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序章「魔王カイザー」
クッハッハhッハッ!俺の名はカイザー。かつて、この地球の全てを我が物とした魔王だ。
しかし、ある日勇者御一行に奇襲をしかけられ俺は封印され続けた・・・
だが、ついに封印がとけ我輩は再びこの世を我が物とする・・・。
俺は、俺を閉じ込めていた棺を投げ飛ばし、外の空気を吸おうと飛び出した。
「ん?」
俺は棺を飛び出した瞬間、なにやら黒い塊に頭をぶつけた。
「な、なぜ、ここに土が!?」
俺は飛び込んだ瞬間に口の中に入った土を吐き出しながら言った。
一時間後・・・
「ハァーハァーッ」
な、なんて事だ!!いきなり、これはないだろ!!
「うぉおおおおおお!!」
俺は疲れきった体を地面なげだした。
ま、まさか地面から脱出するだけで、これほどの疲労感が襲うとは・・・・!
転げまわりながら唸っていると、何かが俺の目の前に現れた。
「・・・うん?」
「うるさいですよ。さっきから近所迷惑です。」
「ひょっ?」
俺の前に立っていたのはとてつもなくかわいい人間の女だった・・・