旅行の話(完結編)
_______________________________________________
今から話すお話は私が旅行に行った際に不思議に思った三人組の話なのですが、(前編)のほうに三人の紹介や彼らを見た時のお店の席の位置などが特定されない程度に書いてあるので、まだ読んでいない方は読んでからこちらのぺージに来ることをお勧めしています。
_______________________________________________
三人がその店に来たのは私たちがご飯を食べている最中だった。女性二人と男性一人年齢は20代前半といったところの三名。
まず不思議に思ったのはその関係性だった。もう少しお年を召されている方なのであればいくらでも関係性は想像できた。何かしらの行事であったり会社の付き合いであったり、服装からでも想像が容易である。
前編でも少し人物設定のところで触れた四人席。四人席のあるあるで三人で来た時に最後の一人がどちらに座るのかという問題がある。この場合友人・先輩後輩という関係なら女性が二人隣に座ってしまえば幅的にも楽であろうと考えたのだが彼らはそうではなかった。まず女性二人が別れて座り男が片方に座った。
ここでもう少し詳しく説明するために名前を付ける。もちろん私が彼らの名前なんて知る由がなかったので偏見でつけた。前編で書いたように美香・奈美・蓮とする。
前提として、この話は落ちまで大変くだらないものなので刺激的なものを読みたい方にはお勧めしない。もちろん一人でも多くの方に読んでもらいたいが。
さて、皆さんにクイズです。前編を読んだ方は記憶しているかもしれませんが。
Q 蓮が座ったのはどちらの女性の隣であったか。
答えは奈美だった。それも驚くほどにすんなりと。
そしてここから私のろくでもない妄想が始まった。
これはみんな大好き三角どろどろ関係なのではないか、と。
もちろん何の根拠もなくそんなことを思っていたわけではなかった。
まず、美香のほうは世話焼き姉貴のようなポジションを確立していたが明らかに蓮や奈美に話しかける回数や反応が違うのだ。どちらへの態度が明るいかは察してほしい。
勘違いしないでほしいが盗み聞きなどしようと思っていたわけではない。大変声が大きくまるで聞いてくれと言わんばかりだったのだ。後から私以外の親戚も彼女たちの声量を話題に出すくらいには。
次に、蓮が全くと言っていいほど美香のほうを見なかった。蓮はとにかく奈美と顔を合わせたりのぞき込んだり、美香が本当にただの先輩ならかなり不敬な態度であったといっていい。世の言うZ世代という大きな変化であろうか。私が漫画なんかで見ていた先輩後輩の関係とは大きく異なっていた。
私たち親戚一同はよく食べるほうで、あちらは女子大生(仮)と男子大生(仮)であるしましてやその日は話を聞く限り美香のおごりであったから食べずらさもあったのかあとできて先に帰っていった。そのため全編このドロドロ展開を見れたわけだが。つまりあまり言っていいかわからないが食後にお手洗いに行く時間も確認している訳である。つまり、美香が席を離れる時間があった。
私がドロドロ展開を期待することになった最後のピースはこの時間にあった。なんと蓮は奈美の足を触り始めたのだ。前編で書いてあったように彼女のスカートは丈が短いものであったから気色悪いことを言ってしまえば生足である。
カップルのことなのだから勝手に見てこうしてインターネットに書くのはどうなのかと思われるかもしれないがこちらとしても飲食店で足などを触った手でメニュー表なんかを触られているのだから名前も伏せて書くくらいは許してほしい。ついでに奇跡的にこれを見ている方に心当たりがあるならぜひ改善してほしい。二人だけの世界♡を過ごしていても周りの目を忘れずに。
そんなわけで彼らはおよそ四十分程度店にいたわけだがその間私の妄想は止まらなかった。
突然かもしれないがこの話はこの話で完結するのでここで結局彼らの関係話何だったのかを書こうと思う。
結論から言えば蓮と奈美は結婚するということだった。依然として美香が彼らの何の先輩なのかはわからなかったが。初めから簡単な話だったのである。ただ私には彼らの推定年齢からして結婚という単語が思い浮かばなかっただけの話で。
多様性の時代であるし結婚も早い人がいるという概念をこれからはくだらない妄想をする前に思い出しておこうと心底思った。




