聖武具とSCP-914《ぜんまい仕掛け》 5
2月27日、誤字修正しました
光輝く『出力』の堂に入り、中のものをひっ掴む。
「おっ?」
それをつかんだ瞬間身体中の痛みが嘘のように消えた。お腹の穴が無くなった。
それは一振りの剣だった。刀身が眩く輝きものすごいエネルギーを感じさせる。でも眩しい訳ではない。と、そこでステータスウィンドウが出てくる。
「・・・」
僕は見てみぬふりをした。
「それが……」
回復術師さんもこの刀身に見惚れてる。でも、そんな暇はない。バンが大量のゴブリンやらオーク、サイクロプスなんか出してきた。大隊が押されてきている。
「回復術師さん」
「はっ、す、すまない」
「いえ、その気持ちはわかります。早く、これを届けないと。いってきます」
「ああ、頼んだ」
僕は改造聖剣を鞘にしまい、リーゼロッテさんのところに向けて腕に付けていたSCP-429を起動させた。
さぁ、反撃開始だ。
「リーゼロッテさん!」
「ヨシヒコ!」
転移した後僕は少しの間目が見えなくなる。SCP-429のデメリットだ。少し混乱したが今はそんなことは関係ない。近くにいるはずのリーゼロッテさんに声をかける。返事をした声はかなり消耗した声だっただった。
ようやく見えたリーゼロッテさんが今持っている剣は業物に見えるけどやっぱり聖剣とは違ってモンスターを殺しにくいのだろう、かなりの消耗が見える。
「できたか!」
「はい!これを!」
鞘に納められた聖剣をリーゼロッテさんのところに投げる。リーゼロッテさんは聖剣の柄を握り、一気に抜き放った。
光がまた、輝いた。襲いかかってくるモンスターをリーゼロッテさんは聖剣で斬る。
「これは……」
モンスターは豆腐のように切り裂かれた。その感触を見てリーゼロッテさんはバンに向かって走り出す。
「行くぞ『七大罪』。ここがお前の死地だ!」
「ふん、たかが聖剣が輝くようになっただけの事!調子に乗るなよ!その聖剣ごと叩き潰してくれる!」
第2ラウンド、開始だ。




