ナルメアとSCP-■■■■-AW
「……落ち着いた?」
僕は女の子をSCP-427で治療して、目覚めたとき彼女の仲間の死を彼女に伝えた。女の子はわんわん泣いてしまう。僕は、隣にいることしかできない。
「うん、ありがとう」
泣き止んだところで声をかけた。彼女はそうは言っているが顔色はまだ悪い。水でも飲ませようか。
「ちょっと待っててね」
僕は女の子から見えない位置まで移動した。
「SCP-109《無限水筒》」
魔法陣が収束すると現れたのは丸形の『U.S』と刻印された水筒。
SCP-109《無限水筒》
オブジェクトクラス Euclid
スキル
《尽きない水》
この水筒から出る水は尽きない。また、この水筒から出る水は美味しく生物の調子を整える。
僕はそれを持って女の子のところに戻る。
「お水持ってきたよ。少し飲みな?」
「あ、ありがとう」
女の子は最初はおっかなびっくり、でも一口飲むとぐびぐびと飲んだ。
「なにこれ!美味しい!」
「それは良かった」
僕はにこにこ笑顔になって安心する。少し調子が戻ってきたみたい。今のうちに色々聞いておいた方が良いかも。
「ねぇ、君の名前は?」
「私はナルメア=アルトグレイ。助けてくれてありがとう。ところで、あのふわふわしたあったかいのはなんだったの?」
「ふわふわ?」
「うん、私が寝てたときになんかふわふわした感じの何かがあったんだけど……」
「く、草の葉のベッドの感触じゃないかな?」
「そう、なのかな?」
実際は違う。恐らくその『あったかいの』はこれだ。
SCP-427《冒涜的なロケット》
オブジェクトクラス Safe
スキル
《冒涜的な治療》
ロケットを開くと光が照射され、その光に当たった箇所を治療する。しかし、10分以上照射されると肉体が《最適化》され『肉獣』と化す。
この事は絶対に隠す。メリットも、デメリットも、大きすぎる。
SCP-109《無限水筒》
オブジェクトクラス Euclid
丸形の水筒。中には水が入っており、尽きない。中に入っている水はとても美味しく、また飲用した生物の調子を整える。
http://ja.scp-wiki.net/scp-109
SCP-427《冒涜的なロケット》
オブジェクトクラス Safe
SCP-500《万能薬》をSCP914《ぜんまい仕掛け》にfineでぶっこんで出来たロケットペンダント。ロケットの部分を開くと光が照射され、その光を当てた部分は瞬く間に回復する。しかし、10分以上照射し続けると体が《最適化》され始め『肉獣』と呼ばれる肉塊生物と化す。『肉獣』はSCP427-1と呼ばれKeterクラスオブジェクトに分類されています。
http://ja.scp-wiki.net/scp-427




