四月一日 昼1
雷ちゃんに昼食をお願いしたのは11時40分で、雷ちゃんはすぐに階段を下り料理を始めました。雷ちゃんを見届けた後、真昼と朝香は部屋に戻りました。
説明不足ですみません。これからもよろしくお願いします。
昼食を作るように雷ちゃんにお願いしたが朝とは違い姉さんと朝香がいる。そして俺と雷ちゃんの分を作るとなると大分時間がかかるんじゃないだろうか?携帯の時計を見ると11時44分。三十分は待たなきゃいけないと思い携帯ゲーム機を拾いプレイする。ロード画面で回っているデフォルメされた太陽はまるで自分の存在をアピールしているかのように思えた。
階段を上る音が聞こえた。
ガチャッ
「夜介様、昼食の準備が整いました。」
ゲームを中断して時刻を確認する。11時47分。・・・速すぎじゃね?
「一応確認するけど昼食は俺と雷ちゃんと姉さんと朝香の四人分だ。間違いないな?」
「はい、間違いありません。」
「じゃあ昼食のメニューを教えてくれ。」
「お湯を入れて五分でできる魔法の中華麺〜かやくスープを添えて〜でございます。」
「ただのカップ麺じゃねーか!!」
やっぱりか。道理で速いわけだ。
俺が呆れていると雷ちゃんがクスクス笑っていた。
「今日はエイプリルフールなので嘘をつかせて頂きました。本当はしっかりとした料理を作ってあります。」
「いや、この短時間でしっかりとした料理を作ってあるって言う方が嘘くさいけど・・・」
「では真昼様と朝香様も呼んで一階に台所へ向かいましょうか。」
というわけで俺と雷ちゃんと姉さんと朝香は台所へと向かった。