清川さんの話(番外編)
先日完結編を迎えた清川さんの話だが日記になかったことの中にも私の記憶に残る場面があったのでぜひ皆さんにも聞いてほしいなと思い短い文章にはなるが書こうと思う。
清川さんが某青いリンゴバンドの曲を歌っている際にお手洗いに行きたかった私は席を立った。その時私はいくら友人とは言えど、とスマホや財布など最低限の貴重品は持ち出すようにしている。ちょうど手を洗っている際にポケットに入れていたスマホが振動するものだから誰からだろうと思ってスマホを見ると西田さんからの連絡であった。
『ただ空しいっていう歌詞を歌ってたんだけどこっちが空しいよ』
その場にいた人にしかわからないのかもしれないが少なくとも私はこれに大爆笑であった。てっきり早く戻ってきてくれなどの連絡か別の人からの連絡かぐらいに思っていたからこれは予想していなかった。
それにその時は確かすでに2時間ぐらいはライブのあった後であったから確かに的を射ていたのもあるのかもしれない。疲れているとなんでも面白く感じるのだ。
もう一つ皆さんに伝えたいことがあるのだが清川さんは諸事情ががあるということで本編つまりカラオケの後はすぐ帰ることになった。私と西田さんはというか私の提案の押し売りとでもいうのかお疲れ様会で映画に行くことにした。真剣に見れるような疲労ではなかったのでチョイスは某子供向けアニメであった。
解散して清川さんを駅に送ったのが6時映画開始が6時20分であったから私と西田さんはずいぶん急いで走った。思えばこの時間が一番楽しかったようにも感じる。
走って走ってようやく映画館についたのが6時20分ちょうどでチケット販売機でチケットを買おうとしたところスマホで検索した際には月のマークがなく気づかなかったのだが16歳未満はお断りの時間だったのだ。私はちょうど先々月に16歳になったのだが彼女の誕生日は5日後であった。ここで少し悪い子たちなら行くのだろうが私たちは小心者の蚤の心臓であったからおとなしく帰るわけである。
幸運なことに7時までなら西田さんもゲームセンターに入れるので遊んで、その後は二人で建物内のベンチに座って話した。
不思議なことに同じ苦労を体験した人は特に面白いことを言っていなくても感覚が似るのかなんでも笑えてくるのである。




