表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽の無いこの世界で  作者: 犬箱
四月一日
3/11

四月一日 朝3

貧乏だと言っていたが雷ちゃんの料理の腕前は中々のものだった。俺は親が居なくてもそれなりに自炊ができる程度の技術を持っているが雷ちゃんには劣っている。

ちゃっかり俺と一緒に朝食を食べている雷ちゃんだが自分で作ったご飯を食べて涙を流している。

「まともな食材でまともな料理を作って食べるのは久しぶりです。」

どうやら家が貧乏なのは本当のようだ。というか食べるスピードが尋常じゃない。多めに作ってあると思った朝食は俺よりも雷ちゃんの為に用意されたものだったみたいだ。


〜朝食終了〜


なんでもやってもらってばかりじゃ悪いので皿拭きくらい手伝うと言ったがやんわり断られた。

雷ちゃんが皿洗いをしている間暇なのでテレビを見ることにした。何気無くつけたテレビでは天気予報をしていた。

『今日は全国的に晴れとなるでしょう。太陽の光を浴びながら散歩もいいですね。』

太陽の・・・光を・・・ってことは!

急いで外へ出るがやはり太陽は無い。

「こうなったら雷ちゃんからなんとしてでも情報を聞き出さないとな」

そう決意した俺は台所へ戻ることにした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ