今日は何の日? ひだまりのねこの気まぐれエッセイ~10月22日は『パラシュートの日』ですよ~(*´▽`*)~
ごきげんよう、ひだまりのねこですにゃあ!!
さて、本日10月22日は『パラシュートの日』ですよ~(*´▽`*)
うん、高所恐怖症の私にはあまり縁のない日です(-_-;)
由来はですね、1797年のこの日に、フランスのパリ公園でアンドレ=ジャック・ガルヌランが気球から布製の傘のようなもので飛び降りたんですって。クレイジー……。
世界初のパラシュートによる人間の降下成功ということらしいですが、飛び降りた高度は、900メートルだそうです 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いやああああ、絶対に無理、一生地べたで暮らしたい。
このあと、奥さまと姪っ子も飛び降り成功しているんだとか……。
奥さまのジャンヌ=ジュヌヴィエーヴ・ガルヌランは当然パラシュート降下した史上初の女性。似たもの夫婦ってやつですか。ごちそうさまです。
降下に成功した世界最古の例は、パラシュートではないですけれど、アンダルシアのアルメン・フィルマンという人が、852年に木枠で補強した外套でコルドバの塔から脱出するために飛び降りたそうです。これって、あれじゃないですか?
忍法ムササビの術っぽい。
1087年の後三年の役のときに、服部源蔵が空から敵城に火を降らせたとかいうロマン伝承もありましたよね。あれは凧だったかな?
でも、高いところから逃げるときとか、濠を越えたり、着地のダメージを減らしたり、滑空して距離を稼ぐくらいなら十分可能らしいですし。
有名どころだと、イブン・フィルナースとか、レオナルドダヴィンチのスケッチとかありますけど、たぶん記録に残っていないだけで、昔から空を飛行する夢やロマンを追い求めた人はいたのでしょうね。
ところで、現代パラシュートの原型とされるガルヌランのパラシュートですが、気流を安定させる通気口の穴が開いていなかったので、滅茶苦茶揺れたり回転したりしたみたいですね。降りてきたとき酔って気分が悪くなっていたらしいですし。
ちなみにパラシュートという名前はイタリア語の「守る」 (parare)もしくはラテン語の「保護する』(para) とフランス語の「落ちる」 (chute) を組み合わせた造語だそうですけれど、日本語だと落下傘ですよね。
子どものころ、母の実家に行くと、毎回落下傘花火をしていたことを思い出します。
夜だと落ちてくる落下傘が見えないので、昼間に打ち上げるんですけど、それを大人含めて親族二十人くらいで誰が取れるか競うんです。今考えると無邪気な一族でしたね(笑)
ゲットしたから何があるというわけではないんですけど、人命救助を成功させたみたいで嬉しかった記憶があります。ほとんど取れませんでしたけどね……。
ウィキペディアによると、日本でのパラシュートでの降下第一号は、空中分解事故で1928年6月に三菱1MF2試作機から脱出した中尾純利さんらしい。
おお!! これはまた有名人ですね。
日本製の民間航空機で初めて四大陸と二大洋を連続周航し世界一周親善飛行を行ったニッポン号の機長さん。朝鮮戦争時に米軍に雇われて活躍したり、東京国際空港(羽田)の初代空港長になったりした方です。
とまあ、パラシュートのことをつらつら書いてみましたが、パラシュートが開かない確率は現在でも五千分の一程度はあるそうです。実際には予備のパラシュートがあるので、どちらも開かない確率は二十五万分の一。
航空機が落ちる確率が十万分の一と聞いたことがあるので、それよりは安全と言えそうですが、好き好んでは絶対やらないですね。
だって宝くじの1等が当たる確率二千万分の一に比べたら……ねえ?
ドローンにもパラシュートが実装される時代。近い将来空飛ぶ車が当たり前になったら、エアバッグじゃなくて、パラシュートが必須になるのでしょうか。
嫌だなあ……と憂鬱になるねこでした。