表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
母を探すために妖精になる  作者: 二光 美徳
14/30

第14話 妖精のお友達

 「やっほ!」


という声が聞こえてきた。

 3人は声のする方向を探す。


 そこには天青とは別の、綺麗な女性の妖精がいた。


 「この前会いに行ったの、私だよ。」


 「しずくさん!」

天青が名前を呼ぶ。


 「天青だと思った?モノマネなかなか上手だったでしょ?」

妖精の雫はフフッと笑う。


 「何でボクのフリしたんですか?」

天青が聞く。


 「だって、面白そうだもん。天青が行ってるなら私もいいかな、って。

 人間と話するの久しぶりで楽しい。」


 「久しぶりなんですか?」

と雪夏が聞く。


 「そう。神様が、人間のところに行くなって言うから、我慢してる。ここには木守しか来ないし。イタズラしたくてウズウズしてるのに。」

 

 「だからダメって言われるんですよ。」

と天青が軽くたしなめる。


 「天青生意気!そんなこと言ったらまたワナに閉じ込めてやるからね。」


 「あ、天青に意地悪した妖精さんて、やっぱり雫さんなんですね。」

 雪夏は天青が2回もワナに捕まっていたのを思い出した。


 「やっぱりって何よ。あれは意地悪じゃないの!天青が危機管理できるようにするための訓練なの!」


 天青:「危機管理?」


 雫:「そう。天青がこの世界で生きて行く時、いろんな危険なことがあるでしょ、だから、こういう時どう対処するか考えさせるためにしてたのよ。」


 「物は言いようです。」

 天青は言い訳だと分かってるようだ。


 雫:「いいじゃない!少しくらいイタズラしたって。ずっとあのままにする気は無かったんだから。」


 天青:「どれくらい?」


 雫:「2・3日後には出してあげたわよ。」


 遅!


と天青と雪夏は思った。


 「あれ?この男の子、雪夏の好きな子だよね?」

雫は武路の顔を見る。


 「だから、違います!好きな子なんていませんってば!」

と雪夏が慌てる。


 「あーあ、この子きっと今ので傷ついてるよ。」

雫はニヤリ顔だ。


 「俺は傷ついてなんかない。」

さすがに妖精が2人もいる事にびっくりしていた武路もようやく喋った。


  雫:「名前、何ていうの?」


 「武路たける。」


 雫:「そうだった、武路、この前雪夏が言ってた。

 …私、武路、タイプ!」

ジーッと武路の顔を見て言う。そして雫は武路の周りを飛び回る。

そして、

 「雪夏、今日なんかこの前と違う…。雪夏の周りに結界ある。何で?」

雫が何かを感じとる。


 雪夏:「結界?」


 雫:「そう。私とか天青には影響無いけど、多分悪の波動の者は雪夏に近づけない。…胸の辺りが強い。」


 「これかな?」

雪夏は首にかけてるペンダントを服の中から出した。


 雫:「それだ。ふうん、なるほどね。」


 雪夏:「お母さんのらしいけど、これが何か分かるんですか?」


 雫:「分かるけど、教えない。

 ま、結界って言っても、気休め程度だけどね。

 でも、大事に持ってなさい。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ