Ⅶ話 TOUZEN、GOUKAKU
「いやー、最高だよ暗違ちゃん」
オルクスさんは言う。
「それほどでもありません。で、なんなんですか?あの野郎の態度は」
そう、あの審査官-名前はエングというらしい-はあろうことか私が
ズルをしているんじゃあないか、と疑ってきたのだ。
「まあしょうがないわよ。あなたが戦ってた相手のエンマは、
この業界だと1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位11位を争う強さなんだから。」
スパイナーさんが言った。というか、
「争っているゾーンが多いですね。
11位とか、争っても意味無いと思いますけど…」
「いやいや、ここエンマ機関は神口密度高いから11位も
すごいっちゃすごいんだよ。」
へえー、そーなのかー。
「で、合格したんですか?」
ジャックさんが訊いてきた。
「あっ、はい。なんかその場で裁判みたいになったけどオルクスさんが
助けてくれました。」
そういえば、あの長老みたいな人はオルクスさんの事
クイって言ってたな。クイってなんだっけ?ま、いっか。
私がそんなのんきな事を思っていると、
プル、プルルル、プルルルルル!
という電話の音がなった。オルクスさんが電話に出る。
「あー、はい。はいはい。なるほど。そうなんですか。
はい、承りました。」
何か承ってた。で、なんか電話を終えたであろうオルクスさんが、
「みんな、任務だ。」
といった。
やっと初任務です。やったー!
【大切なお願い】
「面白い」「続きが気になる」「更新はよ」
という方は下の☆☆☆☆☆を★★★★★にしてください。お願いします。