1週間の出来事。
俺はこの1週間何していたかというと、金がいないのでひたすら依頼を受けていた。魔法の練習や剣技を磨くには丁度良かった。
〜1日目〜
俺はシニ草を探して森の中を疾走していた。疾走している中、依頼にあった魔物ウルフチャング5体が襲いかかって来たので弐式【千嵐武風】による乱れ突きで串刺しにする。その死体を剥ぎ取り、スキル【魔法創造】で作った【次元箱】でそれを仕舞う。シニ草がなかなか見つからなかったので魔法創造でとある特撮にあった銀の舞台幕を再現し潜る。抜けた先にはシニ草が大量に生えている場所であった。それを大量に取り収納する。
この依頼を5日ぐらいはやり6日目に突入する。
〜6日目〜
今日の依頼は盗賊の壊滅依頼だ。対人戦闘はあまりしたくはないが、この弱肉強食の世界ではそう言ってられない。まぁ地球でも裏の依頼では暗颯依頼はあった。クズヤロウを殺すとなれば話は別だ。心を鬼にしてやろう。
30人の盗賊がいるという洞窟に向かっている。まずは様子を伺おうと洞窟から離れた木の上から内部を確認する。
「【鷹の目】」
これは中を確認できない時に使う透視用の魔法である。犯罪者が立て籠ったときにや中を確認しずらい時に重宝しやすいように作った。瞳の色が淡い青色に変化して洞窟内部を確認する。俺は舌打ちをした。なぜなら内部では酒を飲んでいたり、攫った女性を襲っていたりしていた。俺は魔法を解いて、鬼桜を鞘から抜いた。俺は裏の顔へと変貌を遂げる。
「女性を痛めつける奴らは許さない。皆殺しだ。」
切れた俺は木の上から飛び降り、正々堂々と真っ正面から気配を消して洞窟に入っていく。
そのころ内部では酒を飲んで便所に行き戻ろうとしていた盗賊1人に近づいて一閃する。
「どーも。確実な死を届けにきた宅配便です。」
「がは。」
「どうした!」
「なんだてめぇは!?」
「うるせぇよ。」
1人が大声を上げて倒れたことに驚いた洞窟たちは武器を持って俺を囲んだ。
「オメェはギルドのやつだな?そうだろ。1人でくるとは覚悟はできてんだろうな?」
「しるかよ。罪人は粛清する。これは逃れられない。」
「おめぇらいけぇー!!」
「遅い。参式【枝垂桜乱】
抜刀の構えを取って。見えない速さで抜く。鞘に収めると武器を構えた盗賊の首が弾け飛んだ。それを逃れた盗賊の顔に血が掛かり、恐怖で体が震えて逃げ出そうとした盗賊に近づいた。
「逃げ出すとは笑止千万!人間イカ飯にしてやろう!」
「ぐきゃー!」
「お前は何人の人を殺した?」
「え?」
「答えが遅い!お前はダルマだ!」
質問して答えが遅いといきには両手両足を切り落としてダルマにしてやる。さらに盗賊を斬り殺しながら奥へ進んでいく。奥へ行くと漏らしている盗賊の頭が震えがらいた。俺はそいつめがけて首を投げる。無数の首を見た頭は悲鳴をあげる。
「お、俺が悪かった!この通り!命だけは助けてくれ!盗賊は止める!故郷へかえる!」
頭は土下座して命乞いをして来た。
「そうか。わかった。命だけはとらん。」
「そうか。」
「だが!貴様の行い許さん!悔い改めよ!」
そう言って頭の右目、片腕、性器を斬り落とし、その場を後にする。捕らえられていた女性たちを解放して次の依頼へと赴いた。風の噂で聞いたのだが俺の通り名が【血鬼】だとか。たしかに血を浴びてキレてたけどそれはないと思った。
ギルドへ帰還するとランクが3まで上がっていた。これで満足するわけではない。高みを目指して更に向こうへ精進する。
7日目妹ができた。なぜそうなったかというとランク2のクラッシュスパイダーとかいう、蜘蛛を狩に来た時だ。ここはランクが高い魔物がある森という鍛えるには丁度よかった。蜘蛛を追ってさらに奥へ進み狩るとさらに奥でドラゴンの咆哮が聞こえた。様子を見ようと咆哮が聞こえた場所にたどり着いて草むらから見ると、ボロボロの女の子が襲われるところだった。疑問が浮かんだが、見て見ぬ振りをしてしまったら目覚めが悪い。咄嗟に作った魔法を試し撃ちする。
《終極魔法【神雷】》
とてつもない雷がドラゴンを襲う。ドラゴンが悲鳴を上げるがそのうち消え去った。そのドラゴンは形すら残らず塵と成り果てていた。女の子に近づくと疲れているのか気絶していた。おれは残すのはアレだと思い、起きるまで待っていることにした。