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伏せ目がちな彼3

その目を確認したのを合図に俺は彼女に話しかけた。

「...ねえ」

「なに?」

案の定彼女はすぐに返事を返した。

いつもは誰とも話さないさえない男子の行動にクラスのみんなは驚いているようで、その証拠に教室は静まり返っていた。彼女と話していた友達なんてあんぐりと口を開けて全くの間抜けずらだ。

みんな次の言葉は何かと耳をすませている。

まるで何かの演説のようだ、と俺は思い、この空間をもったいぶるように、楽しむように口を開いた。

「...君はさ、なにを見ているの?」

「...は?」

自分の発言に全く訳のわからないという顔をして息を吐くように言葉を出した。

その瞬間教室に割れるほどの笑い声が上がった。

なに言ってんだこいつとただ笑う奴もいれば、まるで犯罪者がそこにいるような目で俺を見る奴もいた。


何故だ


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