表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽の無いこの世界で  作者: 犬箱
四月一日
4/11

四月一日 朝4

台所に着くと雷ちゃんの姿はなく、テレビの電源は切られていた。

雷ちゃんを探さなければならないがどこから探そうか考えていると家のチャイムが鳴った。

ピーンポーン ガチャッ

返事も聞かずに開けるなよ・・・。誰だろう?

夜君(よるくん)ただいま。」

(よる)にーただいまー!」

どうやら泊りに行っていた姉と妹が帰って来たようだ。姉の名前は川上(かわかみ) 真昼(まひる)。俺の一つの上。妹の名前は川上(かわかみ) 朝香(あさか)。俺の二つ下だ。

「姉さんも朝香もおかえり。」

「私のことは昼姉(ひるねえ)と呼ぶようにと何度も言ってるのに・・・」

「それだと昼寝に聞こえるから断ってるって何度も言ってるじゃん!」

「またそのやりとり?何回目?」

この一連の流れは何度もやっていることだ。俺ら三人が分かってやっている。だから姉さんも朝香も冗談で言ってるのだろう。

「それより夜にーメイドさんどこ!?」

「知ってたのか。」

「夜君には秘密って母さんに言われてたからね。私も朝香も知ってたよ。」

・・・別に心が痛くなんかないし!俺だけ仲間はずれでも平気だし!

そこでふと思いつく。この二人に聞けばいいのか。

「二人に質問があるんだがいいか?ふざけた質問かもしれないけど真剣に答えてくれ。」

コクリと頷く二人。

「じゃあ質問するけど太陽ってある?」

二人は即答する

「「無い」」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ