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12S.闇に潜む疑似淫魔 後編

サナエの上には、まだ文彦と思われる人物が、覆い被さって居ました。彼女が、気を失って居るときも彼は、ただ只管ひたすらに、彼女の体内に、放出しました。彼女は、そのことに気付くと絶望して、また気絶しました。次にサナエが気付くと、自分の乳房が、かなり大きく膨らんで居ることに、気が付きました。


その乳首の先端からは、妊娠して居ないのに母乳が、滴り落ちて居ました。それを、必死に成り、文彦と思われる人物が、サナエの乳首に食らい付き、激しく飲んで居ました。彼女の周りには、文彦と思われる人物が、吐き出した体液と、サナエから噴き出た体液も大量に、滴り落ちて居ました。


この「2つの体液」から発せられた、強力な臭気により「淫魔の臭気」と成り、この部屋全体に、充満しました。文彦と思われる人物が、食らい付いた彼女の乳首から、母乳が出なく成ると、また激しくサナエを、凌辱し始めました。サナエの股間は、開き切って居たので、今では閉じることが、出来なく成りました。


正常位で、覆い被さった、文彦と思われる人物が、今度は冷静に成ると、静かに深く・・して来ました。すると彼の身体の中から「黄色い発光体」のようなものが、浮き出て来ました。それは「意思の有る生き物」のようで、動きが停止した文彦と、思われる人物の出現場所から、静かにサナエの方に、移動しました。


やがて発光体は、2人の結合部に近づくとそのまま、彼女の体内に、移動しました。それを「恐怖の目」で、サナエは見ました。発光体は、サナエの身体に移動すると、胸の辺りで停止して、ゆっくりと彼女の体内に、沈下しました。サナエは既に、恐怖の余りに、気絶して居ました。


文彦と思われる人物は、自分のそれを、サナエの結合部からゆっくり引き抜くと、そのまま部屋を出て行き、お風呂に入りました。そして入念に身体を洗うと、ゆっくり温まってから、風呂場を出ました。そして脱衣所に立つと、歯磨きをしました。彼は、身嗜みを整えると、新しい肌着に着替えてから、普段着姿に成りました。


そして彼は、既に目覚めて「ベッドの端」に、座るサナエに、言いました。「サナちゃん。僕は、やっと君の本体から、解放されたのだよ。とても長い期間、もう1人の君に、寄生されて居たのだ。これでやっと君に、返したからね。僕は、大分真面まともに、両親との会話が、無くなって居たので、これから顔出ししてくるよ。そして母さんと、話しをするのだ。」と文彦は、元の真面な好青年に、戻りました。


彼は、部屋を出る際に、サナエに言いました。「サナちゃん。この部屋は、君が汚したのだから、綺麗に片づけておいてね。そしてお風呂に入って、自分の身体を、綺麗に洗ってね。それからサナちゃんは、この部屋から出ないで、この部屋の中で静かに、待って居てね。」と文彦に、指示されました。


文彦は、上の階に上がって行くと、そこには両親が居ました。母親は、文彦の顔を、見ると、いつもの文彦に戻って居たので、驚きました。文彦は、母親に言いました。「母さん。僕は、サナエのお陰で、元に戻れたのだよ。サナエと子供の頃の、楽しかった話しをしたら、急に目が覚めて。サナエは、僕の恩人だよ。」と両親に、サナエのことを、褒めました。


すると母親が言いました。「文彦。サナちゃんを嫌わないでね。私の両親も如月の一族で、私の両親も事業に失敗して亡くなり、私は貴方のお爺様に引き取られて、この家の者に成れたの。あの子は、私と同じだから、彼女を虐めないでね。」と、文彦に言いました。文彦は、十分な時間を掛けて、両親と語り合いました。そして「彼女のことは、自分が面倒を見るので、僕に任せて欲しい。」と、言うことを、両親に告げました。


文彦は、自分の部屋と成った「地下3階」に、戻りました。文彦は、少しお腹が、空きました。先程、両親の元で軽い食事をしたので、この飢えは、サナエのものでした。文彦は、思いました。サナエは「分裂症型の異常性欲者」でした。彼女は気に入った部屋を、見付けると、その部屋に、自分の「ドペル(分霊)」を、派遣して、自分に適した環境を、構築しました。


そして自分が、気に入った「餌(男型)」を、手に入れると、その個体の身体を乗っ取り、自分のものとしました。そして確保が完了すると、自分の本体が戻って来るまで、その部屋に「籠る習性」を、持ちました。


そのドペルは、疑似空間のようなものを、作り出す能力を、持ちました。そこに居れば、或る程度の「力の連続使用が可能」でした。文彦は、そのドペルを、一時的に宿して居たので、それが何を思って、何を望んで居たのかも、知りました。そのドペルが、言いました。


「自分等は〝スドレス(疑似淫魔)″で有る。」と、淫魔は気に入った異性を確保すると「ツガイ」と成り「ネトリ」と言う、人間の秘密行為と、良く似た「淫魔の(栄養補給行為)」を、頻繁に行うように成ります。それは、自分の体液を、相手の身体の中に、放出することにより、得られる相手の体液を、自分が採取することに依り、他の食料や水を得なくても、その体液だけで「異世界」でも、生きられました。それは、とても優れた仕組みで有り、それは「創造神の意志」から、生まれたものでした。


文彦は、自分の部屋と成った、地下3階の部屋の前に、立ちました。彼はドアノブを開けて、部屋の中に入りました。その部屋は以前のような、とても綺麗で少し明るい部屋に、戻りました。部屋が見違える程、綺麗に成りました。サナエは入浴して、綺麗な身体に、戻りました。


いつもの彼女の、正装で或る「夏服の学生服」を、着ました。彼女は、念入りに化粧をしました。驚く程に、綺麗な顔でした。サナエは急激に、お腹が空いたようで、何かの期待を込めた「もの凄く妖艶な目」で、文彦のことを、見て居ました。

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