走れメロスのオマー、ジュ
僕は、後ろから、額を、殴られた。
額を、撫でられたような、感覚と、共に、僕は、空に、倒れて、いく。
僕は、前に、倒れた。
倒れる、時に、地面の、方を、見ながら、殴ってきた、相手を見た。
地面に、頭が、打ち付けられる。
中身の、ない、卵のように、頭が、砕けて、黄身の様に、中身が、飛び散る。
飛び散った、中身の、温もりを、感じながら、今、飛び立たん。
地獄の、悪魔が、優しく、牙を、剥く。
つまり、笑っている。
これを、書いている、君は、右の、瞼に、黒子が、ある、気がする。
ああ、どうでもよい。
走れ、金井。
友のために。
君は、7番だ。
書いたのは、金井栄蔵。