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I'm DRIFT IN MY LIFE  作者: onesided
第ニ章 命は回る
23/24

3-2 ドライバーは・・・

まだ日が沈む前、彼らは峠に向かう

向条はハチロクへ、灰村はHCR32へと足を運び

各々心臓(エンジン)の咆哮を呼ぶ

甲高いNAサウンドとキャブの呼吸のハチロク、そして正反対に力強い咆哮とブローオフバルブの息のHCR32

この二台は颯爽とこの場を後にストリートへ淡々と走り出す

途中、後ろから一台の車がついてきていたが・・・・・・


峠のふもとまでつくと向条は後ろの灰村にハザードを出し、ウォーミングアップの合図を出す

(このまま頂上まで一気に上がるか)


しかし灰村の32はターボ、ましてやRB20という重いエンジンではなく、チューンドSR20を心臓に

トルク&レスポンス重視で軽量なため明らかに上りりでのスタートダッシュは早い

だが早いだけで速くはない


コーナーではハチロクが有利に攻める、どちらもサーキットナラハチロクなど後方彼方であろうが

ここはストリート、ましてやド素人のバトル、重い32より軽いハチロクのほうが扱いやすいというもの

その差は意外に大きかった

するとその灰村の後ろから一台、シルバーの車がレースカーのような咆哮を叫びだす

その差は50mはあったはずだが、瞬く間にケツに張り付かれる

「なんだよ!コイツ!」

またたくまに抜かれてしまった灰村はとりあえず追いつこうとする


灰村が抜かれることでようやく向条が後ろから来た車をとらえる

「アレって・・・Z?S130型Z?」

後ろから来た車は70年代に復活した二代目S130型フェアレディZ

先代のデザインをのこし、新たなデヅインを起こした車

エンジンはあのRBの元になったL型を搭載し、L28はレース界の化け物だった

そんな車をストレートでは均衡を保つことは出来なくあっさり抜かれてしまったが

(アレ、でも後ろは180sx?)


やはり頂上に向かうとその車は止まっていた。

エンジンフードを開けて何かをしているようだ

そこへ二人は向かうことにする

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