A君
掲載日:2020/06/24
私が道で躓いたら「大丈夫?怪我してない?」と心配してくれて、私が一人の時はずっとそばにいてくれて、うざったいからどこか行ってよなんて言って喧嘩しても最後には抱きしめてくれる。優しい声で私の顔を見て微笑んでくれるA君が好き。
彼と出会ったのは運命でもなんでもない。同じカフェにバイトに来ていたからで新人の私に教える係が彼だっただけで何でもない出会い方でした。人見知りでかつ不器用な私は慣れない仕事に必死で常に緊張していて、それに男の人と話すのも苦手なのにA君はそんなの知らんとグイグイ話しかけてくる。もちろん仕事はしっかり教えてくれるけどそれ以上に彼との他愛もない会話が楽しくて集中できない、オーダーが時々飛ぶ、わけわかんない。なんて日もあったけれど。
職場のコーヒーメーカーで淹れた茶色く濁った液体を見てるとA君を思いだすの。綺麗だったなって。




