11S.闇に潜む疑似淫魔 前編
「如月サナエ」の両親は、事業に失敗して、この世を去りました。取り残された娘は、未成年でしたので、父親の従兄弟で有る、彼女の本家筋に当たる、裕福な家の娘として、引き取られました。彼女の一族は両極端で有り、事業が上手くいけば、大金持ちに成り、ダメな場合は破滅しました。彼女が、引き取られた親戚は、上手く行った方で有り、彼女は子供の頃から、その家との付き合いが、有ったので、またその家には、娘が居なかったことも有り、歓迎されました。
その家には、彼女よりも3つ年上の息子が居て、その男子とサナエは、昔から仲が良かったのでした。その男子の名前を「如月文彦」と、言いました。彼は、とても明るくて、感じの良い好青年でした。サナエは、この家に来ると文彦に「また会って、話しがしたい」と、思いました。
しかしこの家の者は、文彦には会わない方が良いと、いつも言いました。彼は「人格が、豹変してしまい、屋敷の地下3階に籠ったまま、出て来なく成った。」と、言いました。特に明るい場所が、嫌いに成り「地下3階の室内の暗がりを、非常に好んだ。」と、言いました。
彼は、人格が豹変するまでは「あの部屋(地下3階の部屋)には、黄色く光る物体が、良く現れる。」と、言いました。そして彼の人格が、豹変すると、その光る物体について、何も言わなく成りました。「如月サナエ」は「人間の世界」で言うと、高校生位の年齢でした。そして文彦は、大学生位の年齢でした。
それから2人は、共に学校を休学しました。彼女も子供の頃は、良く文彦と2人で、あの部屋に籠り、遊んで居ました。そしてサナエは、その頃に、その部屋には何か、とても大事なものを、置き忘れたようで、とても気に成りました。
「如月サナエ」の容姿は、夏服のセーラー服が良く似合う、色白で小柄な、可愛い顔の少女でした。おかっぱ頭に、漆黒の髪が、良く似合いました。また彼女の目は大きくて、瞳の色も漆黒でした。鼻筋が高くて、ぷっくりとした朱色の唇でした。彼女は、まるで「お人形さん」のように可愛い娘でした。
それは彼女が、子供の頃の出来事でした。サナエが大好きでした「文彦お兄ちゃん」が、彼と同年齢の、とても可愛い女の子を、サナエに紹介したときが、有りました。その時のサナエは「文彦お兄ちゃんは、自分のことが大好きな筈だ。」と、一方的に、思い込んで居たときの、ことでした。しかし、それがどうやら、違って居ました。
楽しそうに、その娘と戯れる文彦を、見たサナエは、心の奥底から「何か邪悪で、黒い嫉妬心と、欲望の塊のようなもの」が、湧き出て来ました。そしてそれがポトリと、サナエの下半身から落ちました。
それは、まるで生き物のように、ユラユラと床を這って行くと、壁際に辿り着きました。そして壁に張り付くと、天井目指して登りました。それから天井の片隅に、蹲ると、やがて天井と同化したように、それは見えなく成りました。後は獲物が来るのを、待つだけでした。
「あの部屋には自分に取って、とても大事なものを置いて行った。自分の身体が大きく成ったら、あの部屋に、取りに行こう。」と、サナエは思いました。この度やっと、その願いが叶ったのです。文彦の両親は「文彦は、とても危険な状態なので、特に女の子は、彼に近づかない方が良い。」と、サナエに忠告しました。
あの部屋には、風呂もトイレも台所も、中に有りました。食材が揃って居れば、部屋から出る必要が、有りませんでした。文彦の母親は、1日に1回だけ料理を作って、その部屋の前に、置くのが習慣でした。
或る日「如月サナエ」は、どうしても文彦に会いたく成り、地下3階に有る、あの部屋の前まで、行きました。彼の母親が言うには、その部屋は「いつも内側から鍵が掛かっており、ドアが開くことが無い。」と、言いました。その為サナエは「どうせその部屋のドアは、開かないだろう。」と、思いました。
彼女は、ドアの外側から文彦に、声を掛けました。「文彦お兄ちゃん私よ。如月サナエが、この家に来ました。私は、お兄ちゃんの顔が見たいので、このドアを開けて、中に入ります。」と言うと、彼女はドアノブを回して、部屋の中に入りました。ドアの鍵は、開いて居ました。
その部屋の明るさは、彼女が以前、文彦と遊びながら入った頃と比べると、大分暗いものと、成りました。しかし彼女に取っても、この部屋の暗さは、非常に良い感じの暗闇でした。サナエは「この暗闇が好きだ」と、思いました。しかしこの部屋の中は、何かの陰獣が、長く籠って居るような「強烈な匂い」が、立ち込めて居ました。
所々に「男型の体液」が、解き放たれたように、至る所に飛び散った後が、見られました。部屋の壁面や、家具の面等には、若い女性の全裸の写真が貼られたり、置かれたりしました。また数体のダッチワイフも、股が開かれた状態で、置き去りにされて居ました。また床には、ティッシュに拭われた、何かの体液が付着したものが、たくさん落ちて居ました。この部屋は、性欲に飢えた「陰獣の部屋」でした。
すると音も無くサナエの背後から、大柄な男が現れました。その男は背後からサナエの胸を、鷲掴みにすると、暫く無言のまま、乳房を揉んで居ました。サナエは突然のことで、恐怖で何も出来ない状態でした。やがて男は、しゃがれた声で、言いました。
「サナちゃん。やっと来てくれたね。僕は長い間ここで、君が帰って来るのを待って居たのだよ。僕の本体で有る君が、戻って来るのを。この身体は僕のものだから、僕に返して貰うからね。」と文彦は、意味不明なことを、言いました。サナエは、文彦と思われる人物に、抱き寄せられると、激しくキスされました。
そして彼女は、抵抗出来ずに全裸にされると、そのままベッドに、寝かされました。サナエは未成年でしたが、その身体は既に熟れ切った、女体へと成長しました。肌色が、抜けるように白く、身体の体毛が一本も、生えて居ませんでした。文彦と思われる人物は、暫く彼女の美しい裸体を、嬉しそうな顔で、眺めて居ました。
「サナエは、どうゆう訳か全く抵抗が、出来ませんでした。」文彦と思われる人物も、全裸に成ると、彼のそこは激しく反応しました。そしてそのままサナエは、彼に凌辱されました。彼女は、無抵抗なままで、何度も何度も、凌辱されました。何度も・・された後で、やっと声を出すことが、出来ました。
「お兄ちゃん、痛いからもうやめて。お願いだからもう・・ないで。」彼女は、一気に涙が、溢れました。声が出るように成ると、身体も動きました。彼女は、全力で抵抗しました。しかし文彦と思われる人物は、ビクともしませんでした。彼は、大きく息を吸い込むと、更に力を込めて、激しくサナエを、凌辱しました。
彼女の下半身は、血だらけに成りました。しかし彼は、一向に容赦しませんでした。サナエは、泣き叫んで煩かったので、彼女の口の中に詰め物を入れると、また更に激しく、凌辱しました。文彦と思われる人物は、放出したく成ると遠慮無く、彼女の体内に放出しました。何度も吐き出しました。
やがて彼女は、抵抗する気も無くなり、静かにされるがままで、気が遠のいて行きました。どの位のときが、経ったのでしょうか、誰かの激しい息使いと、顔中を舐められる感覚がして、彼女は目を、覚ましました。




