SCP-682《不死身の爬虫類》
「SCP-682《不死身の爬虫類》」
魔法陣が展開される。真っ赤だ。燃えるような血の赤。そして声が聞こえて来る。
『ああ、忌わしい、何だこれは、異界からの召喚?ふざけるな。忌わしい』
怨嗟に満ちた声だ。魔方陣から爬虫類の頭が出て、胴体、脚、尻尾が出てくる。そして、
『ーーーーーーーーーッ!!』
啼いた。ビリビリと空間を震わせる。ゴブリンキングは女の子を捨ててひっくり返り怯える。母体となった生き物が何頭か死んだ。
今、全てを憎む爬虫類が解き放たれた。
『何だこの場所は、このような生殖現場に俺は出されたのか。気持ち悪い、ああ、気持ち悪い』
SCP-682はゴブリンキングに向けて歩を進める。その時近くにいた牛の雌が踏み潰され、赤い絨毯のように広がる。
『貴様か、このおぞましい空間を作ったのは』
ゴブリンキングはおびえ、後ずさる。股ぐらからは液体が流れ、異臭を放っている。
『ああ、臭い、おぞましい、忌わしい。もういい、死ね』
その発言を聞いて理解したのかしていないのかゴブリンキングは「ぎぁぁぁぁ!」と泣きわめいてSCP-682に殴りかかる。だが、
『黙れ』
バクン。
ゴブリンキングは頭から食われた。残った体部分が力なくSCP-682の口からぶら下がり、落ちた。
『不味い。このような空間を作り出し、その上肉まで不味いとは何だ。憎い。そして――』
SCP-682の縦に割れた瞳孔がこっちを見た。
『貴様か、俺をここに呼んだのは』
その目は、やはり憎悪に満ちていた。
SCP-682『不死身の爬虫類』
STR 5000
DEX 4500
VIT 7000
POW[編集済み]
《不死の体》
自身に永久的な不死効果を付与。それにより体組織の8割を失っても死なず、再生する。また、あらゆる毒、病魔、ミーム汚染に耐性をもち、仮に持っていなくても数瞬で獲得する。
http://ja.scp-wiki.net/scp-682




