れて襲いかかってきていたときの日向の瞳は、まるで今宵のような月のない漆黒の夜のような黒いものでした。
ですが今の日向の瞳は違います。今の日向の瞳は夜とは真逆、まるで昼間の太陽のような紅蓮に似た【赤い瞳】でした。
そしてその赤い瞳。それは俺の警戒心を強めるには十分すぎました。
「…あなた。あなたはいったい誰ですか?」
――ギリギリ…!!
俺はとっさの少し距離を開き、恍閃弓に光の矢をセットします。ですが日向の姿をした何者かはそんな俺の姿に動じることはありませんでした。
しかしその刹那――
――シャキンッ!!!!
「…そう警戒するな。俺は別にお前や"こいつ"をどうこうしようというわけではない」
「…いつの間に!?」
まさしく一瞬というほどの時間で俺は喉に日向の姿をした何者かに日本刀を突きつけられていました…。
あまりの事態に俺は頭の思考が追いついてません。ですがこれは紛れもない事実、俺は「ゴクリ」と唾を飲み込むと思考を再開しました。
今、俺自身になにができるかを考えます。考えて考えて…そして、今の俺にとっての最善の行動を実施しました…。
「…あなたは。あなたはいったい誰なんですか?」
――俺が考えた最善の行動。それはこの人の正体を知るということでした。
さっきと同じ質問を俺はもう一度繰り返します。さきほどとは違い、明らかに俺の方が不利な状況。ですが日向の姿をした何者かはさきほどと同じ笑顔のままでした。
ニッコリとした笑顔のまま…俺に紅翼を突きつけていたのです…。
「…何者か…か。確かにお前からしてみたら俺は誰だって思うかもしれないな…」
俺の問いに日向の姿をした何者かは今度はニヤリとした妖しい笑みを浮かべました。そして「ザンッ!!」と恍閃弓にセットした光の矢を斬ると紅翼を降ろします。
俺自身もここまで近寄られてしまえば恍閃弓を武器として扱えないので弓を降ろしました。
「だけど俺の出現はお前も望んでいたはずだぜ?うんにゃ寧ろお前が望んだからこそ俺が出てきたといってもいいかな…」
「俺が…望んだですか?」
日向の姿をした何者かのその言葉に俺は1つの言葉が蘇りました。
《何って…あなたの記憶を戻すお手伝いを…》
それはさっき初めて日向に向けて矢を向けたときに俺自身が言った言葉。そのことを思い出した俺ははっとしました。
「…まさかあなたは――」
「そうだぜ。俺はお前の思ってるとおりの存在だ。俺は…ぐぅっ!?」
そのとき突然日向の姿をした何者か――いや。日向は右目を抑え、屈み込んでしまいました。
その姿は明らかに苦しそうに見えます。
「どうしました!!日向!!」
「寄るな!!」
突然の事態に驚いた俺は思わず日向のもとに駆け寄っていきました。ですがその前に響いた日向の叫びに俺は脚を止めてしまいます。
「はぁ…はぁ…はぁ…いいかよく聞け…“こいつ”は今自分を失ってやがる。だから、次俺が目覚めたときは絶対にお前に襲いかかると思う…」
「……」
俺は静かに話を聞きました。
「これからのことで…どうしても魂狩が必要になるから発動させたんだけど…はぁ…たぶん、そのせいでこれから俺が"こいつ"に意識を返した後で、お前にとってかなり厳しいものになると思う…」
さらに日向の話は続きます。
「だけど…いや、だからこそ“こいつ”の自我をなんとか取り戻させろ。…"俺"と"チエ"のことを頼んだ」
「…はい。確かに受け取りました」
最後に日向は再びニヤリと笑みを浮かべるとゆっくり目を閉じていきました――
日向side
――う…うん?俺はいったい何をしてるんだ…。ゆっくりと目を開けた俺は真っ暗な暗闇に目を羽ばたかせた。真っ暗な世界に俺は一瞬何が起こったのか分からなかった。
だが時が過ぎるに連れて俺の頭の中がスッキリしていく。そしてそれと同時に――
――そうか…俺は…。
「…殺す!!!!」
俺の頭の中にあった殺意が一気に開花した。今の俺にあるのはただ目の前にいるフード姿の男に対する憎悪だけだった。
「うおぉおおおおお!!!!」
右手にはどこから取り出したのか分からない日本刀。だが使い道は分かっていた。そしてこいつの名前も。
「灯せ【紅翼】!!!!」
怒りのままに俺は叫ぶ。
――ボ―――ッ!!!!!!!!!!
「なっ!?…ま、まさかこれは【協調】!?」
レリエルが何か言ったようだが俺は気にすることはなかった。俺が今考えられることはただ1つ…。
「死ね…!!」
俺は怒りにまかせて刀を振るう。すると紅翼に灯っていた炎の塊がレリエルを襲った。
「くっ!?」
レリエルは俺の攻撃を上へと跳んで避ける。だが俺はひるまない。
「はあぁああああ!!!!!!」
さっきよりさらに巨大な炎の塊をレリエルに飛ばす。うまく固まった炎の弾なんかじゃない。完全なる力のみを主とした巨大な炎の塊を。
空中を跳んでいるレリエルは今度は避けることはできないはず…。
「…っ!!仕方ありません」
――パチンッ!!ザンッ!!
レリエルは恍閃弓の弓から光の矢を放つ。だがあれだけの炎に矢1本だけでは到底足りない。
そして俺の予想通りレリエルの光の矢は俺の炎を前に完全にその姿を消した。
「…やはり1本だけでは力不足のようですね」
でも、レリエルもひるむことはなかった。そしてブツブツと呟くようにそう言うと再び恍閃弓を構え弦を引いた。
再度光の矢が現れる恍閃弓。だがしかしその様子がおかしかった。
「行ってください!!我が光の槍【神聖の槍】!!!!」
――パチンッ!!ザンッ!!
レリエルはそう叫び1本の矢を放つ。ただし、さときまでとは違う何本にも折り重なった光の矢を。
だが俺の疑問はすぐに解決する。なぜなら発射された矢が1本…2本…3本。そして何十本もの矢へと枝分かれしていったのだった。
――ズサ―――ンッ!!!!!!
そして俺の炎とレリエルが放った数十本の矢。2つが衝突したことにより激しい衝撃波が巻き起こり辺りを嵐にしていった――
レリエルside
「はぁ…はぁ…はぁ…」
地面へと着地した俺は、俺の矢と日向の炎の塊で巻き起こった衝撃波に絶えきれず思わず座り込んでしまいました。
息が果てしなく荒く、途切れ途切れとなっています。
ですがまさか日向の力がこんなに強いとは…。もちろん日向の過去を考えれば力が大きいことは容易に想像つきました。
ですけれども記憶がない今の状態でこれほどの力になるとは…想定外にもほどがあります。おそらくこの戦いでは使わないと思っていた【神聖の槍】まで使ってしまいましたし…。
――最早日向の力は無視できるものではありませんか…。
「はぁ…はぁ…ふぅー」
だいぶ息も整ってきました。だからそろそろ日向を警戒しませんと…。向こうもそれなりにダメージを受けていると思いますが…!?
――シャキンッ!!!!!!
「…っ!?しまった!?」
俺がふと気づけばいつの間にか近づいてきたのか日向は俺の目の前にいました。どうやら俺は過ちを犯してしまったみたいですね…どうやら日向の体力を見くびりすぎたみたいです。
「…死ね!!」
ですが、無情にも日向は紅翼を振り上げる。その瞳には光も濁りも混ざっていない完全なる無の状態に見えました。
――ヒュンッ!!!!!!!!
そして俺は日向が紅翼を振り落とすと同時にすかさず目を閉じる。
俺の瞳に最後に残されていたもの。それは炎の灯った日向の魂狩である日本刀の紅翼の刃と、少し遅れて出てきた日向の後ろで輝く月。そしてヒラヒラと舞い落ちる桜の花びらだけでした――
ですから気づきませんでした。日向のそのまた後ろ、もう1人の【桜】が再び咲いたことに――
知恵理side
――う…うーん。あれ?私どうしちゃったの…?
気付いたとき私の辺りはこれ以上にないほど静寂に包まれていました。夜人通りが少ないということもありますが、それを抜きにしてもこの静寂は異常に思えるほど静かな静寂に――
最初は…自分はこんな所で何をやっているのだろう?と混乱してしまいました。
だけど私の頭の中に走馬灯のようにあの映像が巻き戻されてきました。あのヒナ君を守ろうと必死にもがいた瞬間が。
「そ、そうだ!!私…」
――ヒナ君を庇って矢に打ち抜かれて死んだはずじゃあ…?
でも息はできる。それに周りもはっきり見えるし…。どうして…?
「いたっ!!」
意識がはっきりしたからか突然の痛みが私に訪れました。私は射抜かれた右のほうを向きます。
するとそこには予想通り私を撃ち抜いたと思われる光り輝く純白の矢がありました。そしてそこから流れ出てくる痛々しい私自身の血。でも――
「…肩?」
そう、私を殺したと思っていた矢は私の胸ではなく肩を射ていたのです。
それはつまり――
「私…生きてる」
私がポツリとそう呟いたとき、私はふとあることに気づいた。
それは私が必死になって守ろうとした大事な大事な幼馴染の男の子…。その彼がいないということです。そして私とヒナ君に矢を向けた張本人であるフード姿の人。レリエルさんの姿も――
「ヒナ君!!」
私は必死に目を凝らしてヒナ君を探す。
夜のせいか辺りは真っ暗闇…。だけど私はすぐにヒナ君を見つけることができました。
それは他の何よりも灯火を放っている場所が一カ所だけあったからです。その場所によく目を凝らしてみると…。
―――――いた。10メートルくらい先にヒナ君とレリエルさんがいる。そしてヒナ君の持つ銀色に輝くもの――それから私を導いてくれた灯火が燃えていました。
――だけど…何か様子がおかしい…。
レリエルさんは片膝を立てて…そう、言うなれば立ち上がろうとして止まったような状態。
対してヒナ君は立ちあがりレリエルさんにあの燃えたぎる銀色の何かをつきつけている。
――あれは…剣?
私がそう考えたときレリエルさんが語り出した。
「なんで…殺さないんですか?」
その言葉に私は自分の耳を疑ってしまいました。
――こ…殺す!?それってどういうこと!?
「……」
「何かしゃべれてください。日向?ではもう一度だけ問います。なぜ殺さないんですか?」
再度来たレリエルさんの問いかけ。でもヒナ君はそれでも押し黙っていました。
遠くて表情はわからない。けどたぶんヒナ君の表情は固まっていると思いました。
「俺は…知恵理を殺したんですよ?」
――わ…私を殺した?
「どうしたんです?日向?早く殺してください!!」
驚きで固まってしまう私。でもそんな私の様子を知らないレリエルさんはさらに強引な言葉でヒナ君を攻め立てました。そしてその言葉でやっと、ヒナ君は応えました。
「お前…なんで震えてるんだ?」
そう言ったヒナ君の声もどこか震えていました。私はその言葉を聞いたとき途端に一気に2人のもとへと走り出していました。
「ヒナ君!!!!!!」
日向side
その声は俺にとってはもう二度と聞けないものだと思っていた声だった。その声に俺は唇を震わせて彼女の名前を呼ぶ。
「知恵理?」
その声に俺は思わず目を見開き、声がする後ろを一気に振り返る。
そして振り返った先。そこには知恵理が光の矢が刺さったままの部分を押さえながらこっちに駆けてくるのが見えた。幽霊でも天使でもない。そこにいたのは紛れもない知恵理だった。
「…よかった」
不意に呟かれたレリエルのその声を聞いたとき、俺はやっと自我を取り戻した。
「ち…知恵理!?生きてたのか!?」
「うん♪肩は痛いけどぜんぜん元気だよ♪」
そう言うと知恵理はいつものような笑顔を見せる。
「よ、よかった…」
それを見て俺は緊張から解放されて「ドサッ」と地面に腰を落としてしまう。どうやら腰が抜けてしまったみたいだな…。
「はははは…」
思わず苦笑いが出てきてしまう。そんな俺に知恵理は優しく微笑みかけてくれた。やっぱり俺にはこの笑顔がないとダメだな…。
彼女の笑顔を見ながら俺はただただ、そう思うばかりであった。
――【よかった】
そのとき不意にさっきのレリエルが放った言葉が俺の頭に蘇ってくる。俺と同じ言葉、本当に安心したといった言葉…俺はその言葉を聞いた瞬間にさっきまでの憎しみは消えていた。
「あ…そうだヒナ君」
「ん、なんだ?」
知恵理は何かを思い出したかのように言葉を繋ぐ。
「その人を…レリエルさんを殺しちゃだめ!!その人は怖がってるんだよ?…震えてるんだよ?だから…殺しちゃだめ!!」
その言葉を聞いたとき俺はすでに決心していた。
「問題nothing。分かってる…それにもうそんな気はとうにないよ…」
その言葉を聞いて驚いたのはレリエルだった。
「日向。俺を許してくれるんですか?」
「いや、許さない」
間も入れずに俺は言う。
「お前が俺と知恵理を傷つけたのは事実だ…だから、許す気はない」
レリエルは顔を伏せる。その姿にはどこか哀愁があるような気がした。
だから俺はさらに言葉を繋いでいく。こいつが納得して、俺が納得して、知恵理が納得する言葉を。
「でも…さっきまでの俺ならともかく今の俺にはお前が悪い奴には見えない」
「え?」
俺の言葉のあとすぐレリエルは再び顔を上げる。フードで顔は見えないがその様子から察するに「信じられない…」といった信条なのだろう。
そんな様子で、レリエルは口を開いた。
「…どうしてです?」
純粋な疑問なのだろうその言葉。俺はレリエルの言葉の応えをゆっくりと返していった…。
「…お前のさっき知恵理を見たときの言葉【よかった】あれは本心からとしか思えない」
俺の言葉にレリエルは一切反応しない。そう育てられたのか、はたまた流されないのか…。
とにかくレリエルは俺の言葉にはまったく動じはしなかった。だから俺も気にすることなく言葉を続けていった――
「俺をはじめに攻撃したときもそうだ。お前はあのとち【すみません】て謝ってた…だから、今回のことはお前の本意とはどうしても思えないんだよ…」
レリエルはじっとこっちを見据える。俺の言葉の真意を確かめようとしてるのかその姿はかなり真剣だ。だから俺もレリエルの目に応えるようにじっくりレリエルを見つめる。
そして俺は最後のだめ押しの言葉を押すのだった。
「どうだ?レリエル。俺の言ってること何か間違ってるか?」
俺の言葉にレリエルは完全に押し黙ってしまう。俺の言葉に応えられないのか、もしくは応えるきがないのか。でもレリエルの顔で唯一見える口元。そこにはニヤリとした笑みが浮かんでいた…。
そしてレリエルはやがて1回鼻で笑うとどこか諦めたような口調で口を開くのだった。
「…まったく、あなたにはかないませんよ日向」
そう言うとレリエルは立ち上がり。手に持った恍穿弓をフッと消した。
それと同時に俺と知恵理の肩にあった光の矢も跡形もなく消え去る。
「…え?」
「恍穿弓は弓矢で一つの魂狩…だから弓を消すと矢も消えるんですよ」
顔は見えないが、俺は初めてレリエルが本当の笑顔を見せたと思った。
「武器はなし…日向。知恵理。少しだけ俺と話をしませんか?」
その言葉に俺達に異論はなかった。
`
日「いや〜一時は俺どうなるかと思ったけど最後はうまくおさまってよかった」
レリエル(以下"レ")「そうですね。俺も何度死にかけたことかわかりませんでした」
知「そ・れ・に♪私も生きてたしね〜♪」
日&レ『『軽すぎね(ませんか)!?』』
作「まぁまぁ。三人とも無事だったんだからよかったじゃない」
日「まぁ。そうだな」
レ「えぇ。日向の中の人にも会えましたから俺も満足ですね」
知「ひょ?レリエルさん。ヒナ君の中の人って誰のことですか?」
日「そういえば本文で何かに気付いたっぽいリアクションしてたけど…あれはいったい?」
レ「それはまだ秘密ですね。でも近いうちに明かされると思うので楽しみにしててください」
作「はい。ということで次回予告に行きたいと思います。時の秒針、次回は――
身体には世界中に存在するさまざまな属性を秘めた能力が…。
魂には能力を持つ人間すべてが具現化できる武器が…。
明かされる"魂狩"の正体。それはいったい――?
次回【SOUL&BODY】」
日「問題nothingだぜ!!」
知「そういえばあれだけ炎や光の矢やらがバッキュンバッキュンしてたのに結局レリエルさんのフードとれなかったね?」
レ「その辺はあれなんでしょうねきって。いわゆるご都合主義ってやつですよ」
日「あぁ。アニメのパンチラシーンでスカートの中がブラックホールになってるあれだな」
レ「いえ、それとはまた別物のような気がします…」
次回に続く!!