ハワイ作戦(中編)
米戦艦列には
零戦8機、99艦爆30機、97艦攻40機が向かっていった。まず、97艦攻12機が一斉に魚雷を投下した。
目標は戦艦カリフォルニア、オクラホマ、ウェストバージニアであった。
まず、ウェストバージニアには3本の魚雷が命中した。
2本は対魚雷防御を突き破れなかったが、1本が対魚雷防御を突き破り、艦中央部に直径9.2mの大穴を開け、すぐに大浸水が始まった。
続いてオクラホマには5本の魚雷が到達し、4本が命中した。オクラホマはネバダ級であり、かなり旧式であったため、船体に満遍なく命中した魚雷が引き起こした浸水はすぐにこの艦が許容できる範囲を超えてしい、左舷方向に転覆した
オクラホマは15分後には完全に艦底を晒していた。
カリフォルニアには4機の雷撃機が襲来したが、熾烈な対空砲火により1機が墜とされた。
しかし残る3機は投下に成功し、3本全ての魚雷が左舷に命中した。
1本は第二主砲直下に命中し、弾薬を誘爆させ、火災を発生させたが、まだ浮いていた。
しかし残る2本の魚雷は艦尾に命中してしまい、浸水により機関室と缶室は全滅してしまった。
戦艦ネバダは艦長の巧みな判断により、真珠湾より脱出しようとしていた。
しかし、99艦爆23機と雷装の艦攻5機、爆装の艦攻12機に襲われてしまった。
艦長は緊急用の座礁スポットへ移動しようとしたが、5機の艦攻が接近、ネバダから打ち上げられた熾烈な対空砲火に1機が墜とされるも、4機が魚雷を投下、2本が左舷に命中し、機関の4分の3を破壊、ネバダは一軸でしか進めなくなり、速力は7ノットまで低下した。
さらに99艦爆23機が一斉に襲いかかった。各機二五番四号と六番四号を投下した。しかし、いずれも貫通力が足りず、いくつかはオクラホマから漏れ出し、炎上していた石油に惹きつけられてしまい、二五番は14発、六番は32発が命中し、ネバダはほぼ全ての対空砲を潰され、甲板は文字通り火の海となった。
燃えたぎるネバダの甲板に向け、八十番四号を搭載した12機の97艦攻が爆弾を投下した。
この爆弾は第3主砲塔周辺と艦尾に着弾、41cm砲弾を改造し作られたこの爆弾は簡単にネバダの水平装甲を貫通し、ネバダの残りの機関を完全に破壊し、ネバダは真珠湾の出口を封鎖するように停止してしまった
さらに、最初の魚雷による浸水が許容できないレベルで増加しており、そのまま左舷に転覆してしまった。
また、残った7機の雷撃機は、艦首方向よりメリーランドに雷撃し、3本が命中し、艦首を沈降させた。
「いそげ!まだ最重要目標の一つのペンシルベニアやメリーランドを沈められてないぞ!第二次攻撃隊を発艦だ!」
赤城艦橋で南雲長官の命令が飛んでいる。
第二次攻撃隊は以下の陣容で発艦した。
零戦 52機
99艦爆 62機
97艦攻 58機(雷装12、爆装46)
数時間後には編隊は米戦艦列に到達した。
まず、爆装した97艦攻18機が八十番四号をメリーランドとテネシーに向かって投下された。
メリーランドは艦首を雷撃により吹き飛ばされていたため、第一主砲砲塔の弾薬庫がほぼ剥き出しになっていた。
そこに八十番が飛び込んできて、第一主砲は見事に空に打ち上がった。
テネシーには12発の八十番が飛来したため、艦上構造物や機関などを修復不可能なほど破壊されてしまった。湾内に残されたアメリカ戦艦はアリゾナだけであったが、湾内より脱出出来なかった。
ペンシルベニアのこもるドックでは、悲惨なことが起きていた。零戦が噴進弾にてガントリークレーンを倒壊させたのだ。そして、ペンシルベニアの三脚檣艦橋は倒れてきたクレーンの重さに耐えきれず、あらぬ方向へ折れ曲がってしまった。
さらに、零戦の噴進弾により、ペンシルベニアとともにドッグにいた駆逐艦2隻は原型を留めないほどに破壊された。
ペンシルベニアには23機の爆装艦攻が到来したがわ対空砲火により3機が撃墜された。
しかし、20機は投下に成功し、そのうち16発のシーカーがペンシルベニアを捉えて着弾した。
ペンシルベニアは船体に大きな亀裂が入り、また、艦上構造物や砲もほとんどが破壊されてしまった。
しかし、ほとんどの99艦爆はまだ爆弾を投下していなかった。
そのため、目についたフォード飛行場とガソリン・重油タンク群、工廠設備を爆撃し、これらの約70%を破壊した。
また、今回の真珠湾攻撃には、航空部隊ののちに攻撃を仕掛けることとなっていた、本隊が存在した。




