実験結果
実験を終え、包帯を眼に巻き直して実験室から出る。処理した異世界Dクラスの返り血とかついた服も実験室に置いてきた。今は返り血の無い綺麗なもちすべ肌の可愛い中学一年生位の見た目の少女がいた。
そう、なんか成長した。ロリから少し脱却し始めたのだ。ちょっとその事に気付いた時は何故か嬉しくなった。
「お嬢、終わりっすか?」
「うん。ありがとうお兄さん。言われてると思うけど中見ちゃダメだよ?」
「わかってるっすよ……『隔離』っとはい。これで終わり。処刑した罪人の証拠も残らず消えましたっと」
空間魔術師の若林君。空中でポンポン飛びながら魔族を惨殺してたとこを見られたようで恐れと僕の容姿に敬愛を込めて『お嬢』と僕を呼んでる。一応僕も正体を隠しておくために口調を少し変えている。
「しっかしおっそろしいっすねぇ……いくら死刑囚とは言えよく簡単に人をぽんぽん殺せるもんだ……」
「レベルが上がればPOWも上がる。精神力が上がればそりゃ精強にもなるさ。私は特に精神力が上がりやすいようでね。一応君達にも匹敵するぐらいだよ?」
第一、こんな危険なスキル提げておいて何も知らないのは危なすぎる。
上部はちょっとドヤ顔気味に笑いかけ、一緒にとりとめの無い話をしながら城の地下へと戻っていく。
「で、その眼、何かわかったんすか?」
「んー?可愛いくりくりお目目だよ?」
「そういうことじゃねぇっすよー」
僕の目の話は極力そらす。実験結果はこのようなものだった。
1、やっぱり目を会わせるとSCP-444-JPの症状は発現した。
2、僕の血を見ても同じ。僕はSCP-444-JPの被爆者でありながらその感染源の特性だけを持った状態のようだ。
3、この眼について詳しく死刑囚に話した結果、SCP-444-JPの症状が発現。眼について知ったからか、それともSCP-444-JPについて知ったから見つかったのかわからないがやはり他人に教えるのは危険だろう。
4、症状が出た被験者達も僕と同じように《緋色の魔眼》スキルが生えていた。ステータスプレートから読み取った記録だから多分合ってる。だから《緋色の魔眼》スキルが発狂を押さえているわけではない。
「まぁ、ご飯食べてからまた考えよう」
また二人でとりとめの無いことを話し続けた。
実験記録2
状態:入室したD-003にSCP-■■■■-AW自身の血液を見せる
結果:D-003は発狂。SCP-■■■■-AWに処理された
状態:入室したD-004にSCP-■■■■-AWは自身の眼について解説
結果:D-004は発狂。SCP-■■■■-AWに処理された。




