1話神殿でギフトを貰うしかない
1章一話
朝が来た・・・
俺の名前はケンドラン今年で成人15歳になった
ピイナッツ王国の貧民街の孤児院に住んでいる・・貧しいながらもきちんとご飯は食べれたし冒険者【レーザーエッジ】のメンバーに剣や魔法を習ってたりした。とりあえず今日神殿で行われる成人の儀に神様から【ギフト】をもらえる日だ。
孤児の自分としてはー冒険者になれる職業をゲットしてー孤児院にお金を入れてみんなに楽をさせたいと思っている
いや待てよ?ひょっとしたら勇者のギフト貰えるかもしれないし夢は膨らむ~~~~
マリア「ごきげんねケンドラン」
彼女はマリアンヌここの孤児院のお母さん的存在だ・・・と言っても20歳くらいでまだまだ若い
「マリアーもし冒険者系のギフトを貰ったらそのまましばらくは帰らないよ・・・少しでもみんなの生活を楽にしたいんだ」
マリア「気にしなくても良いのよ?私も働いているし」
そうは言ってられない・・・この孤児院【ビスケットハウス】の経営は火の車だーモンスターによって親が殺された子供や口減らしのために捨てられた子供が引き取られる場所・・ここは守らなければ・・
「行ってきます」
さて取りあえず神殿に行かないと・・・歩いて行くともう数人の人が並んでいた
神殿の神官が【スキル鑑定】で見てくれるのか・・ギフトを貰う人は女神像の前でいのるのか~・・・
おおお祈ってる人が光ってるわ~
神殿に行き色々な声が聞こえてくる
「やったわ!ヒーラーよ!これでお金に困らないわ!」
「戦士か・・無難だな」
「鍛冶師だったよー家を継げるから嬉しすぎる」
「農民かースキル豊作も貰ったからー家は安泰だな」
怖いけど自分の番になった
ぁおおおマジ((((;゜Д゜))))震えてきた
神官「次の人神に名前を・・」
「神様・・ケンドランと申します・・・お願いします・・・・・・・・・・マジで」
ピカ~~~俺の体も光る・・・ピカカカカ~まだ光っている~~ひょっとして凄いスキルとかギフト貰ったりとか?ドキドキドキドキ・・・
神官「鑑定!むむむむ!!!!!!!」
ケンドラン「どうかしましたが?」
神官「心して聞いてほしい・・何とレアギフトと鑑定不能スキルと見えてるスキルが一つの3っつ持ちだ!」
「おおおおおおお~~それはすごいのでは!?」
神殿がざわつく
神官「だが・・・ギフトは赤魔導士だ・・・スキルは起用貧乏あとは文字化けしている」
「はぁ?????」
一瞬静まり返ったのちに・・・
神殿が人を馬鹿にした笑いに包まれた・・・
ケンドラン「なに笑ってるんだ?」
神殿にいたガラの悪そうな男が答える
「知らないなら教えてやるよー赤魔導士は黒魔導士の攻撃魔法も白魔導士の回復魔法も使えるがーどんだけ極めても三流止まり一流の魔法は使えないのさー魔力も弱いしー貰ったスキル起用貧乏も同じさー色々出来るが三流がいいトコの職業だよ・・・つまりはPTのお荷物にしかならない半端な奴の塊みたいな構成だな」
な・・・・なん・・だ・・・と・・・
神官の顔をチラリと見ると申し訳なさそうに頷いた・・・たまらなくなってその場を走り出した・・・酷く乾いた笑いがこだました・・・笑われてる・・・・馬鹿にされてる・・・一生三流止まり・・・そんな馬鹿な・・・
【ビスケットハウス】には違う意味で帰れない・・・俺は・・どうすれば良いんだ
つづく?
処女作です叩かないでw