戦の準備
「何を言ってるんだお前は?魔王はお前達が召喚される前から存在する。目覚めるとか、封印されてる存在ではないのだ」
とにかく僕はリーゼロッテさんの所に急いだ。そして本部で書類と格闘してるリーゼロッテさんに夢の内容を話し、危険な事を伝えた。
「だが、魔王が進攻してくる、か。あり得なくはない。幹部である七大罪を3人倒し、通常戦力である一般魔族もかなり削った。魔王奴自身が出てきてもおかしくはないだろう」
やっぱりリーゼロッテさんも予想はしてたらしい。特に反論されることなく受け入れられた。
「で、気になるのはその『王が目覚めた』という言葉だな。魔王は魔王だ。すでに王であり目覚めるようなものではないと思うのだが……」
「僕自身もわかりません。今の僕の立場はSCP-990のメッセンジャーみたいなものなので」
「なにかSCPで『王』にまつわるものはないのか?例えば他人を支配するとか、それこそ行政が得意になるとか、そんなSCPでもいい。あるか?」
それを言われて、僕は1つだけすぐに思い浮かぶ物があった。
もし出てきたら、最悪なもの。
SCP-444-JPと同じ未分類。
SCP-1561《暴君の託け》。
もし、もしもあれが現れたら?
間違いない。
人類は、終わる。
SCP-1561《暴君の託け》
陛下より賜った格付け Glorious
最も優秀な鍛冶屋が土地で最も価値のある宝石を巧みに使用し作製した素晴らしい金色の王冠。
この王冠を装着した下賤なるものはその周囲の存在に自身がもっとも高貴な存在であると強制的に認識させる。
またその周囲の人間には役職が与えられ『警備員』なら『騎士』、『研究員』なら、『王宮学者』と分類されそれ以外は農民とされる。
王は精神支配、魅了の魔力を常に放出し周囲の生物を虜にする。
http://ja.scp-wiki.net/scp-1561




