1-2 走りたい車
人気が少ない街のはずれに向条創弥と灰村樹誉は来た
なんでもちょっと離れた親戚のスポーツ走行を主に営業してるショップ、だとか
主に扱っている車はスポーツ走行可能なもので改造もできるとか
ちなみに程度の良くて安い車もある、らしい
もう一度いうが らしい、
実際来てみて向条が思ったことは結構な車が店の前にも横にも置いてあり
2台くらいは店内に置いてあるという事
・・・・なのだが
「高い、高すぎる。今の向条さんにはそこまで余裕はないのですが・・・」
それもそのはずだろう
置いてある車は比較的新しい車などが多く
マツダRX-8に三菱ランサーエボリューション、スバル インプレッサにホンダのS2000と来たもんだ
少しでも安いものでもMR2スパイダー(MR-S)にNC型ロードスターなどなど
到底そんなもの買ってパーツを買うお金などないのである
「ん?何もこんなピッカピカの車かわんでもいいだろう」
・・・・はい?
ここにある車じゃない・・・と?
店の入り口に向かうと裏から1人の男性が出てきた
年は20代中盤ほどの細身の男性だ
「以外に早かったな、きよ」
「たっちゃんだって出迎えのために早めに待とうとしてたんだろ?」
(誰だ?)
なんておもっていると
「で、きよ こいつかい?車がほしいってやつは」
「あぁ、ドリフトするための車が必要なんだよ」
「兄ちゃん、どんな車が必要なんだい?」
「えっと、・・・とりあえずFRでそんな高くない車・・かな」
「となると・・・裏の方で探した方がいいな」
そういうと男は まってろ、というと店の中に入っていってしまった
(なんかいい人そうだけど嵐のようというかなんか・・・アレだな
でも裏にって、なんかあるのか・・?)
店の中から出てきた男は左手に鍵をもってきた
「よし、じゃあ行くかーー
男は走っていこうとしたが あっ、その寸前とまり
自己紹介がまだだったな、俺は熊朔滝斗だ」
「あ、俺は向条創弥です」
「じゃあコウちゃんだな さぁいこうか」
そういうと男もとい滝斗は先に行ってしまった
残った二人は顔を合わせると灰村はああいう人だから結構信頼できるんだけどね~、なんて苦笑いした