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最弱冒険者はパーティーから捨てられる  作者: 秋元智也
旅の始まり
104/163

102話 危機一髪

さて、どうしたものだろう。

一気に魔力を使って飛べばすぐにつくだろう。

そして最小限の被害で済むはずだ。


が、それを見られても大丈夫だろうか?


いや、もうあのポーションの事を知られているのだから、使った

時点で遅いのかもしれない。


「はぁ〜、後で口止めしないとな〜」


リリーがポーションを絶対に売るな!と言った理由は、普通じゃ

ありえない程の回復効果にあったからだ。


リリーが作ったものよりも劣るが、それでも効果は絶大だった。


風の魔法、そして火の魔法。

爆発的な攻撃魔法に、風の魔法でバランスをとりながら目的の場所

までひとっ飛びという計算だった。


そう、自分の真下へと攻撃して上空に跳ね上げられたまでは良かっ

たのだ。

そして、方向見定めると風魔法で一気に高速で飛ばす。


「着地って………どうしよう…」


このままでは大きな世界樹のど真ん中に激突してしまう。

カイトは防御魔法でなんとかなるが、世界樹がただでは済まないだ

ろう。


あ……やばい、これって国際問題に発展する?


今、エルフの里を襲っているのも人間達だが、神として崇める世界樹

を破壊したのも人間と言われるのは流石に避けたかった。


水の魔法を使うと身体中に纏った。

高度が下がるが、加速は落ちない。


急には止まれない。

これはそう言った問題だった。


ダメだ、これはまずい………


カイトの中でもう、どうにでもなれという言葉が浮かんだ。

そして、眼前に大量の水の塊を発生させたのだった。





その頃。

人間が、息のあるエルフ達を助けて回ったという事実を聞き、族長は

少し考えを改めねばならないと考えていた。


だが、同時に襲ってきたオーク達を操っていたのも、同じ人間だとい

う。

これを国際問題にするか悩ましい事だった。


エルフの戦士達は半数以上を失い。

半数が未知のポーションで回復していた。


傷が治るだけでなく、魔力も回復して溢れ出す程満ち溢れてくる。


こんなポーションを人間達は開発したのかと、驚きだった。

こんなところで外界との接点を持たず、閉鎖的な里で暮らしていたが、

それも、ここまでにしなくてはならないようだった。


これでは文明までも出遅れてしまう。


子孫を守りながら残すという名目だったが、ここまで崩壊してしまうと

そうも言っていられない。


「若い者だけでも里から出した方がいいかもしれんのう」

「族長っ!世界樹に見知らぬ人間達がっ!」


人間と聞いてさっきの青年を思い出した。

が、そこにいたのは数人のグループだった。


「あっれぇ〜、まだ生きてるの居るじゃん?イーサ、手を抜いた?俺さぁ

 魔物相手しかスキル発動しないんだけど?」

「そうね?おかしいわね……全滅させてると思ったんだけど……オークの

 方が全滅してるじゃない……役に立たないわね……所詮は豚ね」


言いたい放題で言うと、女性が杖を構える。

大きな火球が現れると、世界樹の側に燃えた岩のようなメラメラと燃え盛

る物体が火力を増していく。

そして、放たれたのだった。



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