聖武具とSCP-914《ぜんまい仕掛け》 6
オリジナリルSCPが出現してしまいました。
「こんなんSCPなわけあるか!」
という方は、閲覧注意とさせていただきます。
改造聖剣を持ったリーゼロッテさんはバンに斬りかかっている。他の兵は雑魚モンスターの討伐にかかる。僕もSCP-914を『収容』してから雑魚モンスターを狩っていく。
横目で見るとリーゼロッテさんが再度バンの健を切ったところだった。
「ふん、この程度の傷、直ぐに『再生』する」
やはりバンには《再生》かなにかの《自己修復》のような回復系スキルか何かがある。でも、
「な、傷が治らぬ。それに血まで止まらないだと?一体その聖剣、何になった?」
ええ、ここでステータスウィンドウを思い出します。
SCP-■■■■-AW-1 《輝ける聖剣》
もとはただの切れ味が良くなる魔術が掛けられた剣がSCP-914のVeryFineによって改変された姿。
スキル
《筋力強化》《装備者再生付与》《不懐》《不治の呪い》《切れ味強化》
なんか呪いとかついてるけど聖剣。聖剣だよ。SCPナンバーついたけど聖剣だよ。
とにかく、もう聖剣のスキル《不治の呪い》でもうバンの傷は治らない。
「くぅ、これは不味いな……!」
苦々しい顔のバン。その顔を見てリーゼロッテさんは一気に攻めに転じる。剣の効果に警戒して後手に回り始めるバン。
「どうした『七大罪』!もっと掛かってこい‼それともこの剣が怖くてこれないか?」
リーゼロッテさんは煽る。
「人間ごときが、調子に乗るなぁぁぁぁ!」
大振りの拳の振り下ろし。地面すら陥没させるその一撃はあっさりと躱される。
「くぅ」
「終わりだ」
一閃。
バンの首が毬のように跳ぶ。
勝敗は決した。
ポンポンと跳び、首が地面に着いたときバンの首が独り言のように喋り出す。
「ふ……人間ども、調子に乗るなよ、我は『七大罪』の中で最弱……!更なる『七大罪』が貴様らを倒しにくるだろう‼それまで束の間の勝利に酔っているがいい!」
お約束ですねぇ。というか七大罪って何?
恐らくなんか四天王的な存在だとは思うのだけど。
バンのあの言葉はこの大隊の人達にはやはり信じたくない現実。海岸線の都市からの報告が無い中唐突に現れた『七大罪』。何かしらの海洋ルート以外の方法を見つけたのだろうか。
そんな暗い雰囲気の中リーゼロッテさんの凛とした声が響く。
「諸君!恐らく奴が言ったようにこれからもかの『七大罪』の者共はやって来るだろう。だが!我々は負けない!」
「「「・・・!」」」
「諸君らがここで剣を取り、槍を取り、弓を持ち、杖を持つなら我らは最強の軍隊になる!」
「諸君!恐れるな!勝利は常に我らの中にある!」
「うぉぉぉぉぉぉぉ!」
勝鬨が上がる。その声は地響きすら起こしかねないほどだ。
光輝く聖剣を掲げるリーゼロッテさんはかっこよかった。




