2/3
御馴染みの 毎年(いつも)の不味さ 暖簾には 海の家系 ラーメンとあり
御馴染みの 毎年の不味さ 暖簾には 海の家系 ラーメンとあり
名物に美味いものなしの類になるのか。
家系ラーメンが、海の家に出店しているのとは真逆の話だ。
二股を かけて花実が 咲くものか 君の氷菓は アイス未満だ
この句も見たことがあるような気がするので、検索はしてはみたもののヒットせず。
日本では、氷菓とアイスクリーム類を区別する独自の規格があるようで、トリビアな一句となっております。
潜りゆく 海亀のよう 古い緋鯉 光届かぬ 水底へ消え
梅雨空に 偽教会の鐘が鳴り 偽の牧師で 和式のお式
これぞ日本式の極み。
我、ゴッホ 時々は、ダリ? 今は、ピカソ 我か人か 俄になりぬ
「我か人か」は、文字通りの「自分なのか他人なのかわからない状態。自分を失っている状態」です。
「俄になる」は、「病気の急変。危篤になる」の意です。
曖昧になる岩本虎眼かな?
俄将軍ということもあるのか、などと、嘯いてみたり。