義妹ができた。
「う。」
どうやら女の子が、目覚めたようだ。ゆっくりと起き上がり俺を見て慌てる。
「落ち着け。俺はお前を助けた。ギルドランク3のリュウ・アマネだ。」
「ドラゴン…は。」
「ドラゴンなら俺が消し炭にした。あそこ焦げてるだろ。」
「嘘。あのドラゴンはランク1あるのに3の貴方が倒せるわけがない!」
「嘘じゃねぇよ。それはさておきお前の名前は?」
「シャナ…捨てられた。」
「そうか。それは何故だ?」
「魔力…がないから。」
「そうか。それは辛かったな。泣きたいなら泣け俺が胸をかそう。」
シャナは大声で泣いた。俺はただ胸を貸して慰めてあげるしか無かった。しばらくして落ち着いたのか俺から離れた。
「う。すいません。」
「いやいい。それよりも汚れを綺麗にするか。」
【魔法創造】
『嘘言…《その汚れは初めから無かった。》』
シャナの身体中から汚れは無くなり綺麗になった。
「これからどうする?」
「わかりません。ですが、あなたについて行けば何かわかるはずです。お願いします。」
「そうか。今からお前はシャナ・アマネ俺の家族となる。それでいいな?」
「はい!お願いします。リュウ!!」
こうして義妹が出来てギルドへ戻っていった。