測定とランクって巻き込まれは大体チートだよね。
「では水晶に手を置いてください。それであなたの力が解ります。」
「了解しました。」
俺は受付さんに言われ、水晶に手を置くと目の前にホログラムが映し出された。
ーーーーーーーーーーーーーー
リュウ・アマネ
種族:人間
魔力値 800万
ー属性ー
炎・光・闇・影
ースキルー
魔法創造
剣技上昇
未来予知
限界突破
ーアマネ剣術ー
壱式【死氣一閃】
弐式
参式
讀式
伍式
陸式
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と記されていた。これがすごいのかわからなかったが、受付さんを見ると顎が外れてギャグキャラのような顔をしていた。受付さんにこれは異常なのかと聞いたところ普通じゃないと答えた。
受付さんは魔力値が100万に属性が水と光らしい。ランクは2のこと。
「じゃあランクはどうなる?下からの10か?」
別に下からでも問題はない。上のランクを受けられるわけじゃないがやり過ぎて目立ってしまうのでやらない。
「私じゃ決められないから…ギルドマスターをイジ…ゴホン説明してきますね。」
いじめるとか言わなかった?そして黒い顔をして退出してしまった。待っている間暇なのでこの世界について考えることにした。勇者について…何故俺は巻き込まれた?情報が少なすぎてイライラし始めた時、受付さんがやってきた。
「お待たせして申し訳ございません。マスターと話し合いまして、下からの10からなのですが、特例として4からとなります。これが身分証明書となるギルドカードです。」
白いカードが渡される。それに魔力を流すと色が変り、自分専用となるのこと。魔力を流すと金色に染まり、名前とランクが描かれていた。あっちの技術じゃあ到底できないことだな。
「これからどうしますか?依頼を受けますか?」
「頼む。いいのを見繕ってくれ。」
受けるに決まっている。この世界の金を持ってない。持ち物としては、お抱えの彫金師が制作したポーチしか持っていない。このポーチはどういうわけかあの狸の4次元袋となっている。製法は彫金師しか知らないらしい。学校の鞄は戦闘時に投げ捨てておいた。別にこれあれば要らない。あの胸騒ぎで持ってきてよかったと心底思っていた。
あの翔琉はどうせ勇者召喚され、王女を落としていることだろう。
それは置いといて、俺は依頼を受けることにし、ギルドに寝泊まりして1週間が過ぎようとしていた。