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I'm DRIFT IN MY LIFE  作者: onesided
第一章 走る事へのデビュー
13/24

2-5 オーダーメイド

 そういえば、向条は一つ気づいた点があった。

「灰村とR32はどうしたんです?、まだ細かくは終わってないでしょう?」

「あいつなら表のガレージで車に(サス)入れているよ。何分ここじゃあ少し狭いからな。」

ーそれと、

「お前のハチロクにもちょっと前のだけど新品入れてあるぞ。」

ハチロクの側によるとそこには

圭オフィス製タイプTD(前期)が入っている。

分類的には多少古く、今では使っている人がいない物だ。しかし下手なサスよりは遙かに良いだろう。あくまで現時点でだが・・・・


「多分夕方前にはエンジンできるかな、そしたらちょいと慣らしにいくとしよう。」


もうすぐこのハチロクは息を吹き返す。

この車は再びモータースポーツに身を置くこととなる。

今よりも上へ、今よりも先へこの車は進む。

それは向条にとって怖いものでもある、だがそれはまだ知らない世界というのが強い。


だからこそ今、向条はこの車に火を灯そうとしている。


狭い通路を抜けて灰村がこちらに歩いてきた。

「たっちゃん、足入れ終わったぜ。お?向条も来てたのか?来いよ、俺の32結構出来てきたんだぜ」

「キヨ、とりあえず今のところはパーツは来てない、後でこっちを手伝ってくれよ」


とりあえず灰村のR32を見に行くことにする。

表のガレージに行くとそこにはオールペンされたであろう白いHCR32があった。

4ドアセダンのそのスカイラインは外装こそノーマル風のエアロをまとっているがリアには少々大きめのウィングが付いている。

多分R34型の物であろう。

ホイールはメーカー不明のシルバー6本スポーク

「結構まとまってるだろ、エンジンも中速トルク重視で320馬力から270馬力に落としたんだ。さっき軽く敷地動かしたけど結構いい感じに出来てるぞ」

余談だがなぜかテールには「V-SpecⅡ」のステッカー

(せめてRのバッチ付けろよ・・・・)

などと向条は考えてみたりする。

まぁ本人が気に入っているなら文句を付けるのはアレだが・・・・

エンジンルームをみると以外にも綺麗にできている。

トラスト製 518Zタービンが特に目立っている様な感じだ。

灰森によると

燃焼室研磨加工

燃焼室容量合わせ

等、細かい調整もしているらしい。

一通り見終わった後二人は再びハチロクのある奥のガレージに向かう。

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